スポンサープロダクト広告を使用した効果的なターゲティングのための簡単なガイド
スポンサープロダクト広告を使用して、ターゲティングを通じて売上を伸ばすのに役立つポイント
スポンサープロダクト広告ターゲティングの概要
ターゲティングの概要とそれが重要な理由
スポンサープロダクト広告ターゲティングの紹介
強力なターゲティングはスポンサープロダクト広告キャンペーンの基盤構築に重要であり、購入者の意図と商品を一致させるのに役立ちます。
ターゲティングの概要
ターゲティングとは、広告を表示する際のコンテキストを設定する方法です。
これは複数の方法で行われます。最も一般的な方法は、お客様がオンラインで商品を探す際に使用する商品検索ワードと貴社の広告を一致させるようなキーワードを使用することです。
このガイドでは、Amazon Adsのスポンサープロダクト広告ターゲティングについて、知っておくべきことをご紹介します。以下のすべてについて学ぶには、引き続きお読みください。
- スポンサープロダクト広告キャンペーンのターゲティングオプション
- スポンサープロダクト広告ターゲティングを使用してAmazon内で関連性の高い購入者にはたらきかける方法
- ターゲティングを使用した広告目標の達成
スポンサープロダクト広告を使用したターゲティングオプション
最も関連性の高いコンテキストで商品を宣伝する
利用可能なターゲティングオプションをより深く理解しましょう
この章では、スポンサープロダクト広告キャンペーンの各ターゲティングオプションの主な違いについてご紹介します。
ターゲティングオプションについて説明する前に、まずは重要な定義を2つご紹介します。
- お客様の商品検索用語:Amazonのお客様がAmazonストアで商品を探すときに使用する単語やフレーズ
- キーワード:マニュアルキャンペーンで入札して、お客様の商品検索用語に一致させる単語の組み合わせ
スポンサープロダクト広告では、次の3つのターゲティングオプションがあります。
- オートターゲティング
- マニュアルターゲティング
- 除外ターゲティング
これらのオプションについて、もう少し詳しく見てみましょう。
オートターゲティング
オートターゲティングでは、広告を自動的にキーワードや商品と一致させます。これらのキーワードや商品は、広告を掲載している商品と類似したものが選択されます。広告とキーワードや商品のマッチングは、過去の商品検索ワードと商品情報に基づいて行われます。
スポンサープロダクト広告を初めて利用する場合、このターゲティングオプションは新規キャンペーンをスムーズに開始するのに役立ちます。すでに広告掲載の経験がある場合、このターゲティングオプションは検索トレンドの把握や、マニュアルキャンペーンで使用するキーワードを見つけるのに役立ちます。
マニュアルターゲティング
マニュアルターゲティングでは、ターゲットに設定するキーワードや商品を手動で選択できます。このターゲティングオプションでは、独自のターゲットを選択でき、ターゲットレベルでパフォーマンスを管理することができます。
除外ターゲティング
除外ターゲティングは、広告と関連付けたくないキーワード、商品、ブランドを除外し、キャンペーンパフォーマンスと費用を最適化するのに役立ちます。このターゲティングは、オートターゲティングとマニュアルターゲティング両方のキャンペーンで使用できます。除外ターゲティングは以下のいずれかの方法で追加できます。
- キャンペーンの設定時(「キャンペーンの作成」ウィンドウで、「除外キーワードターゲティング」または「除外商品ターゲティング」までスクロールして追加)
- または、後ほど、広告コンソールでキャンペーン名をクリックし、左側の「除外キーワード」タブから除外キーワードを追加します
ターゲティング戦略の選択
広告コンソールで新しいキャンペーンを作成する際にターゲティング戦略を選択できます。キャンペーンが公開されると、キャンペーンターゲティングは変更できません。そのため、ターゲティング戦略を変更する場合は、新しいキャンペーンを設定する必要があります。
スポンサープロダクト広告を使用したオートターゲティング
オートターゲティングを使用して、スポンサープロダクト広告キャンペーンの目標を達成する方法
オートターゲティングの詳細
オートターゲティングを使用することで、すばやく簡単に広告を開始できます。
Amazon Adsで、購入者の検索クエリや商品と広告を一致させます。これにより、広告主様の時間を節約し、重要なインサイトを提供します。オートターゲティングを使用すると、広告は、Amazon内の商品検索結果ページと商品詳細ページに表示される対象となります。これは、関連性の高いお客様の商品検索ワードと広告を一致させるために、Amazonが広告主様に代わって使用する複数のデフォルト戦略に基づきます。
オートターゲティングでは、4つの戦略が利用可能です。
- ほぼ一致
- おおまか一致
- 代替商品
- 補完商品
これらのオプションについて、もう少し詳しく見てみましょう。
ほぼ一致:商品と関連性が高い検索用語を使用した購入者に広告が表示される場合があります。商品が「Kitchen Smart – ステンレス鋼製大型エスプレッソメーカー」である場合、購入者が「大型エスプレッソメーカー」や「ステンレス鋼製エスプレッソマシン」などの検索用語を使用した際に広告が表示されます。
おおまか一致:商品とおおまかに関連する検索用語を使用している購入者に広告が表示される場合があります。商品が「Kitchen Smart – ステンレス鋼製大型エスプレッソメーカー」の場合、購入者が「コーヒーマシン」や「大型シルバーエスプレッソマシン」などの検索用語を使用した際に広告が表示されることがあります。
代替商品:貴社と類似する商品の商品詳細ページを閲覧している購入者に広告が表示される場合があります。商品が「Kitchen Smart – エスプレッソメーカー、ステンレス鋼製、メタリック」の場合、「コーヒーの粉」と「エスプレッソカップ」を含む商品詳細ページに広告が表示されます。
補完商品:商品を補完する商品の商品詳細ページを閲覧している購入者に広告が表示される場合があります。商品が「Kitchen Smart – エスプレッソメーカー、ステンレス鋼製、メタリック」の場合、「クイーンサイズの掛け布団」と「羽毛枕」を含む商品詳細ページに広告が表示されます。
以下を覚えておいてください。
オートキャンペーンで「入札額の初期値」を設定するか、ターゲティンググループ(ほぼ一致、おおまか一致、代替商品、補完商品)別に入札額を設定してキャンペーンパフォーマンスを管理することもできます。パフォーマンスの最大化に役立てるために、「動的な入札 – アップとダウン」の使用をおすすめします。また、ROASに合わせて最適化を行う場合は、「動的な入札 – ダウンのみ」の使用もご検討ください。
オートターゲティングを使用すべきタイミング。
- スポンサープロダクト広告を使用したいが、何から始めればよいかわからない場合
- 定期的にキャンペーンを最適化する時間がなく、トレンドや季節性の変化に動的に対応できるようなキャンペーンを希望している場合
- リーチを広げ、より多くのお客様を見つけたい場合
- 別のカテゴリーで新商品を発売しており、商品検索に関するインサイトを入手したい場合
- マニュアルキャンペーンに追加できる、クリックや売上につながる新しいキーワードを特定したい場合
オートターゲティングキャンペーンを開始するには、アカウントのキャンペーンビルダーにアクセスします。
スポンサープロダクト広告を開始したばかりですか?
オートターゲティングキャンペーンから始めることをおすすめします。このオプションでは、Amazon Adsが広告主様のためにキーワードを選択します。そのため、Amazonのストアでどのように商品が発見されているかを把握することができます。マニュアルキャンペーンを開始する前に、2週間ほどオートキャンペーンを実施することをおすすめします。
すでにマニュアルキャンペーンを実施していますか?
オートターゲティングはマニュアルキャンペーンを補完する優れた機能です。多くの場合、広告主様は両方のキャンペーンを利用し成功につなげています。オートキャンペーンの検索ワードレポートから得た指標を分析することにより、マニュアルターゲティングキャンペーンでターゲットに設定するのに最適なキーワードや商品に関するインサイトを得ることができます。
オートターゲティングとマニュアルターゲティングを併用することには、いくつかの利点があります。オートキャンペーンを実施すると、最新のショッピングトレンドを把握するのに役立ち、そこから得たインサイトをマニュアルキャンペーンのターゲティング戦略に反映させることができます。特定したパフォーマンスの高いターゲットをマニュアルキャンペーンに追加し、キーワードや商品に対してより競争力のある入札を行うことで、キャンペーンの目標を達成するのに役立ちます。
オートターゲティングの詳細については、ヘルプページをご覧ください。
スポンサープロダクト広告を使用したマニュアルターゲティング(キーワード)
スポンサープロダクト広告キャンペーンでキーワードターゲティングを使用すべきタイミング、場所、理由
キーワードターゲティングの詳細
キーワードターゲティングでは、キャンペーンに追加する特定のキーワードを選択できます。これは、商品検索結果や商品詳細ページに商品を表示するのに役立つ場合があります。
キーワードキャンペーンを作成または更新する際は、推奨キーワードのリストから選択するか、独自のキーワードを入力するか、その両方を組み合わせることができます。
キーワード調査は時間のかかる作業になる場合があります。そのため、当社はキーワードの選択をサポートするために、推奨キーワードと推奨入札額を提供しています。これらの推奨事項は、広告主様に合わせてカスタマイズされているため、広告主様はキーワードを調べる代わりにその他の業務に集中できます。
これらの推奨事項は、ストア全体の関連性の高いインサイトを組み合わせることにより、いくつかの方法で作成されます。
- まず、過去に広告主様にとって効果が見られたキーワードと、Amazon全体でより広範囲に効果が見られたキーワードが評価されます。
- 次に、Amazon内でお客様が検索しているものと、これらの検索が売上につながる頻度を調べます。
マッチタイプに関する詳細。
マッチタイプはターゲティングを管理する手段として使用され、広告の表示対象となる検索用語を微調整するのに役立ちます。キーワードターゲティングには、次の3つのマッチタイプがあります。
- 部分一致
- フレーズ一致
- 完全一致
これらのオプションについて、もう少し詳しく見てみましょう。
部分一致: このマッチタイプでは、お客様の商品検索用語に対してより広範囲に広告が表示されます。商品検索には、キーワードを任意の順序で含めることができます。これには、キーワードの意味と広告対象商品のコンテキストによって決まる単数形、複数形、変化形、同義語、および関連する用語が含まれる場合があります。キーワード自体は、お客様の商品検索に含まれていない可能性があります。
たとえば、「スニーカー」というキーワードは、「キャンバススニーカー」、「スニーカー」、「バスケットボールシューズ」、「運動靴」、「クリート靴」、「トレーナー」、「フォームランナー」などのお客様の商品検索用語と一致する場合があります。
フレーズ一致: このマッチタイプは部分一致よりも制限が厳しく、通常、広告に対してより関連性の高い掲載枠になります。部分一致で得られる幅広い露出度と、完全一致で得られる可能性のある精度の高いターゲティングをバランスよく提供します。一致した検索用語には、ターゲットキーワードのすべてのコンポーネントが同じ順序で含まれます。フレーズ一致には、キーワードの複数形も含まれます。
たとえば、「Dopplerコットンシーツセット」の広告を掲載する場合、「Dopplerコットンシーツセット(ブルー)」、「Dopplerコットンシーツセット」、「キングDopplerコットンシーツセット」などの商品検索用語に対し、フレーズ一致が表示されます。
完全一致: このマッチタイプは最も制限が厳しいタイプですが、検索との関連性がより高い場合があり、コンバージョン率が最も高くなる傾向があります。検索用語は、ターゲットに設定したキーワードと単語に(同じ単語と同じ順序で)一致します。完全一致には、キーワードの複数形も含まれます。
たとえば、「Dopplerコットンシーツセット」で広告を掲載する場合、「Dopplerコットンシーツセッツ」などの商品検索用語に対し、完全一致が表示されます。
以下を覚えておいてください。
- キーワードは大文字と小文字が区別されないため、検索用語の大文字小文字を一致させます。
- 文字数制限は、1つのキーワードにつき最大10語、80文字までです。
- キーワードに含めることができるのは、文字、数字、スペースです。
- 疑問符、スラッシュ、二重引用符、アンパサンド、バックラッシュなどの他の特殊文字は使用できません。
マニュアル(キーワード)ターゲティングキャンペーンを開始するには、アカウントのキャンペーンビルダーにアクセスします。「ターゲティング」で「マニュアルターゲティング」を選択し、下にスクロールして「ターゲティング」セクションで「キーワードターゲティング」を選択します。
重要なポイント。
- 別の入札額で3つすべてのマッチタイプをテストして、キャンペーンパフォーマンスを最大化するのに役立てます。たとえば、キーワードの1つが「Dopplerコットンシーツセット」の場合、そのキーワードを、部分一致、フレーズ一致、完全一致に追加し、それぞれに推奨入札額を適用します。入札額を個々のキーワードレベルではなく広告グループレベルで管理する場合は、パフォーマンスの最大化に役立てるために、「動的な入札 – アップとダウン」を使用することをおすすめします。
- マニュアル入札を設定する場合、完全一致で最高入札額、フレーズ一致でより低い入札額、部分一致で最低入札額を設定することをおすすめします。キーワードを一時停止する前に、さまざまなマッチタイプを1~2週間以上はテストして十分なデータを集めてください。同じキーワードに異なるマッチタイプを追加しても、広告主様の入札キーワード同士が競合することはありませんのでご安心ください。
キーワードタイプ
ブランドキーワードやカテゴリーキーワードなど、キーワードタイプに関連するさまざまな用語について聞いたことがあるかもしれません。
これらのオプションについて、もう少し詳しく見てみましょう。
ブランドキーワードは、ブランドまたは販売するブランドに直接関連付けられたものです。ブランド名(例:KitchenSmart)だけでなく、ブランド名と他の単語の任意の組み合わせ(例:KitchenSmartエスプレッソマシン)も含まれます。同業他社も貴社のブランドキーワードに入札している可能性があるため、ブランド防御戦略として、ブランドキーワードに入札することを検討してください。
カテゴリーキーワードとは、任意の商品やカテゴリーに関連する、ブランド名を含まない(一般的な)キーワードです。それらは、ショートテール(「女性用ランニングシューズ」など1〜3語)とロングテール(商品のフルネームなど、特定の商品を探すときに使用される、通常は3語以上の単語の組み合わせ)の場合があります。認知度を高めるには、ショートテールのカテゴリーキーワードを幅広く作成することに重点を置く必要があります。検討とコンバージョンを促進するには、より具体的でより長いロングテールキーワードに注力します。また、複数のキャンペーンで複数の広告対象商品に関連性の高いカテゴリーキーワードに入札している場合は、商品ごとの優先順位に応じて入札額を設定します。これにより、優先度の高い商品については上位の広告掲載枠を獲得する絶好の機会が得られ、優先度の低い商品についても検索結果ページに表示される機会が得られます。
調査する。
類似商品の商品詳細ページで使用されている説明用語を調査したり、商品カテゴリー内の他のブランドで商品がどのように説明されているかを調べたりすることも役に立つ場合があります。このインサイトを、自社のキーワード選定の参考にしてください。また、カテゴリー内にある他のブランドは知っているが、貴社のブランドは知らないというお客様にも、商品を発見していただくのに役立ちます。
Kindle Direct Publishing(KDP)の著者や書籍のお取引会社様向けの注意事項です。
キャンペーンで、あいまいなキーワードから具体的なキーワードまで、幅広いキーワードを選択することをおすすめします。本とカテゴリー全体を表す幅広い用語(例:電子書籍のベストセラー、人気の著者)、関連ジャンル(例: 女性の著者、古典)、類似する著者またはパブリッシャー(例: シャーロット・ブロンテ、ペンギン・クラシック)、および本と関連性の高い用語、テーマ、ASIN(例: ヒースクリフ、ASIN 0141439556)を選択します。
アカウントのキャンペーンの概要にアクセスして、キーワードを追加するキャンペーンを選択します。新たにマニュアル(キーワード)ターゲティングキャンペーンを開始する場合は、アカウントのキャンペーンビルダーにアクセスします。
次の場合にキーワードターゲティングを選択します。
- どのキーワードをターゲットに設定したいのか把握している場合
- ターゲティングと支出額をより細かく管理したい場合
- 広告を表示する具体的なキーワードを特定し、入札額を最適化して、最もパフォーマンスの高いキーワードを最大限に活用したい場合
キーワードターゲティングの詳細については、ヘルプページをご覧ください。
スポンサープロダクト広告を使用したマニュアルターゲティング(商品)
スポンサープロダクト広告キャンペーンで商品ターゲティングについて知っておくべき情報
商品ターゲティングの詳細
商品ターゲティングは、広告対象商品と関連性の高い特定の商品、カテゴリー、ブランド、その他の商品の機能をターゲットに設定することができる、マニュアルターゲティングのタイプの1つです。個別の商品、またはカテゴリー全体(「女性用ランニングシューズ」など)をターゲットに設定できます。ブランド、価格帯、評価、Amazonプライム配送の利用資格などの商品属性で、カテゴリーのターゲットをさらに絞り込むことができます。
商品をターゲットに設定すると、広告は商品詳細ページや、ターゲットの商品が検索結果の上位に表示される検索結果ページでのインプレッションの対象となります。
商品ターゲティングを開始するには、いくつかの方法があります。
- オートターゲティングキャンペーンの指標を使用する
- 「推奨」ターゲットを使用する
- カテゴリーターゲティングから始める
これらのオプションについて、もう少し詳しく見てみましょう。
オートターゲティングキャンペーンの指標を使用します。 オートターゲティングキャンペーンの検索ワードレポートを確認します。クリックやコンバージョンを生み出すターゲットのASINは「検索用語」列に表示されます。ASINは常に10文字で、すべて数字(例:0015366456)または「B」で始まります(例:「B00JPFUVUU」)。これらは、ターゲットとして商品ターゲティングキャンペーンに追加することができます。
「推奨」ターゲットを使用します。 商品ターゲティングキャンペーンを作成するときは、「推奨」タブでターゲティングの推奨事項を確認してください。これらの商品は、購入者が頻繁に閲覧、クリック、広告対象商品と一緒に購入する商品など、購入者のインタラクションに基づいて識別されます。
カテゴリーのターゲティングから始めます。 カテゴリーターゲティングオプションの「推奨」タブでは、ターゲットに設定する関連性の高いカテゴリーを推奨します。検索ワードレポートには、特定のクリックとコンバージョンを生成したこのカテゴリーの個々のASINが表示されます。この情報を使用して、個々のASINに対するターゲティングを絞り込むことができます。
マニュアル(商品)ターゲティングキャンペーンを開始するには、アカウントのキャンペーンビルダーにアクセスします。「ターゲティング」で「マニュアルターゲティング」を選択し、下にスクロールして「ターゲティング」セクションで「商品ターゲティング」を選択します。
以下を覚えておいてください。
商品ターゲティングキャンペーンを設定する際は、広告目標を覚えておいてください。認知度の向上を目標としている場合には、幅広いカテゴリーとASINをターゲットに設定します。商品の検討を増やすことを目標としている場合は、カテゴリーやASINのターゲティングを類似のカテゴリー/ASINに絞り込みます。コンバージョンを最大化する場合は、カテゴリーターゲティングの使用を制限して、レビューの星の数が多い商品に対するASINターゲティングをより重視します。
次の場合に商品ターゲティングを選択します。
- 特定の商品関連キーワードをターゲットに設定するのではなく、ターゲットに設定する商品やカテゴリーを把握できており、幅広いリーチを求めている場合
- 海外のマーケットプレイスでキャンペーンを開始するにあたり、翻訳に頼ったキーワード検索は行いたくないと考えている場合
スポンサープロダクト広告キャンペーンでキーワードと商品ターゲティングの両方を使用している米国の広告主様は、キーワードターゲティングのみを使用している広告主様と比較して、インプレッションが14.38%、クリック数が15%、コンバージョンが11%増加しています。
Amazon Internalデータ、米国、2021年6月
商品ターゲティングの詳細については、ヘルプページをご覧ください。
スポンサープロダクト広告を使用した除外ターゲティング
スポンサープロダクト広告キャンペーンに除外ターゲットを追加してキャンペーンを最適化する
除外ターゲティングの詳細
除外キーワードを使用すると、キャンペーン目標に適合しない商品検索結果ページに広告が表示されないようにするのに役立ちます。
さらに詳細な管理により、クリックスルー率(CTR)、広告費用対効果(ROAS)およびクリック課金制(CPC)などの広告パフォーマンス指標を改善するのに役立つ場合があります。
以下に例を示します。
カメラレンズの広告を掲載しているとします。キャンペーン目標は補完商品に広告を表示することですが、互換性のないカメラの隣に広告が表示されていることがわかりました。除外するASINとしてこのカメラを追加することで、広告が表示されなくなります。これは、貴社の商品と関連しない掲載枠に対する支払いを回避するのに役立ちます。
商品ターゲティングでは、ASINの商品ページに広告が表示されないように、商品の除外リストを追加することができます。
以下を除外キーワードとして追加することを検討してください。
キーワードターゲティング:
- パフォーマンスの低いキーワード
- 広告を表示したくない商品検索用語
商品ターゲティング:
- パフォーマンスの低いASIN
- 広告を表示したくないASIN
- 広告グループ内の補完商品以外のASIN
除外キーワードとともに、フレーズ一致または完全一致を使用することをおすすめします。
- 除外キーワードのフレーズ一致:フレーズ全体または類似バリエーションを含む商品検索用語には広告を表示しません。
- 除外キーワードの完全一致:完全一致のフレーズまたは類似バリエーションを含む商品検索用語には広告が表示されません。
アカウントの「キャンペーンの概要」にアクセスして、除外キーワードを追加するキャンペーン名をクリックします。「除外キーワード」タブに進み、キャンペーンに除外キーワードを適用します。
注: 除外キーワードは、キャンペーン全体に追加するか、一部の広告グループに追加します。特定の広告グループに除外キーワードを追加する場合は、広告グループ名をクリックして「除外ターゲティング」タブに移動します。
以下を覚えておいてください。
除外ターゲティングは、新しいキャンペーンを作成する際、および既存のキャンペーンを編集する際に、「除外ターゲティング」タブで追加することができます。キーワードを除外ターゲットとして追加することを決定する前に、20回以上のクリックを獲得してから、パフォーマンスを評価することをおすすめします。なお、除外ターゲットを追加するアクションは永続的なものではなく、いつでも削除できます。ただし、戦略を変更する前に、除外キーワードは2週間以上実行してください。
スポンサープロダクト広告キャンペーンの戦略的ターゲティングの設定
広告目標にキャンペーン構成を適合させる方法
戦略的になる方法。
新しくスポンサープロダクト広告キャンペーンを開始する際には、さまざまな目標があるかもしれません。たとえば、商品の発売を広告でサポートし、新商品の認知度を高めるような場合です。また、既存商品の売上を伸ばしたい、セールやクーポンを強化するのに役立てたいという場合もあるでしょう。または、リーチを拡大し、ブランドがAmazonのストアでより多くの購入者にはたらきかけるのに役立てることを目指しているかもしれません。
まず、ビジネス目標の設定から始めましょう。
キャンペーンを作成する際、達成したい主な目標を設定することで、その目標を達成するのに貢献する最適なターゲティング方法や商品を選択するのに役立ちます。出品する商品ごとに達成したいビジネス目標を設定することから検討しましょう。価格、在庫状況、カテゴリーを考慮に入れることで、キャンペーン内で商品を論理的にグループ化できます。
次に、キャンペーン戦略を選択します。
主な広告目標に応じて、目標に最適な戦略を選択します。
- 拡大:トラフィックの多いカテゴリーのキーワードと商品に焦点を当てる
- プロモーション:クーポンを使用して商品の売上を促進するために特定のキャンペーンを作成する
- 保護:ブランドキーワードとターゲティングに焦点を当てる
- 獲得:競合他社の商品をターゲットに設定する
- アップセル:広告を掲載する商品のうち大きいサイズなど、高価格帯の商品向けのキーワードを使用する
- クロスセル:隣接するカテゴリーの商品をターゲットにする
覚えておくべき6つのポイント
- キャンペーン作成: 必要な数のキャンペーンを作成し、パフォーマンスをモニタリングしやすい方法で構成します。たとえば、ある商品のROASを最適化しようとしているものの、別の商品の認知度を高め、インプレッションを重視したい場合は、同じキャンペーン内に2つの広告グループを別々に設定するか、2つのキャンペーンを別々に設定することをおすすめします。
- 広告グループ名: わかりやすく、意味のある広告グループ名を割り当てます。広告グループ名はキャンペーン内で一意である必要がありますが、異なるキャンペーンで同じ名前を使用できます。
- 商品: 関連性の高い商品を選択して広告グループにまとめます。キーワード、商品/カテゴリーターゲティング、そして入札額は、広告グループ内のすべての商品に適用されます。広告グループあたり最大1,000点まで商品を追加できます。ASINの数がわずかしかない場合は、キャンペーンごとにASINを1つ用意し、特定のASINに費やす予算を設定することをおすすめします。
- キャンペーンの編集: 広告グループにはいつでも新商品を追加できます。キャンペーンを保存した後に、キャンペーンに他の広告グループを追加することもできます。
- ターゲティング戦略: 同一のキャンペーンや広告グループ内で異なるターゲティング戦略を混在させないようにすることをおすすめします。これにより、効果測定のために広告戦略とKPIとの整合性を確保します。たとえば、検討の施策は、インプレッションやクリックスルー率で測定可能です。しかし、コンバージョンの施策は、売上に基づいて測定される場合があります。
- パフォーマンスの最適化: レポートから得られた情報を使用して、キャンペーンを定期的に最適化します。目標と過去のキャンペーンパフォーマンスに基づいてベンチマークを確立する必要があります。次に、戦略が目標を満たしているかどうかを判断するために、該当するパフォーマンスを測定します。週次または月次レポートをメールで送信するようにスケジュール設定し、キャンペーンマネージャーで定期的にパフォーマンスをチェックするようにしましょう。キャンペーンマネージャーでキャンペーンを編集するたびに、推奨されるキャンペーン設定の変更が表示され、数回クリックするだけでキャンペーンに追加できます。
キャンペーン構成と広告グループ構成の例は次のとおりです。
キャンペーン構成が広告パフォーマンスに与える影響
以下に例を示します。
複数のパックサイズで販売されている商品のスポンサープロダクト広告キャンペーンを実施しているとします。1か月後、最小パックサイズがキャンペーンのインプレッションのほぼ100%を獲得したことに気付きました。キャンペーンのROASには満足しますが、より大きなパックサイズの認知度を高めたいと思います。
以下のアクションを実行することができます。
この場合、異なるパックサイズをターゲットに設定する複数のキーワード広告グループまたはキャンペーンにセグメント化し、キーワードを異なるパックサイズに合わせて調整することをおすすめします。
アカウントの「キャンペーンの概要」にアクセスして、新しいキャンペーンを開始するか、既存のキャンペーンを最適化します。
スポンサープロダクト広告ターゲティングのチェックリスト
スポンサープロダクト広告ターゲティングを開始するためのポイント
これらの戦略を使用したスポンサープロダクト広告キャンペーンの最適化
この包括的なガイドが参考になり、ターゲティングを使用してスポンサープロダクト広告キャンペーンを最適化する準備に役立てていただければ幸いです。
ターゲティングについて引き続き学ぶには、ターゲティングに関するオンラインセミナーにご参加ください。
キャンペーンを最適化する際に覚えておくべき重要なポイントをご紹介します。
- 常時掲載のアプローチを採用します。 「エバーグリーン」キャンペーンを実施して、広告対象商品と類似する商品を探している購入者にいつでも広告を表示する機会が得られるようにすることを検討してください。
- 小規模に始めます。 一般的なデジタル広告、特にスポンサープロダクト広告の習熟度レベルに応じて、1つのターゲティングの種類(オートまたはマニュアル)で始めることを検討してください。オートキャンペーンは、迅速かつ簡単に開始できます。マニュアル(キーワードまたは商品)キャンペーンでは、キャンペーンパフォーマンスをより細かく管理できます。
- テストして情報を入手します。 初回キャンペーンを開始して初期の成果を確認したら、異なるターゲティングの種類で別のキャンペーンを開始して、何が最適かをテストします。キーワードターゲティングキャンペーンですべてのマッチタイプをテストしてください。入手した情報に基づいて、商品をさらに追加して売上を最大化し、キャンペーンを最適化します。
- 最適化の推奨事項を定期的に確認します。 広告コンソールにログインし、新しいキーワードや入札額など、キャンペーンの最適化の推奨事項を確認します。
- 除外キーワードの追加を検討します。 広告を表示したくない商品に関連するキーワードを除外して、キャンペーンパフォーマンスをより適切に管理することができます。
最後までお読みいただきありがとうございました
スポンサープロダクト広告を使用した効果的なターゲティングのための簡単なガイド