ガイド

インクリメンタルリーチに関する詳細とその重要性

インクリメンタルリーチとは、OTT動画広告を通じて広告キャンペーンが表示される追加のユニークオーディエンスを指します。

Amazon Adsの利用を開始して、商品を掲載し、キャンペーンを作成しましょう。

ご利用経験が限られている場合は、お問い合わせいただき、Amazon Adsが管理するサービスをリクエストしてください。最低予算が適用されます。

スポンサーTV広告は、セルフサービス型広告プロダクトです。いかなる規模のブランドも、オーディエンスのテレビ画面を通じてリーチすることが可能です。

注目が集まる場所ではたらきかけましょう。Prime Videoで視聴可能な受賞歴のある番組や映画に表示されるストリーミングTV広告でリーチを拡大しましょう。

近年、広告業界全体で「インクリメンタルリーチ」という言葉がますます普及し、ブランド、代理店、メディアパブリッシャーで使用されています。しかし、正確にはどういう意味でしょうか?そして、なぜ重要なのでしょうか? この投稿では、「ストリームの背景」シリーズの第1弾として、このトピックについて理解を深め、AmazonストリーミングTV広告が広告主様の対象範囲を広げるのにどのように役立つかについて説明します。

1.デジタルマーケティングにおけるリーチとは

リーチとは、広告キャンペーンではたらきかける特定のオーディエンスセグメントの規模または人口の割合を指します。あるキャンペーンが総人口1億3,800万人のうち18歳~49歳の視聴者1億人にはたらきかけると仮定すると、キャンペーンのリーチは1億人または72%となります。

2.インクリメンタルリーチとは

インクリメンタルリーチとは、ブランドのリニアTVキャンペーンでリーチしたオーディエンスのほかに、OTT(オーバーザトップ)動画キャンペーンではたらきかけるユニークオーディエンスを指します。オンライン動画、ソーシャル広告、ディスプレイ広告を使用するなど、広告主様がリニアTVキャンペーンでインクリメンタルリーチを獲得する方法はほかにもありますが、ここではリニアTVとAmazon OTT動画の比較に焦点を当てています。

前に取り上げた、18歳~49歳の1億人の視聴者にはたらきかけるキャンペーンに戻りましょう。1億人の視聴者のうち、8,000万人はリニアTVを視聴して広告主様のキャンペーンを見て、3,000万人はストリーミングTVコンテンツとも呼ばれるOTT動画コンテンツを視聴して広告を見たとします。リニアTVとOTT動画広告の両方を見たオーディエンスは1,000万人でした。つまり、広告主様はOTT動画広告によって、増分2,000万人の視聴者にリーチしたことになります。

3.ブランドにとってインクリメンタルリーチが重要である理由

リニアTVからOTTストリーミング動画に移行する視聴者が増えるにつれ、コードカット(TVの有料契約を解除すること)はますます増加しています。eMarketer1によると、米国の有料テレビ無登録の世帯は2020年末までに5,100万を超え、2024年までに有料テレビ無登録の世帯数は有料テレビ登録世帯数を上回ると考えられています。

こうした動きは、OTT使用の継続的な拡大につながります。ニールセンの2020年第2四半期の総オーディエンス数レポートによると、TVの使用方法の一部としての動画ストリーミングは、2019年第4四半期の19%から2020第2四半期には25%に増加しました2

OTTストリーミング動画の使用増加に伴い、広告主様がリニアTVによってリーチできないオーディエンスが増加しています。そのため、ブランドが広告戦略を調整し、OTT動画キャンペーンを活用して、リニアTVの域を超えたインクリメンタルオーディエンスにはたらきかけることが重要です。

4.AmazonストリーミングTV広告はどのように役立つか

2020年だけで、AmazonストリーミングTV広告による月間リーチは2,000万人から5,000万人に増加しました。このリーチを評価するために、業界で認められているサードパーティの効果測定ソリューションを活用したところ、以下のことが判明しました。

AmazonストリーミングTV広告は、大規模なインクリメンタルオーディエンスにリーチするのに役立ちます。 平均して、AmazonストリーミングTV広告では、リニアTVに加えて3.4%のインクリメンタルリーチを実現しています。たとえば、2020年第2四半期のスポーツドリンクブランドのキャンペーンでは、TVキャンペーンでリーチしたオーディエンスに加え、AmazonストリーミングTV広告で5.3%のインクリメンタルオーディエンスに配信しました。つまり、18~54歳の視聴者400万人は、リニアTVキャンペーンではなく、AmazonストリーミングTV広告によってのみリーチが可能となりました。

AmazonストリーミングTV広告のオーディエンスの大半は、他ではリーチできないオーディエンスです。 平均して、AmazonストリーミングTV広告キャンペーン中にリーチしたオーディエンスの70%は、ブランドのリニアTVキャンペーンを見ていません。そのため、AmazonストリーミングTV広告は広告主様がユニークオーディエンスにリーチを広げるのに役立つ貴重なツールとなります。

AmazonストリーミングTV広告は、リーチするのが困難なオーディエンスセグメントにはたらきかけます。AmazonストリーミングTV広告は、広告主様が若い世代の視聴者やテレビをあまり視聴しない人にリーチするのに役立ちます。たとえば、全国展開しているピザチェーンの2020年第2四半期のAmazonストリーミングTV広告キャンペーンでは、リニアTVキャンペーンと比較して、21~34歳のオーディエンスへの配信の割合が2倍以上高くなっています。AmazonストリーミングTVオーディエンスの半数はテレビをあまり視聴しない人でした。これは、リニアTVキャンペーンによる配信と比べて3倍多くなりました。その結果、AmazonストリーミングTV広告により、テレビをあまり視聴しない人のインクリメンタルリーチが18%増加しました。

5.次のステップ

広告主様の効果測定結果を比較すると、時間の経過とともにAmazonストリーミングTV広告によるインクリメンタルリーチが確実に増加しています。今後も、当社は広告主様やサードパーティの効果測定ソリューションと協力してこうしたリーチ効果を証明し、より効果的なキャンペーン結果を実現していきます。

AmazonストリーミングTV広告についての詳細をご希望ですか? AmazonストリーミングTVオーディエンスとリニアTVオーディエンスの違い、ブランドがAmazonストリーミングTV広告でフルファネルに影響を与える方法など、その他のトピックについては、「ストリームの背景」ブログシリーズをご覧ください。

ご利用経験が限られている場合は、お問い合わせいただき、Amazon Adsが管理するサービスをリクエストしてください。最低予算が適用されます。