適切な読者に適切なタイミングでリーチするのにスポンサープロダクト広告がどのように役立ったか

Rosone氏は、自分の著者ブランドを成長させ、本を読んでくれる新しい読者を見つけることを目指しました。Rosone氏はこれを達成するのに役立つ2つの目標を特定しました。

• 適切なタイミングで読者にリーチする。Rosone氏は、スポンサー広告がAmazonで本を購入する読者にリーチし、本を見つけてから購入までのステップを最小限に抑え、コンバージョンのチャンスを増やす助けになることを期待しました。
• それらの本を楽しんでくれそうな読者の前に広告が確実に表示されるようにするのです。

当初、Rosone氏は不安でいっぱいでしたが、最初のキャンペーンを勉強の機会と捉えることにして、長期的な広告戦略を立てるのに役立てようと思いました。オートターゲティング機能を使用して、最初のスポンサープロダクト広告キャンペーンを開始し、キャンペーンを2か月間実施した後にデータを見直しました。検索ワードレポートをダウンロードし、キャンペーンに最も適したキーワード、フレーズ、商品を選択し、これらの情報をマニュアルターゲティングの新しいスポンサープロダクト広告キャンペーンで利用しました。

Rosone氏は、検索ワードレポートに、予算を浪費し収益性に影響する意外なキーワードがいくつかあることに気付き、除外ターゲティング機能を検討することにしました。このなじみのない機能を使うことに自信はありませんでした。しかし、試してみると広告がいっそう効果的になることがわかりました。Rosone氏の戦略は、「ロマンススリラー本、女性向け」や「Brad Thorの本、年代順」など、キャンペーンに合わないキーワード、フレーズ、商品をすべて挙げ、除外ターゲティングを使用して、これらをマニュアルキャンペーンから除外するというものでした。Rosone氏はスリラーとSFの両方とも同じペンネームで執筆しているため、除外ターゲティングにより、SFを閲覧している読者にはRosone氏のSF本の広告のみが表示され、逆にスリラーを閲覧している読者の場合には、同じようにRosone氏のスリラー本の広告のみが表示されるようになりました。除外ターゲティングについて学ぶことが最大の難関でしたが、Front Line Publishingはこのツールのおかげで成功できたので、このツールを他の著者におすすめするポイントのトップに「マスト」と名付けて入れています。

Rosone氏は、スポンサープロダクト広告による宣伝にかかる全体的なコストを削減する戦略も策定しました。シリーズの最初の本だけを宣伝するという戦略です。Rosnone氏は、これらの広告に費やした費用は、1冊の本ではなく、シリーズの読者を獲得するための費用だと考えています。

Rosone氏は、キャンペーンがどれほど効果的かを判断するために、販売中のシリーズについての支出対売上に焦点を当てるよう他の著者に勧めています。そして、自分の「Monroe Doctrine」シリーズの例を挙げました。1冊目の収益は3.49ドルですが、8冊すべてを読む読者からの収益は42ドルになります。他のシリーズの過去のキャンペーンのパフォーマンスに基づいて、Rosone氏はこのキャンペーンの費用対効果は2倍になると予測しています。タイミングも重要であり、通常は2冊目の本が発売され、3冊目の本が予約注文可能になった時点でシリーズ本の宣伝を開始するとRosone氏は述べています。

Amazon Adsは、Front Line Publishingの売上拡大に貢献し、年間収益が2020年の316,547ドルから2022年の634,542ドルに増加しました。¹この増加は、広告費を増やさずに達成されたものです。広告掲載での経験が、より効率的なキャンペーンの構築に役立ちました。

スポンサー広告で成功を収めた結果、Front Line Publishingは現在、総マーケティング予算の最大90％をAmazon Adsに費やしています。スポンサー広告は、読者数の増加に貢献しており、当面マーケティング戦略の不可欠な部分となるでしょう。