ガイド

新学期マーケティング

広告主様向け完全ガイド

新学期などの季節ごとのイベントを、クリエイティブソリューションを通じて最大限に活用することで、エンゲージメントとブランドの認知を高める方法をご紹介します。

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新学期シーズンとは?

新学期シーズンは8月に始まり、9月まで続きます。このシーズンは1年で2番目に大きなショッピングシーズンになるため、広告カレンダーにおいて大きな役割を果たします。1学生の買い物客を対象としたマーケティング戦略により、学生の新学期の買い物リストに貴社ブランドを入れてもらうことで、ブランドのレベルアップを図る方法をご覧ください。

新学期プロモーションの開始時期

新学期の買い物客は一歩先にスタートを切っています。 全米小売業協会の調査によると、米国の世帯の約56%が、7月までに新学期の買い物を始めると報告しています。2ブランドはこの傾向を踏まえて、夏からマーケティングキャンペーンを開始し、このチャンスを十分に活用するとよいでしょう。そうすることで、競争力を高め、希望するオーディエンスにリーチする可能性が高まります。

新学期にキャンペーンを実施することが重要な理由

消費者とつながる絶好の機会になるため、新学期シーズンにキャンペーンを実施することは重要です。この時期に買い物する人が増えるため、商品やブランドメッセージを戦略的に紹介することで、この増加に合わせてオーディエンスへのエンゲージメントに良い効果を及ぼすことを狙えます。消費者はさまざまなデバイスでつながっているため、最適なタイミングで消費者の注意を引くチャンスがあります。

HarrisとAmazon Adsの成長調査によると、食料品カテゴリーの親たちは、さまざまな種類のメディアやデバイスを使ってつながっているため、特に新学期シーズンにはメディアへの関心が高く、広告に対する受容性が高くなります。実際、食料品の買い物をする親たちの48%は少なくとも1種類のAmazonデバイスを所有しています。そのため、新学期シーズンに広告を掲載して売上を伸ばすことを狙うブランドにとって理想的なオーディエンスといえます。3

新学期マーケティングのトレンド

新学期シーズンを最大限に活用するには、ブランドはこの時期のオーディエンスとその興味・関心を把握する必要があります。買い物客は、学生が自信を持って次の学年に取り組むのに役立つ商品を探しています。また、ためらわずにコストよりもニーズを優先させます。実際、高校までの新学期向け商品と大学の新学期向け商品に対する世界の消費者支出を合わせると、2023年には増加し、今後10年間で毎年9%近く増加すると予測されています。これは、新学期が世界の消費者支出の強力な推進力であることを浮き彫りにしています。5

1.新学期用品の需要が高まる

今シーズンは、ブランドがショッピングジャーニーの過程でお客様にはたらきかける、またとない機会です。実際、新学期向けの商品に対する買い物客の支出は、毎年増加しています。全米小売業協会の2022年のレポートによると、衣類、靴、アクセサリー、学用品、電子機器、コンピューター関連商品の新学期支出総額は369億ドルに達しました。お客様は、自分のニーズを満たすために、新しいブランドを試したり、新たに購入したりする意欲が高まる可能性があります。

2.親は選択時に健康面を優先する

食料品の買い物では、スナックを購入する親にとって最初に思い浮かべるのは健康面です。MRI-Simmonsの調査では、保護者の41%がより健康的な選択肢を優先していると答え、55%が購入前に原材料と栄養表を確認しています。6これらの買い物客は、自分の家庭に確実に学用品以上のものを提供したいと考えています。親たちは栄養価の高い商品を探しているだけでなく、52%はオンラインセールを探し、74%はセールで商品を購入しています。7つまり、関連性の高いメッセージを強調することで、オーディエンスに対するブランドの信頼を築くチャンスがあることになります。たとえば、ストリーミングTV広告オーディオ広告では、自社商品の栄養価を伝えることができます。

3.オンラインの買い物客

デジタル時代にあって、オンラインチャネルは買い物客にとって頼りになる目的地の1つになっています。2022年のPowerReviewsの調査によると、回答者の71%が食料品をオンラインで購入していると答えています。また、特に新学期の買い物に関しては、全米小売業協会が調査した買い物客の50%がオンラインで商品を購入する予定でした。8

この調査では、買い物客のいる場所、つまりオンラインでリーチするオムニチャネルマーケティング戦略を実施するという、ブランド参入のチャンスがあることを示しています。適切なチャネルを活用することで、ブランドはすべてのタッチポイントでシームレスなショッピング体験を実現し、ターゲットオーディエンスに効果的にはたらきかけ、今シーズンの間に売上を伸ばすのに役立てることができます。

新学期マーケティングのポイントとアイデア

オーディエンスにアピールする

1.オーディエンスにアピールする

コネクテッドホームの台頭により、今までなかったような買い物客にリーチするためのワクワクする新しいチャンスが、ブランドに開かれつつあります。買い物客は、自分の興味、視聴しているコンテンツ、購入履歴との関連性が高い広告を受け入れることがよくあります。9これらの重要な要素はすべて、Amazon Adsのオーディエンスセグメンテーション機能を使って活用することができます。

新学期の買い物客は、スナック、飲料、アクセサリーなどの商品を選び、時間の経過とともに購入が増加していきます。10 Fire TVでの当社のストリーミングTVソリューションの活用をぜひご検討ください。買い物客が好むコンテンツを介して、受け入れて信頼してもらえるような中断のない広告体験により、買い物客にリーチするのに役立ちます。

巧みな戦略

2.より巧みな戦略を実施する

新学期のショッピングでは、買い物客は何か新しいものを見つけたいという気持ちでショッピングに臨む傾向があります。買い物客は新学期の準備を早めに始め、学生の日課に必要な食料品を購入するためにAmazonストアを利用します。新学期シーズンにスナックブランドが複数目標戦略を実施したところ、ブランドの成長は向上し、売上は6.1倍になりました。チョコレートやチョコレート以外のキャンディーなどの菓子ブランドでは、ブランド新規顧客(NTB)が3%増加し、リピート顧客が4.1%増加しました。11

買い物客の購入意欲の向上を狙うために今シーズン検討すべき複数目標戦略には、売上、NTB、リピート顧客の増加などがあります。これらのソリューションは、単に組み合わせた方がよいというだけではなく、Amazon Marketing Cloudのような独自の測定ツールを使用することによって、成功をより正確に測定して最適化できます。

商品の露出

3.商品の露出を高める

学校用品や事務用品のお客様を対象としたKantarの調査によると、買い物客の35%が、購入過程の開始時に、すでにブランドを決めていました。12この調査結果は、買い物客がブランドを試してみることに前向きであることを示しています。特定の商品やブランドへのロイヤルティをあまり持っていない人々に自社製品を紹介する極めて重要な機会となります。新学期のショッピングの早い段階で、関連性の高い買い物客に対して商品の露出をさらに高めることを狙い、ブランドはスポンサープロダクト広告スポンサーブランド動画広告スポンサーディスプレイ広告などのさまざまな認知度向上ソリューションを活用できます。

新学期マーケティングキャンペーンの事例

新学期シーズンにAmazonで成功を収めたブランドの事例を次に示します。

事例

Logitechは、ブラジルのZ世代の成人学生をターゲットにした新学期マーケティング戦略を実施し、成功しました。以前は、ロワーファネルのマーケティングに重点を置いていましたが、Amazon Adsと提携して、ミッドファネルとアッパーファネルのアプローチを策定しました。Logitechは「Off to College」というイベントページを作成し、Amazon DSPメディアを活用して、テクノロジー、ゲーム、電子機器に興味があるオーディエンスにリーチしました。

同社は、自社製品のワイヤレス機能と、その機能が学生の日課をどれほどシンプルにするかを強調しました。Logitechのメッセージは、ワイヤレスな生活、スタイリッシュなデザイン、集中できる静音製品、ウェブカメラとヘッドセットの便利なセットを提供し、学生の共感を呼びました。Logitechは、ブランドと商品の特徴を学生のニーズに合わせることにより、自社のターゲットオーディエンスとうまくつながり、新学期シーズン中に商品の認知度を高めました。「Off to College」のイベントページでは、2022年1月から3月にかけて1%のクリックスルー率(CTR)を記録しました。13 Amazon DSPメディアキャンペーンのインプレッション数は2,360万におよび、リーチは350万、クリックスルー率は0.40%になりました。14

コンピューターを使っている少女

1 全米小売業協会の新学期についての調査、2023年
2 全米小売業協会の新学期についての調査、n=7380、米国、2022年7月
3 HarrisとAmazon Adsの成長調査、n=893、米国、2022年12月
4 Allied Market Researchの高校までの新学期および大学の新学期の市場レポート、2021年11月
5 1)MRI-Simmonsの冬季調査、n=20,425、2023年1月、米国 2)Numeratorの新学期消費者調査、n=2000、2022年7月、米国
6 MRI-Simmonsの冬季調査、n=20,425、米国、2023年1月 2)Numeratorの新学期消費者調査、n=2000、米国、2022年7月
7 PowerReviewsのパンデミック後の時代における食料品および消費財の買い物客のデジタルへの期待に応える調査、N=11,162、米国、2022年2月 2) 全米小売業協会の新学期についての調査
8 支出調査、n=7,380、米国、2022年7月
9~10 Connected Consumers調査、米国、2021年11月
11 Amazon Internalデータ、米国、2022年5月~9月
12 Amazon AdsおよびKantar、オフィス用品と学校用品のP2P調査、米国、2022年4月
13~14 広告主様提供データ、ブラジル、2022年