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Amazonストアに出品していないビジネスが初めてのスポンサーディスプレイ広告キャンペーンを開始する方法

貴社ビジネスはお客様に発見してもらう価値があります。そして今、Amazonストアに出品していない企業でも、「スポンサーディスプレイ広告」を利用して、オーディエンスを発見し、リーチしてつながることができるようになりました。

スポンサーディスプレイ広告の概要

Amazonストアに商品を出品していない場合でも、「スポンサーディスプレイ広告」はビジネスを成長させるのに役立ちます。「スポンサーディスプレイ広告」は、お客様が時間を費やすあらゆる場所でリーチできるセルフサービスのディスプレイ広告ソリューションです。

「スポンサーディスプレイ広告」はシンプルで使いやすい選択肢で、最低予算要件はありません。始めるために必要なのは、画像、見出し、ロゴだけです。あとはAmazonが、さまざまな掲載枠、サイズ、デバイスに最適化された広告を作成します。広告は、Amazonストアに表示されるだけでなく、Amazon.com、Twitch、IMDbなどのAmazonが所有し運営するサイトや、何千ものサードパーティパブリッシャーのウェブサイトやアプリに掲載できるため、ビジネスの露出を高める機会が増えます。

顧客リードの獲得、ウェブサイトへのトラフィックの促進、適切なお客様への露出の向上など、目標がどのようなものであっても、「スポンサーディスプレイ広告」は、ビジネスにとって最も重要な成果を上げるのに役立てることができます。Amazonストアに商品やサービスを出品しているかどうかは関係ありません。これには次のような業界が含まれます。

  • 住宅および建築サービス
  • 自動車
  • 住宅および建築サービス
  • Health Services
  • 不動産
  • 法務サービス
  • 保険
  • 旅行とホスピタリティ
  • メディアとエンターテインメント
  • 消費者サービス
  • 教育

スポンサーディスプレイ広告の価格

「スポンサーディスプレイ広告」には最低出稿料金の要件がないため、貴社に合った予算を設定できます。広告の課金方法はビジネスニーズに応じて選択でき、ニーズや予算の変化に応じて更新できます。キャンペーンパフォーマンスを最適化するのに役立つ次の2つの課金タイプがあります。

1.クリック課金制(CPC)とは、広告がクリックされるたびに課金される仕組みのことです。

2. vCPMとは、広告のビューアブルインプレッション数1,000回ごとに課金されることを意味します。vCPM請求は、「ビューアブルインプレッションに合わせた最適化」入札オプションを使用する際の、認知度向上への取り組みのコストを把握するのに役立ちます。他のすべての入札額の最適化では、CPC請求が使用されますが、このオプションの料金はvCPM(ビューアブルインプレッション1,000回あたりの広告単価)ベースです。つまり、お客様が広告を閲覧した推定時間に対して請求されることになります。

キャンペーンを開始する前に、広告を通じて達成したいビジネス目標を決めておくことが大切です。事前に目標を定めることにより、後でキャンペーンパフォーマンスをより正確に測定し、分析するのに役立ちます。何を目指すべきかについて考えてみましょう。

認知度の向上: リーチを増やすためにキャンペーンを最適化しましょう。
検討の促進: ページ訪問数を増やすためにキャンペーンを最適化しましょう。
リードの獲得: リード獲得に合わせてキャンペーンを最適化しましょう。

初めてのスポンサーディスプレイ広告キャンペーンを開始する方法

利用を開始するのは簡単です。以下の手順とベストプラクティスに従って、初めての「スポンサーディスプレイ広告キャンペーン」を開始しましょう。

1.広告を掲載に向けて
登録します。「スポンサー広告」で、国には「米国」を選択します。次に、「Amazonで販売されていない商品とサービス」を選択し、アカウント登録に進みます。広告アカウントをすでにお持ちの場合は、サインインし、キャンペーンタイプとして「スポンサーディスプレイ広告」を選択し、次の手順に従ってキャンペーンをすばやく効率よく設定しましょう。

2.キャンペーン設定を選択します。

キャンペーンに名前を付ける:
後で簡単に識別できるように、キャンペーンにはわかりやすい名前を付けます。たとえば、Amazonオーディエンスターゲティングを使用して音楽祭のチケットを宣伝する場合は、キャンペーンに「スポンサーディスプレイ広告 | Amazonオーディエンス | 音楽ファン | [イベント名]」という名前を付けることができます。

開始日と終了日を選択する: 期間限定オファーをプロモーションするために「スポンサーディスプレイ広告」を使用する場合を除き、終了日を設定せずにキャンペーンを実施することをお勧めします。そうすれば、お客様は年間を通じて広告主様のビジネスを見つけることができます。キャンペーンはいつでも一時停止または再開できます。

予算を設定する: 1日を通して広告を表示し続けるのに十分な1日の予算を設定します。どれだけ投資すべきかは、広告主様の広告予算とベンチマークによって異なります。最初のキャンペーンにどれだけ投資すべきかわからない場合は、まず試してみても良いと思える金額を設定してください。その後、キャンペーンをモニタリングして、目標を達成するためにどれくらいの費用が必要なのか詳しく把握していきます。予算はいつでも調整できます。

広告グループを作成する: 広告グループは、キャンペーン内の広告を整理して管理する1つの方法です。広告グループを使用すると、テーマやオーディエンス戦略などで広告をグループ化できます。各キャンペーンは、1つ以上の広告グループで構成されます。最初の広告グループは、キャンペーン開始時に作成されます。最初のキャンペーンを保存した後は、さらに広告グループを追加できます。

3.入札額最適化戦略を選択します。「スポンサーディスプレイ広告」には、柔軟性を高めてコントロールの範囲を広げるために、「リーチ」、「ページ訪問数」、「リード」の3つの入札額最適化戦略があります。選択する最適化戦略は、それぞれ特定のキャンペーン指標と照らして入札額を最適化するのに役立ち、これにより広告の請求方法も決まります。

4.場所を選択します。場所機能を使用すると、「スポンサーディスプレイ広告」を最適化し、特定の地域との関連性の高いお客様に商品やサービスをプロモーションできます。地元の文化や好みを反映するようにキャンペーンをカスタマイズし、お客様にとって関連性の高いものにできます。広告グループごとに最大1000か所の場所を追加できます。場所には、郵便番号、市、指定市場エリア(DMA)、州が含まれます。キャンペーンを開始すると、場所を編集できなくなります。場所を変更するには、広告グループを非表示または無効にし、新しい広告グループを作成する必要があります。

5.オーディエンスを選択します。Amazon独自のお客様インサイトやショッピングシグナルを活用して、ビジネスに適したオーディエンスを設定し、リーチし、つながるのに役立てることができます。

閲覧数: オーディエンスがAmazonストアで商品を閲覧した内容(類似商品または貴社のビジネスに関連性の高い商品を閲覧したユーザーなど)に基づいてオーディエンスを設定し、リーチします。たとえば、ホテルチェーンの場合、以前にAmazonで旅行ガイド、スーツケース、その他の旅行関連商品を見たことがあるお客様にリーチできます。

商品購入数: Amazonストアでの過去の購入履歴(類似商品または貴社商品に関連性の高い商品を購入したユーザーなど)に基づいてオーディエンスにリーチします。特定のルックバックウィンドウ内にAmazonストアで特定のカテゴリーの商品を閲覧または購入したお客様にもリーチできます。たとえば、地元のヨガスタジオであれば、過去60日以内にAmazonストアでヨガマットを購入したオーディエンスを設定してリーチできます。

Amazonオーディエンス: 事前に構築された何千ものオーディエンスセグメントを活用して、見込み客へのリーチに役立てることができます。これらのオーディエンスセグメントは、Amazon.com、Twitch、IMDbなど、Amazon独自のショッピング、ストリーミング、およびエンターテインメントのシグナルを使用して構築されています。

インマーケット、ライフスタイル、興味・関心、ライフイベントという4つの主要なオーディエンスカテゴリーから選択できます。「ヨガ愛好家」や「グルメ」など、ブランドの中核となるお客様を表現するのと同じ方法でオーディエンスを選択できます。

インマーケット: Amazonのお客様は今、何を買い物し、閲覧していますか?
ライフスタイル: お客様が購入しているコンテンツやリテール行動から何がわかりますか?
興味・関心: お客様は過去に何を購入しましたか?
ライフイベント: お客様が現在経験している人生の重要な出来事は何ですか?

6.広告クリエイティブを作成します。広告とビジネスを目立たせるために魅力的なクリエイティブを役立てましょう。「スポンサーディスプレイ広告」は、Amazon.com(商品詳細ページやショッピング結果ページ)、Twitch、IMDbなど、Amazonが所有および運営するサイト、何千ものサードパーティパブリッシャーのウェブサイトやアプリに表示させることができます。独自のカスタムライフスタイル画像を広告クリエイティブとして追加することや、Shutterstockの3億9,000万点を超える高品質画像のライブラリを無料で利用することができます。これらの画像はAmazon広告コンソールから直接入手できます。

カスタム見出しとロゴ:
「スポンサーディスプレイ広告」の広告クリエイティブに自社ビジネスのロゴ、見出し、ライフスタイル画像を編集または追加できます。クリエイティブな見出しを使って、特別オファーや割引など、商品やサービスをポロモーションしましょう(例:「X割引」、「XをしてYをゲット」など)。これは、ビジネスのストーリーテリングとオーディエンス戦略を組み合わせるのに役立ちます。

広告を審査に提出した後、問題があるかどうかは簡単に判断できます。広告が却下された場合、ステータスが「不承認」に変わり、却下ステータスの理由が表示されます。クリエイティブアセットに問題がある場合は、キャンペーンの「クリエイティブ」タブで却下理由を確認し、強調表示された問題を修正したら、再提出して審査を受けることができます。

7.キャンペーンを開始します。キャンペーンを作成すると、「キャンペーンを開始する」ボタンが灰色ではなくなり、キャンペーンを開始できます。

スポンサーディスプレイ広告キャンペーンの効果を測定する方法

「スポンサーディスプレイ広告キャンペーン」のパフォーマンスを定期的にモニタリングすることは、最適化の機会を特定するのに役立ちます。「スポンサーディスプレイ広告」固有の主要なキャンペーン指標には、必要なときにいつでもアクセスできます。キャンペーンを開始したら、オーディエンスが「スポンサーディスプレイ広告」にどの程度反応したか、また広告がビジネス目標の達成に役立っているかどうかを測定するのにキャンペーンレポートが役立ちます。

ビューアブルインプレッション数、クリック数、クリックスルー率(CTR)、クリック単価(CPC)、リード数、リード単価、リードコンバージョン率など、キャンペーンのフルファネルのパフォーマンスを把握するのに役立つ主要な指標が多数あります。

これらの指標は、「スポンサーディスプレイ広告」がビジネスの認知、検討、コンバージョンを促進するのに役立っているかどうか、オーディエンスが広告に反応しているかどうかを判断するのに役立ちます。

「リーチに合わせた最適化」を選択すると、広告のビューアブルインプレッション数を最大化し、ビジネスの認知度を高めることができます。「リーチに合わせた最適化」の入札額の最適化を選択すると、vCPMベースで課金されます。

「リーチ」を選択すると、クリックする可能性が高いオーディエンスに広告を表示して、広告のクリックスルー率(CTR)の最大化を狙い、商品やサービスの検討を促すのに役立ちます。「ページ訪問数」最適化戦略を選択すると、CPCベースで課金されます。

お客様が広告をクリックまたは表示した場合に支払ってもよい上限金額に基づいて、入札額を選択します。「リード」を選択すると、リードフォームを送信する可能性の高いお客様に広告を表示して、顧客リードの獲得を促進するのに役立ちます。リード獲得広告を作成すると、リードを測定してリードに合わせて最適化し、フォロースルーのためにリードにアクセスして、期待するビジネス成果の促進に役立てることができます。リードに合わせた最適化を行うと、クリック課金制(CPC)モデルに基づいて課金されます。

ビジネス目標の達成を狙うために、インサイトを活用し、キャンペーンを定期的にモニタリングし、定期的に改善することを忘れないようにしましょう。

スポンサーディスプレイ広告キャンペーンを最適化する方法

「スポンサーディスプレイ広告キャンペーン」のパフォーマンスを定期的にモニタリングすることは、最適化の機会を特定するのに役立ちます。こちらの手順に従ってキャンペーンを最適化し、キャンペーン開始後2週間で期待する成果を達成するのに役立てましょう。

Amazon Adsでマルチプロダクトキャンペーンを開始する

より多くのお客様にリーチし、売上を伸ばしたいと考えているどの規模のブランドも、Amazon Adsでは、「スポンサーTV」と「スポンサーディスプレイ広告」を活用して、ストリーミングTVとディスプレイ広告キャンペーンをシームレスに実施できます。これにより、より見込みがあり、関連性の高いお客様のショッピングジャーニーにおいて、ブランドを露出させることが可能です。これらを組み合わせて同じオーディエンスコントロールを選択すると、特に「Amazon Marketing Cloud」を使用すると、お客様の購入までの過程をより深く把握することができます。

より多くのお客様にリーチすることが目標の場合は、ビジネスにとって有意義な「ストリーミングTV」と「ディスプレイ広告」を使用して、適切なコンテキストと適切なタイミングで、さまざまな地域にいるオーディエンスにはたらきかけることができます。

新しい広告でブランドの露出を高め、ウェブサイトへの訪問数を増やすことが目標の場合は、「スポンサーディスプレイ広告キャンペーン」を活用すると、ウェブサイトへのトラフィックを促進するよう最適化できます。また、スポンサーTVには、ストリーミングTVのオーディエンスがリモコンをクリックすることで「詳細はこちら」につながるインタラクティブ機能があります。

売上を伸ばすことが目標の場合は、ストリーミングTVとディスプレイ全体でリーチしたオーディエンスは、貴社ブランドが記憶に残り、購入を検討し、最終的には商品やサービスを購入する可能性が高いことが判明するかもしれません。

スポンサーディスプレイ広告のベストプラクティス

「スポンサーディスプレイ広告キャンペーン」を開始して最適化する際に覚えておくべき5つのポイントをご紹介します。

1.オーディエンスを選択します。オーディエンスには似た名前が付けられている場合がありますが、広告グループにオーディエンスをさらに追加すると、Amazonのアルゴリズムにより、ブランドに最も関連性が高いお客様が見つかるチャンスが増えます。キャンペーンごとに15~20のオーディエンスを追加することをお勧めします。

2.場所を決めます。ビジネスエリア、サービスするエリアに適した最も広範囲な場所を選択します。地域キャンペーンを実施している場合は、(郵便番号だけでなく)DMAと州を広告グループに追加することを検討します。次に、Amazon独自のオーディエンスインサイトを活用して、
貴社ビジネスに最も関連性の高いオーディエンスを見つけます。
3.ルックバックウィンドウを拡張します。商品やサービスに関連する可能性のあるAmazon Retailカテゴリーを選んで、「購入リマーケティング」や「閲覧リマーケティング」を実験してみます。リーチを最大化するには、可能な限り長いルックバックウィンドウを設定して、「購入リマーケティング」と「閲覧リマーケティング」を使用しましょう。

4.実験します。より高い入札額を試してリーチを拡大し、より多くの消費者にはたらきかけます。たとえば、高いCTRでリーチしようとしている特定のオーディエンスの共感を広告が捉えたことが分かった場合は、入札額を引き上げてオークションでの広告の競争力を高めることができます。これにより、より多くのインプレッション数、クリック数、コンバージョン数を獲得するチャンスが増す可能性が高まります。

5.最適化します。キャンペーンを作成したら、各オーディエンスセグメントのパフォーマンス指標を分割/確認できます。キャンペーンパフォーマンスをモニタリングします。パフォーマンスが良好ではないオーディエンスは一時停止し、好調なオーディエンスでは入札額を増やします。

始める準備はできていますか?

始める準備はできましたか? Amazon Adsのご利用が初めであり、Amazonストアで出品していない場合は、こちらから登録してください。「スポンサー広告」で、国には「米国」を選択します。次に、「Amazonで販売されていない商品とサービス」を選択し、アカウント登録に進みます。

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