ガイド

スポンサーブランド広告完全ガイド

お客様が広告主様のブランドと商品セレクションを発見するのをサポートするための包括的ガイド。

Amazon Adsの利用を開始して、商品を宣伝し、キャンペーンを作成しましょう。

登録済みの広告主様は、 サインインしてスポンサーブランド広告キャンペーンを開始しましょう。

この記事をお読みになっている間にも、Amazonのお客様は広告主様のものと類似の商品やブランドを探しています。スポンサーブランド広告は、より多くのお買い物中のお客様にリーチし、ブランドや商品を見つけてもらうのに役立ちます。

スポンサーブランド広告とは何ですか?ビジネスにとってスポンサーブランド広告にはどのようなメリットがありますか?

スポンサーブランド広告は、ブランドロゴ、見出し、動画、ライフスタイルイメージ、複数の商品を掲載するカスタマイズ可能な広告です。これらの広告は、Amazonの商品検索結果ページの上部とページ内、商品詳細ページ、トップページに表示されます。

スポンサーブランド広告は、次の4つの方法でビジネスにメリットをもたらします。

  • 露出度の向上: スポンサーブランド広告は、広告主様に類似のブランドや商品を積極的に探しているお買い物中のお客様の注目を集め、露出度の高い掲載枠に表示するのに役立ちます。
  • ブランドの差別化: 商品のユニークな特徴を伝えるカスタマイズ可能で豊富なクリエイティブで、ブランドを際立たせるのに役立ちます
  • トラフィックの増加: 広告は、お買い物中のお客様を個々の商品詳細ページ、商品セレクションが表示されているカスタムランディングページ、ブランドストアに直接誘導するのに役立ちます。
  • ブランドロイヤルティ: スポンサーブランド広告をブランドストアにリンクすることにより、お客様がカタログ内の他の商品を見つけるのをサポートできるため、リピート購入の促進に役立ちます。

スポンサーブランド広告のスナップショットは次のとおりです。

  • 最適な用途:ブランドの認知、検討、お客様の獲得、ロイヤルティを向上させる
  • ターゲティングオプション:キーワード、カテゴリー、商品
  • リーチ: Amazonストアのお客様
  • 利用可能な広告フォーマット:商品コレクション、ブランドストアスポットライト、動画
  • 掲載枠:モバイルデバイスとデスクトップデバイスの両方で、商品検索結果ページや商品詳細ページの上部とページ内
  • リンク先: お客様が広告をクリックすると、商品詳細ページ、ブランドストア、または新しいランディングページに直接誘導できます。
  • クリエイティブ:カスタマイズ可能な動画またはライフスタイル画像
  • 価格:クリック課金制、インプレッション1,000回あたりの単価、1日の予算オプション
  • 対象Amazonブランド登録に登録済みの出品者様、お取引企業様、代理店様

スポンサーブランド広告はどのようなものですか?

いくつかのクリエイティブオプションから選択して、スポンサーブランド広告でビジネスを宣伝できます。

商品コレクション広告フォーマット

お好みのライフスタイル画像で、複数の商品を宣伝しましょう。オプションには、ブランドを象徴する画像、使用中の商品や商品の使用状況を紹介する画像を含めることができます。ランディングページのオプションには、ブランドストア、シンプルなランディングページ、カスタムランディングページなどがあります。Amazonは、セールとメッセージを含む新しいCTA(コールトゥアクション)を自動的に表示することで、セールを宣伝します。

Amazonのページ

スポンサーブランド広告キャンペーン

ブランドストアスポットライト広告フォーマット

これまでも魅力的なブランドストアのキュレーションに時間を費やしてこられたことでしょう。次に目指すのは、より多くのお客様にストアを見つけてもらうことです。スポンサーブランド広告キャンペーンでは、ブランドストアのサブページを最大3つ紹介できます。また、サブページの画像やラベルと共に見出しをカスタマイズすることも可能です。利用するには、ブランドストアに少なくとも3つのサブページがあり、各サブページに固有の商品が掲載されている必要があります。ブランドストアの最初の3つのサブページがスポンサーブランド広告のクリエイティブで事前に選択されていますが、表示するサブページを変更することも可能です。カスタム見出しの入力や、ブランドロゴの選択、キャンペーン内のサブページを表すラベルや画像の変更もできます。

スポンサーブランド動画広告フォーマット

スポンサーブランド動画広告では、商品に関連する一部のキーワードについて、商品検索結果に6~45秒の自動再生動画が表示されます。お客様が動画広告をクリックすると、商品詳細ページに誘導され、そこで詳細を確認して商品を購入できます。他のスポンサーブランド広告フォーマットと同様の方法で動画キャンペーンを作成できますが、スポンサーブランド動画広告には独自の広告掲載枠とオークションがあります。つまり、スポンサーブランド動画広告キャンペーンを実施しても、実施している他のセルフサービス広告キャンペーンと競合することはありません。

Jack and Jill

スポンサーブランド動画広告

スポンサーブランド広告にはどのくらいの費用がかかりますか?

スポンサーブランド広告には最低出稿料金の要件がなく、次の2つの価格設定モデルがサポートされています。

  • クリック課金制(CPC)。広告がクリックされるたびに課金される仕組みのことです。
  • 1,000回あたりの単価(vCPM)。広告のビューアブルインプレッション数1,000回ごとに請求される仕組みのことです。

1日の入札額と予算を指定でき、必要に応じて入札額の変更や、キャンペーンの一時停止もできます。入札額の競争力が高いほど、商品検索と一致した際に広告が表示される可能性が高くなります。1日の予算とは、その月の間に支払ってもよい1日あたりの金額のことです。特定の1日の広告費が1日の予算を超える可能性がありますが、月末に計算される1日あたりの平均広告費が1日の予算を超過することはありません。

スポンサーブランド広告を始める方法

スポンサーブランド広告キャンペーンは、セルフサービスの直感的な広告コンソールで簡単に作成できます。

  • まず、スポンサー広告にご登録ください。
  • アカウントにサインインして「キャンペーンを作成する」をクリックし、「スポンサーブランド広告」を選択します。
  • キャンペーンに名前を付け、設定を行います。ここで、キャンペーンの開始日と終了日を設定し、予算を設定します。キャンペーンは終了日を設定せずに実施することをおすすめします。キャンペーンの一時停止は、いつでもできます。広告が1日中表示され続けることを目指して、1日あたり10ドル以上の予算を設定することをおすすめします。予算はいつでも変更できます。
  • 広告フォーマットを選択します。動画クリエイティブについてサポートが必要な場合は、「動画ビルダーテンプレートを使用する」をクリックして、動画ビルダーにアクセスしてください。
  • 「ランディングページ」で、お客様をブランドストアに直接誘導するか、商品詳細ページに誘導するか、新しいランディングページに誘導するかを選択します。
  • ターゲティング方法を選択する:
    • キーワードターゲティング: お客様が広告主様のものと類似の商品を見つけるために使用する商品検索用語を考えて、そのお客様のクエリに対して広告主様の商品が表示されるのに役立つキーワードを選びましょう。
    • 商品ターゲティング: 広告のターゲットにするカテゴリーまたは特定の商品を選択します。カテゴリーは、ブランド、価格帯、レビュー評価で絞り込むことができます。広告のリーチを最大化することを目指して、カテゴリーと特定の商品の両方を含めることをおすすめします。

    選択したターゲティング方法によっては、キャンペーンに除外ターゲティングを追加するオプションもあります。除外ターゲティングを使用すると、パフォーマンス目標に一致しない特定の商品検索結果や商品詳細ページに広告を表示されなくするのに役立ちます。これは、オーディエンスを絞り込み、広告費用対効果を高めるのに役立ちます。

  • クリエイティブをアップロードします。クリエイティブには、商品やブランドを特集した静止画像や動画を使用できます。
  • 広告を審査に提出します。(広告は72時間以内に審査されます。)

キャンペーンパフォーマンスを最大化するのに役立つベストプラクティス

いくらか調整すると、広告結果に違いが生じる可能性があります。

ターゲティング

キャンペーンごとに選択できるターゲティングの種類(キーワードまたは商品ターゲティング)は1つだけですが、リーチを最適化するには、両方のターゲティングの種類を広告戦略全体に含めることをおすすめします。また、ターゲティングの種類ごとに以下のベストプラクティスを検討してください。

キーワードターゲティング:

  • キャンペーンには、部分一致キーワード、フレーズキーワード、完全一致キーワードを組み合わせて、25個以上のキーワードを含めます。部分一致は最も広い範囲での広告露出に役立ち、フレーズ一致や完全一致は広告へのトラフィックを絞り込むのに役立ちます。
  • 特定の単語を常に部分一致のキーワードに表示させたい場合は、部分一致の修飾子として単語の前に「+」記号を追加します。(例: 「+メンズ シューズ」というキーワードを部分一致で使用した場合、広告は「メンズ」という語句を含むクエリにのみ一致します。 広告は「メンズ ランニングシューズ」と一致しますが、「ランニングシューズ」とは一致しません。)
  • お客様の4分の1以上が複数のブランドで買い物をしています。そのため、カテゴリーレベルの商品検索とブランドの商品検索(ブランド名と商品名を含む検索)の両方に対して競争力を高めることが重要です。
  • パフォーマンス目標を達成しない商品検索結果ページに広告が表示されるのを避けるため、キャンペーンに除外ターゲティングを追加します。
  • スポンサーブランド広告の検索ワードレポートを使用して、お客様がどのように商品を見つけているかを把握します。クリック数と売上が最も多くなるクエリを特定し、これらのキーワードにより競争力のある入札を行います。

商品ターゲティング:

  • 商品ターゲティングでは、カテゴリー全体をターゲットに設定してリーチを拡大することも、個々の商品をターゲットに設定してより細かくターゲットを絞ることもできます。
  • ブランドのアップセルやクロスセルに関心があり、顧客ロイヤルティの向上(リピート購入)を優先する場合は、個別の商品ターゲティングを使用してください。
  • 認知や検討の対象となるリーチを拡大したい場合や、幅広く顧客獲得キャンペーンを実施している場合は、カテゴリーターゲティングを使用してください。この方法は、カテゴリー内のすべての商品を簡単にターゲットにしたい場合にも適しています。

広告クリエイティブ

メッセージやビジュアル要素を少し調整して、広告を目立たせることを目指しましょう。

適切な商品を宣伝する

  • 商品コレクション広告フォーマットを実行すると、Amazon Adsが自動的に関連性の高い商品を見つけて広告に表示するようにできます。この商品最適化機能では、前後関係で最も関連性の高い商品がランディングページから自動的に選択され、各商品検索クエリに合うように広告が変更されます。
  • 広告に掲載する商品を手動で選択することもできます。その際、キーワード戦略によって選択内容が決まります。(たとえば、「ヘッドフォン」をターゲットにしている場合は、さまざまなヘッドフォンを広告に表示する必要があります)。
  • Amazon Adsによって広告の動的な最適化を行う場合は、見出しに特定の商品に関する記述を含めないでください。どの商品が表示されてもお客様が広告主様の広告を把握できるように、メッセージはより一般的な内容(バリュープロポジションまたはセレクション全体についての内容)にします。

適切なロゴを使用する

  • 宣伝しているブランドのロゴを使用する法的権利を有していない限り、宣伝しているブランドのロゴではなく、広告主様のブランドの登録済みロゴを使用してください。
  • ロゴがスポンサーブランド広告のクリエイティブガイドラインに適合していることを確認してください。そうしないと、広告掲載が一時停止されます。

魅力的な見出しと明確なコールトゥアクションを組み合わせる

  • ブランドや商品の特徴は何でしょうか。 お買い物中のお客様が広告主様の商品を検討すべき理由が何かありますか。 メッセージは簡潔でメリットを強調したものにし、見出しを「詳細はこちら」などの強力なコールトゥアクションと組み合わせます。
  • 広告で新商品や季節限定のコレクションを紹介する場合は、見出しでPRするのも役立ちます。

クリエイティブ要素をテストする

  • スポンサーブランド広告はカスタマイズできるので、さまざまな要素をテストして、何がお買い物中のお客様の心に響くのかを知ることができます。
  • キャンペーンを複製し、1回につき1つの変数を変更します。たとえば、見出しなどです。1つの変数について2つのバージョンを比較することで、簡単で効果的なテストを実施できます。
  • カスタム画像とライフスタイル画像などの大きな変数をテストすることも、商品コレクションとブランドストアスポットライトなどの広告フォーマットを比較することもできます。

パフォーマンスの測定

キャンペーンパフォーマンスを測定する方法は3つあります。キャンペーン指標を定期的に見直し、何に効果があるかを確認し、テストしたい要素を特定して、広告パフォーマンスを継続的に改善することをおすすめします。

  • インプレッション数: ブランドに対する消費者の認知を高めるには、コンバージョンよりもリーチと露出の指標を優先します。そのために、お買い物中のお客様に広告を見てクリックしてもらうことが目標になるはずです。したがって、広告レポートでインプレッション数とクリックスルー率(CTR)を確認しましょう。
  • ブランド新規顧客指標: 広告は、新しいお客様が広告主様のブランドを発見するのに役立つため、ブランドを発見した人々が顧客に変わるチャンスになります。広告主様は一連のブランド新規顧客指標にアクセスすることができます。この指標は、過去12か月間のAmazon内における広告主様のブランドの、新規顧客による注文と売上を測定するのに役立ちます。この指標は、過去12か月間に獲得した新規顧客数を把握し、お客様1人あたりの獲得コストを見積もり、消費者層を拡大するための戦略を策定するうえで役立ちます。
  • 広告費用対効果(ROAS): この指標は、キャンペーン、広告グループ、商品、ターゲティング戦略の全体的な効果を評価するのに役立ちます。ROASが高ければ高いほど良い結果が得られます。ただし、スポンサーブランド広告では、高いROASを主な成功指標にすべきではありません。スポンサーブランド広告は、購入したい商品を閲覧しているお客様に発見を促すことを目的としています。たいてい、商品の初回購入を促すことは、リピート購入を促すことよりも費用がかかります。新規顧客の獲得におけるキャンペーンのパフォーマンスを測定するには、ブランド新規顧客指標を参照することをおすすめします。ROASにも影響するため、入札額とキーワードを最適化してみることもできます。

指標へのアクセス

広告主様は、次の2つの方法でキャンペーンのパフォーマンス指標にアクセスできます。 (1)広告コンソールのキャンペーンダッシュボードから、または(2)レポートをダウンロードすることによってです。

キャンペーンダッシュボードで指標にアクセスする方法:

  • 広告コンソールにサインインします。
  • 「キャンペーン」、「管理」の順に進みます。
  • いずれかのキャンペーンを選択します。パフォーマンス指標は、自動的にダッシュボードに反映されます。
  • ダッシュボードに指標を追加する場合は、「表示項目」、「表示項目をカスタマイズ」の順に移動して、キャンペーンダッシュボードに表示する指標を選択します。

レポートをダウンロードする方法:

  • 広告コンソールにサインインします。
  • 「レポート」、「レポートの作成」の順に移動します。
  • 「設定」セクションで、キャンペーンタイプに「スポンサーブランド広告」を選択し、ダウンロードしたいレポートのタイプを選択します。
  • オプションとして、「配信」セクションでメールアドレスを入力して、レポートの受取人を指定することもできます。
  • 必要な項目を入力したら、ページの右上隅にある「レポートを実行」をクリックします。
  • レポートの準備が完了すると、コンソール内の「レポート」タブからダウンロード可能になります。「配信」セクションで受取人を指定している場合は、入力したメールアドレスにもレポートが配信されます。

広告施策を組み合わせて結果を拡大する

複数の広告タイプを組み合わせて使用すると、お客様がショッピングジャーニーのどの段階にいる場合でも、広告のリーチと露出を高めるのに役立ちます。また、広告フォーマットを組み合わせることにより、メッセージをさまざまな方法で配信することができるため、商品の購入を決定しようとしているお客様にブランドリコールを促すのにも役立ちます。

より一貫性のある戦略を作成するには、以下の補完的な広告ソリューションを検討してください。