ガイド
Amazon Adsでスポンサーディスプレイ広告向け動画クリエイティブを開始する
スポンサーディスプレイ広告で宣伝すると、お客様が時間を費やすあらゆる場所で、独自の視覚言語を活用しながら広告を配信することができ、ブランドの成長に役立てられます。
広告クリエイティブは、マーケティングキャンペーンを成功させる上で重要な要素であり、購入者がブランドや商品の体験に魅力を感じてもらうのに役立ちます。お客様とつながる魅力的な機会を創出する手助けとして、スポンサーディスプレイ広告向け動画クリエイティブを開始するためのガイドを作成しました。
スポンサーディスプレイ広告向け動画クリエイティブをブランドが利用するメリット
商品の使用場面を紹介する
チュートリアルや開封動画などを通じて、より魅力的なコンテンツで、オーディエンスが商品やブランドについて理解できるようにサポートします。
キャンペーン目標の達成を支援する
動画広告を掲載する際、スポンサーディスプレイ広告の独自の入札オプション1,000回表示あたりの単価（CPM）またはクリック課金制（CPC）などを利用して、リーチ、検討、コンバージョンの目標の最大化に役立てられます。動画クリエイティブをコンテキストターゲティングやスポンサーディスプレイ広告のオーディエンスと組み合わせれば、関連性の高いオーディエンスに働きかけるのに役立ちます。
商品のエンゲージメント向上に役立つ
動画広告を商品詳細ページに直接リンクさせることができるため、オーディエンスが商品についての詳細を知り、購入を検討するよう促すのに役立てられます。
動画広告の作成に役立つリソース
自社で動画を作成する場合も、信頼できるサービスプロバイダーからサポートを受ける場合も、既存の動画アセットを再利用する場合も、高品質の動画クリエイティブを作成できるようお手伝いします。既存のツールの詳細については、以下をご覧ください。
信頼できるサービスプロバイダーからサポートを受ける
ポリシーに準拠した高品質でインパクトの強い動画を、Amazon Adsパートナー検索ディレクトリ内の認定されたAmazonサービスプロバイダーから入手できます。
Wyzowlの調査によると、お客様の69%は、新しい商品やサービスについて、テキストベースの記事やインフォグラフィックなどの他のメディアよりも動画を通じて知りたいと回答しています。
参照元： Wyzowl、Video Marketing Statistics、2021年
インパクトの強い動画クリエイティブにするためのポイント
1.目標を補完するクリエイティブを使用する
ブランドを成長させて認知度を高めることを目標としていますか？それとも、商品の検討とコンバージョンを重視していますか？ 最初のステップは、目標を定義して、クリエイティブがその目標をどのように補完できるかを決めることです。オーディエンスのニーズと、どのようなメッセージが最も役立つかを必ず検討してください。広告のコンテキストと関連性は、オーディエンスに働きかける場所によって異なります。
2.広告主様の商品を際立たせている特徴を示すことでお客様に働きかける
商品やブランドのストーリーを伝えるビジュアルを使用して、感情的なつながりを築いてみましょう。商品の使用方法を紹介して、商品を際立たせる主な特徴に焦点を当て、商品がお客様の生活にどのように適合するかをお客様が想像できるように支援できます。
3.ブランドのトーンに忠実である
ブランディングは、商品の独自性をアピールして、ブランド名、ロゴ、デザイン、ストーリーを通じてアイデンティティを際立たせるのに役立ちます。一貫したブランディングは、他の出品者との差別化を図り、お客様とのつながりを深め、商品のエンゲージメントを高めるのに役立ちます。ブランド構築のヒントが必要ですか？ このオンラインセミナーでは、ストーリーの作成、ミッションの共有、スタイルガイドの継続的な応用について説明します。
4.見出しとロゴを含める
見出しとロゴはキャンペーン設定では任意ですが、追加することを強くお勧めします。まず、商品やブランドについての魅力的なストーリーを伝えるのに役立ちます。次に、お客様の心に貴社のブランドをすぐに定着させるのに役立ちます。
5.字幕を使用して、音声なしで購入者にリーチする
多くのお客様は、モバイルデバイスで商品を探し、音声なしで広告を見ます。スポンサーディスプレイ動画広告は、ミュート時に自動再生され、お客様が「ミュート解除」をクリックできるようになっています。お客様が重要な情報を見逃さないように、キャプションを追加することをお勧めします。
6.購入者の現地語で語りかける
動画と音声は、広告が表示されるサイトの主要言語が使われている必要があります。字幕、テキストの翻訳、商品情報などのその他の重要なテキストは、特に動画の音声が別の言語である場合は、現地語でなければなりません。
7.審査でのミスに注意する
動画クリエイティブはすべてAmazon Adsの審査を受ける必要があります。広告が一回目で承認されるように、ガイドラインに準拠していることを確認することが重要です。最も一般的な却下理由は次のとおりです。
- 72ppiを下回る低画像解像度
- ぼやけた、不鮮明、モザイクのかかった、または認識できない映像
- 動画の最初や最後の黒または空白のフレーム
- 判読不可能なテキスト（テキストのサイズは、平均的なお客様が読むのに十分な大きさでなければなりません）
- 最大再生時間に達したときに突然終了するような編集
- 音飛びする、不快感を与える、過度にペースの速いカットと編集
- 注意力を削ぐ、かん高い、予想外の、または暴力的で、不快感を与える音声
- 急な音量の変化
- 根拠のない主張
- 文法上の誤りが含まれたタイトル
動画と音声の仕様
| 動画のサイズ | 1920 x 1080ピクセル以上 |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 最小再生時間 | 6秒 |
| 最大再生時間 | 45秒 |
| 最大ファイルサイズ | 500MB |
| 最小動画ビットレート | 1mbps |
| 動画フレームレート（fps） | 23.976（推奨）、24、25、29.97 |
| 最小音声ビットレート | 92kbps |
| 音声サンプルレート | 44.1kHzまたは48kHz |
| サポートされているフォーマット | 動画： H.264、MPEG-2またはMPEG-4 音声： PCMまたはAAC |
| 音声チャネル | ステレオまたはモノラル |
動画広告の成果の測定
動画広告を開始したら、広告を閲覧して動画に反応したお客様の数を把握する必要があります。
視聴指標は、リーチに合わせて最適化されたスポンサーディスプレイ広告キャンペーン（vCPM）で利用可能です。これには動画クリエイティブも含まれており、動画キャンペーンのパフォーマンスを測定して最適化するための主な指標を提供します。新しい指標には、動画再生25%時点での視聴数、動画再生50%時点での視聴数、動画再生75%時点での視聴数、動画再生100%時点での視聴数、動画のミュート解除が含まれます。視聴指標は、広告コンソールやレポートセンターで、またはAmazon Ads APIから利用できます。
動画再生100%時点での視聴数指標を使用して、動画広告を最後まで視聴したお客様の数を測定し、お客様が最も共感するコンテンツの種類を詳しく把握することができます。これらのインサイトは、時間の経過とともに、動画の品質を繰り返し検討し、動画視聴を最適化する助けとなり、カスタマーエンゲージメントを高めるのに役立ちます。
| パフォーマンス指標 | 定義 |
|---|---|
| 動画再生25%時点での視聴数 | 動画の25%が視聴された際のインプレッション数 |
| 動画再生50%時点での視聴数 | 動画の50%が視聴された際のインプレッション数 |
| 動画再生75%時点での視聴数 | 動画の75%が視聴された際のインプレッション数 |
| 動画再生100%時点での視聴数 | 動画の100%が視聴された際のインプレッション数 |
| ビューアブルインプレッション | メディア・レイティング・カウンシルのビューアビリティ基準（動画広告全体の50%以上が連続2秒間以上視認範囲に表示される）を満たしたインプレッション数 |
| ミュート解除 | 購入者が動画をミュート解除した際のインプレッション数 |
スポンサーディスプレイ広告の詳細はこちら
Amazonの教育用リソースをご覧ください。
コース
ディスプレイ広告に新たな広告フォーマットが登場しました。ぜひお試しください。Amazon Adsのスポンサーディスプレイ広告のエキスパートが、スポンサーディスプレイ広告の動画クリエイティブを使ってキャンペーンをどのようにアップグレードできるかをご説明します。
よくある質問
動画は、Amazonのトップページと商品詳細ページ全体、お客様が時間を費やすあらゆる場所のほか、Amazon Publisher ServicesのWebサイトやアプリ、その他のサードパーティのWebサイトやアプリ、Amazonが所有・運営する映画コンテンツサイトIMDbでの動画専用掲載枠に表示されます。Amazon Publisher Servicesは、プレミアムコンテンツを大規模に提供するパブリッシャーと直接的な関係を築いており、Comscoreの上位250のウェブドメインの60%以上へのアクセスを提供しています。
動画広告はループで自動再生されます。動画はデフォルトでミュートになり、視聴者が希望する場合は操作ボタンでミュートを解除できます。Amazon Publisher Servicesおよびサードパーティエクスチェンジでは、動画の拡大ボタン、一般的なCTA（コールトゥアクション）（「詳細はこちら」など）、スキップ（インストリームの場合）など追加の機能が動画に含まれる場合がありますが、これはパブリッシャーの設定によって異なります。
視聴者は、既存のスポンサーディスプレイ広告と同様に、広告対象商品のAmazon商品詳細ページに誘導されます。
スポンサーディスプレイ広告は、セルフサービスの広告主様がAmazonのトップページと商品詳細ページ全体に動画広告を大規模に配信するための最初のソリューションです。Amazonストアで販売しているエンデミック広告主様を最大限サポートするために、スポンサーディスプレイ動画広告では、1）関連する商品要素（商品名、レビューの星の数）とオプションの静的アセット（見出し、ロゴなど）を表示して文脈を適切に伝え、2）販売状況を認識し、広告主様が販売につながらないインプレッションやクリックに費用をかけなくて済むようにします。さらに、スポンサーディスプレイ広告独自の標準的な課金方法（vCPMまたはCPC）をご利用いただけます。
スポンサーディスプレイ広告は、スポンサーブランド動画広告と組み合わせて補完的な動画ソリューションとして機能します。スポンサーブランド広告は、広告主様を、キーワードを通じてストアを閲覧したり、関連性の高い商品を見たりしている購入者と結び付けます。スポンサーディスプレイ広告は、ショッピングジャーニーで購入者とつながることができるように（そのような兆候がなくても）Amazonのトップページと商品詳細ページ全体で購入者へのリーチを大規模に拡大するのに役立ちます。広告主様はスポンサーディスプレイ広告に選択した入札額の最適化に応じて、さまざまな動画アセットを使用できます（リーチに合わせた最適化を行うブランド映画、ページの訪問数に合わせた最適化を行うテスティモ二アル、またはコンバージョンに合わせた最適化を行うチュートリアルなど）。広告主様は引き続き、課金方法（vCPMまたはCPC）や販売状況認識（販売につながらない広告の配信停止）など、スポンサーディスプレイ広告の通常の機能を利用できます。
動画クリエイティブは、広告グループレベルの広告フォーマットです。広告グループ内のすべての広告（商品）は、動画クリエイティブとして配信されます。
はい。たとえば、同じキャンペーン内に1つの動画広告グループと1つの画像広告グループを作成できます。
購入者を惹きつけ、ブランドストーリーを伝えるお手伝いをする準備はできましたか？ 下の「さっそく始める」をクリックして、動画クリエイティブを活用したスポンサーディスプレイ広告キャンペーンの作成を開始しましょう。