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動画付きディスプレイ広告を始める方法
動画付きディスプレイ広告は、Amazonストア、TwitchやIMDbなどのAmazon所有管理のサイト、またはサードパーティのウェブサイトを閲覧している見込み客や既存のお客様への商品の紹介をサポートすることを目的としています。ディスプレイ広告は、動画ではたらきかけることで、購入過程全体における新規のお客様や既存のお客様へのリーチと育成に役立ちます。
動画付きディスプレイ広告とは?
動画付きディスプレイ広告は、動画ではたらきかけることで、購入過程全体における新規のお客様や既存のお客様へのリーチと育成に役立ちます。動画は、Amazonの商品検索結果、Amazonストアの商品詳細ページ、TwitchやIMDbといったAmazon所有のウェブサイト、またはさまざまなサードパーティのウェブサイトやアプリに表示される可能性があります。
動画付きディスプレイ広告の広告掲載枠の例。
あらゆる規模の企業が、動画付きディスプレイ広告を活用することによって、以下のようなメリットを得られる可能性があります。
説得力のあるストーリーテリング。
動画コンテンツを使用して、商品チュートリアル、開封動画、利用者の声、導入前・導入後のデモンストレーションなどを制作できます。
広告掲載枠の拡大。
商品詳細ページ、TwitchやIMDbのようなAmazon所有管理サイト、サードパーティのウェブサイトなど、さまざまなチャネルを活用して、買い物、商品の閲覧、ゲームを楽しんでいるお客様にはたらきかけましょう。
ターゲティングのその他のオプション。
貴社商品に最も関連性の高い消費者の行動や興味を反映したAmazonのショッピングシグナルやストリーミングシグナルで買い物客にリーチします。
消費者の91%が「ブランドのオンライン動画をもっと見たい」と回答しています。1
89%の人が「動画を見て、商品またはサービスを購入する気持ちになった」と回答しています。2
動画によって伝えられるブランドメッセージは、文字ベースのコンテンツと比較して、お客様の記憶に残る可能性が95%高くなる傾向にあります。3
動画広告はどこに表示できますか?
動画広告は、Amazonのお客様が時間を費やす以下のような場所に表示できます。
- Amazon.comトップページと商品詳細ページ
- Amazon Publisher Servicesのウェブサイトとアプリ(プレミアムコンテンツを大規模に提供するパブリッシャー)*
- Amazon所有管理のウェブサイト(TwitchやIMDbなど)
- その他のサードパーティのウェブサイトとアプリ
動画広告をクリックしたお買い物中のお客様は、ブランドストアに直接戻ることも、Amazonストアの商品詳細ページに直接アクセスして、詳細を確認し、購入に一歩近づくこともあります。
*Amazon Publisher Servicesは、プレミアムコンテンツを大規模に提供するパブリッシャーと提携し、Comscoreの上位250ウェブドメインの60%以上へのアクセスを提供しています。
ターゲティングにはどのようなオプションがありますか?
ディスプレイ広告には、広告を適切なオーディエンスにリーチさせる上で役立つさまざまなターゲティングコントロール機能が用意されています。これらの機能を入札額の自動最適化と組み合わせることで、お客様のショッピングジャーニーのあらゆる段階で、お買い物中のお客様に対し広告を表示させることができます。似た商品を閲覧したお客様に対して、貴社商品の広告を表示させることができます。また、最近貴社商品や類似商品を閲覧したり購入したりした人を含むさまざまなオーディエンスから選ぶこともできます。たとえば、女性向けスポーツアパレルを販売する広告主様は、類似ブランドや商品、または「女性用ワークアウトセット」などの関連検索用語を検索した人をターゲットにすることができます。
広告主様は、使いやすく、すぐに利用できるAmazonオーディエンスセグメントの大規模カタログにアクセスすることもできます。Amazonオーディエンスには次のものがあります。
- インマーケット: 指定されたカテゴリーの商品を最近購入しているオーディエンス。
- ライフスタイル: ショッピングや視聴のシグナルの集計に基づき、「グルメ」や「スポーツ愛好家」などのライフスタイルセグメントにマッピングされたオーディエンス。
- 興味・関心: 頻繁に閲覧したり購入したりするものに基づくオーディエンス(「インテリアデザインに興味がある」など)。
- ライフイベント: 休暇中のお客様客向けの「もうすぐ旅行に出かける」など、人生の節目に基づくオーディエンス。
さらに、貴社の目標に合わせて最適な条件を組み合わせて選択し、オーディエンスをカスタマイズすることもできます。カスタムビルドオーディエンスを使用すると、同じお客様にリマーケティングを行い、商品を閲覧したものの購入しなかったお客様に再びはたらきかけることもできます。カスタムビルドオーディエンスとAmazonオーディエンスの両方を使ってキャンペーンのパフォーマンスを最適化することをおすすめします。
請求はどのように行われますか?
お好みの入札戦略に応じて、動画付きディスプレイ広告ではクリック課金制(CPC)モデルまたは1,000件あたりのビューアブルインプレッション(vCPM)モデルが使用されます。CPCは広告が1回クリックされるたびに発生する費用です。vCPMは1,000回あたりの広告インプレッションの費用で、消費者がクリックしたかどうかにかかわらず、広告が表示された回数を指します。最低出稿料金の要件はないため、10ドル以上の任意の予算でキャンペーンを開始してテストできます。
動画広告の成果をどのように測定できますか?
動画広告を開始後、何人のお客様が広告を閲覧し、それらの人々がどのように反応したかを把握する必要があります。CPCとvCPMに加えて、他にも以下のような広告パフォーマンス指標があります。
- 動画再生25%時点での視聴数: お客様が動画の最初の25%を視聴したインプレッション数。
- 動画再生50%時点での視聴数: お客様が動画の50%を視聴したインプレッション数。
- 動画再生75%時点での視聴数: お客様が動画の75%を視聴したインプレッション数。
- 動画再生100%時点での視聴数: お客様が動画を100%視聴したインプレッション数。
- ビューアブルインプレッション: メディア・レイティング・カウンシルのビューアビリティ基準(広告再生時に広告の50%以上のピクセルが連続2秒以上視聴可能範囲に表示される)を満たしたインプレッション数
- ミュート解除: お客様が動画のミュートを解除したインプレッション数。
視聴指標は、コンソールやレポートセンター、またはAmazon Ads APIから利用できます。
キャンペーンはどのように始めますか?
1.アカウントにログイン後、「キャンペーンを作成する」をクリックして、「ディスプレイ」を選択します。 次に、キャンペーンに名前を付けます。
2.キャンペーンや予算はいつでも一時停止したり変更したりできます。
3.動画をまだ作成していない場合も、 ご安心ください。セルフサービスの動画ビルダーを使えば、テンプレート化された動画を10分もかからずに作成できます。また、信頼性の高いサービスプロバイダーのサポートを受けることもできます。
キャンペーンをどのように最適化する必要がありますか?
動画付きディスプレイ広告キャンペーンを最大限に活用する上で、以下の簡単なヒントを役立ててください。
目標を補完する創造的なアプローチを採用します。
ブランドの認知を高めることを目標としていますか?それとも、商品の検討とコンバージョンを重視していますか? 最初のステップは、目標を明確にし、動画の創造的なアプローチでその目標にどのように貢献できるかを決めることです。オーディエンスのニーズに優先順位を付け、どのようなメッセージがオーディエンスにとって最も役立つかを判断します。
実際に貴社の商品の使用しているところをイメージできるように消費者をサポートする。
商品やブランドについてのストーリーや、それがお客様にとってどのようにメリットになるかを伝える動画を使って、感情的なつながりを築くよう努めましょう。たとえば、商品の実際の動作をデモンストレーションしたり、商品を際立たせる主な機能に焦点を合わせたりして、商品が自分の生活にどのようにフィットするかをお買い物中のお客様にイメージしてもらえるようサポートすることができます。
見出しとロゴを含める。
広告見出しとロゴはキャンペーンの設定ではオプションですが、設定することを強くおすすめします。これらを設定することで、広告を見た消費者に貴社のブランドを印象付けるのに役立ち、リコール率を高めることができます。
字幕を使用して、音声なしで購入者にリーチする。
多くのお客様は、音声なしでモバイル画面で広告を見たり商品を検索したりします。動画付きディスプレイ広告はミュート状態で自動再生され、視聴者がクリックするだけでミュートを解除できるようになっています。視聴者が重要な情報を見逃さないように、字幕を追加することをおすすめします。
審査でのエラーに注意する。
すべての動画はAmazon Adsの審査を受ける必要があります。1回で広告が承認されるよう、ガイドラインに準拠することが重要です。一般的な却下理由には、次のようなものがあります。
- ぼやけている、認識できない画像、画像の解像度が低い(72dpi未満)
- 動画の最初や最後の黒または空白のフレーム
- 判読不可能なテキスト(テキストのサイズは、平均的なお客様が読むのに十分な大きさでなければなりません)
- 動画の最大再生時間に達した時に突然終了するような編集
- 音飛びする、不快感を与える、過度にペースの速いカットと編集
- 気を散らすような音やけたたましい音
- 急な音量の変化
- 根拠のない主張
- 文法上の誤りがあるタイトル
| 動画と音声の仕様 | |
| 動画のサイズ | 1920 x 1080ピクセル以上 |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 最小再生時間 | 6秒 |
| 最小再生時間 | 45秒 |
| 最大ファイルサイズ | 500MB |
| 最小動画ビットレート | 1Mbps |
| 動画フレームレート(fps) | 23.976(推奨)、24、25、29.97 |
| 最小音声ビットレート | 92kbps |
| 音声サンプルレート | 44.1kHzまたは48kHz |
| サポートされているフォーマット | 動画: H.264、MPEG-2またはMPEG-4 音声: PCMまたはAAC |
| 音声チャネル | ステレオまたはモノラル |
動画付きディスプレイ広告は、他のAmazon Adsの広告プロダクトとどのように組み合わせることができますか?
動画付きディスプレイ広告はスポンサーブランド動画広告を補完するものでもあり、ターゲティングオプションを追加してリーチを最大化したり、お買い物中のお客様を貴社のブランドストアに直接誘導したりすることもできます。そうすることで、購買過程のさまざまな段階でお客様にリーチし、後押しすることができます。たとえば、お買い物中のお客様がジャケットを紹介する貴社のスポンサーブランド動画広告を見たとします。お客様は興味をそそられますが、購入する気持ちにはなっていません。その後、別のウェブサイトを閲覧している際に、貴社のジャケットを思い出させる動画付きディスプレイ広告が表示されます。そのちょっとした後押しがお客様を動かして、購入につながる可能性があります。スポンサーブランド動画広告はお客様の興味・関心をそそりますが、動画付きディスプレイ広告は検討を促し、購買決定に影響します。それぞれのフォーマットの長所と、それらが互いにどのように補完し合うかについて、いくつか考慮すべき点があります。
| スポンサーブランド動画広告 | 動画付きディスプレイ広告 |
| Amazonストアで関連商品や関連カテゴリーを積極的に検索しているお客様にリーチできます。 | Amazonストアで関連商品や関連カテゴリーを積極的に検索しているお客様にリーチできます。サードパーティのサイトを通じて、お客様が存在するあらゆる場所で、ショッピングやエンターテイメントの全過程でオーディエンスにリーチできます。 |
| ブランドや商品の魅力的なキャッチフレーズを作成します。 | お客様へのリーチやリターゲティングを行って、認知を高め、購入を検討するよう動かすことができます。 |
| ブランドの認知度を高め、商品詳細ページやブランドストアへのトラフィックを増やす上で最適です。 | 以前のお客様を再び引き付け、ブランドリーチを拡大する上で最適です。 |
Amazon内での売上を伸ばしたい場合、動画付きディスプレイ広告はブランドや商品の露出を高める際に貢献する可能性があります。また、Amazonストアを積極的に閲覧してはいないお客様も含め、より多くのお客様の関心を引く上で役立ちます。
Amazon Adsを初めてご利用になる場合は、こちらから登録してください。「スポンサー広告」で、国には「米国」を選択します。すでに登録している場合は、広告コンソールにサインインして、利用を開始してください。
出典
1~2 Wyzowl、The State of Video Marketing、米国、2023年。
3 Enterprise Apps Today、動画マーケティング統計、2023年。