事例

ディスプレイ広告を活用して、VASTLANDが長期的な顧客ロイヤルティを構築した方法

VASTLANDが長期的な顧客ロイヤルティを構築した方法

VASTLANDは大きな目標を掲げる成長中のブランドです。2018年にアウトドア愛好家によって設立された同ブランドは、2026年までに50億円の年間売上の達成を目指しています。目標の達成についてVASTLAND事業責任者の野津純三氏は、「顧客ロイヤルティの向上が鍵である」と言います。

2023年に同ブランドは、広告ポートフォリオの拡大を通じて、「同ブランドをすでに知っていて、同社の商品を探しているお客様に、適切に商品の情報をお届けする」、「同社の商品をまだ知らないお客様に、お探しの商品にピッタリな商品の情報をお届けする」という2つの目的達成を目指し、スポンサー広告のうち、ディスプレイ広告の各施策や広告フォーマットを活用しました。

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スポンサープロダクト広告を始めて、商品の発見促進に役立てる

2018年にVASTLANDはスポンサープロダクト広告の掲載を開始しました。同ブランドでは、キャンプ用チェアやアウトドア向け調理器具などの幅広いキャンプ用品を、商品を探しているお客様に紹介するためにこのソリューションを運用しています。その後数年のうちに、スポンサーブランド広告とディスプレイ広告の掲載も開始しました。それぞれのスポンサー広告を掲載できる掲載枠や達成できる目標が異なることがわかったためです。スポンサーブランド広告はブランドストアや出品商品の宣伝に役立ち、ディスプレイ広告は関心の高いお客様への幅広いはたらきかけに役立ちました。

ディスプレイ広告によるリーチ拡大と、商品への理解の促進

野津氏は、VASTLANDの広告戦略においてディスプレイ広告が「当ブランドの成長にとって非常に大切な原動力」と語ります。同ソリューションのコンテキストターゲティング機能は、お客様が存在するあらゆる場所から商品詳細ページに案内することで、ブランドの商品をよりよく知ってもらうことに役立ちます。また、購入履歴や興味・関心などのAmazonのショッピングシグナルを使用したディスプレイ広告オーディエンスを使ったキャンペーンでは、Amazonストアやサードパーティの遷移先で広告を表示して、商品のリマーケティングや認知の向上に役立てています。最近、広告ミックスに加えられた動画クリエイティブでも、リアルタイムで商品のメリットや特徴を伝える機能が向上しました。

「スポンサーブランド広告やディスプレイ広告で利用できる動画広告フォーマットはとても便利であることがわかりました。キャンプ用品は動画のほうが静止画に比べて商品の魅力が伝わりやすいためです」と野津氏は語ります。

2023年上半期のパフォーマンスが前年比2倍を達成1

複数のソリューションを併用することで包括的かつ長期的な効果を得るには、広告費用対効果に固執しないことが重要だと言います。また野津氏は、主な目的に基づいて、各キャンペーンの成功を測定する指標を判断していると言います。たとえば、ブランドの認知向上キャンペーンの一部では、広告掲載の効率よりも、商品詳細ページの閲覧数やブランド新規顧客(NTB)数といった指標を、より適切な成功指標として設定する場合があります。

ディスプレイ広告を活用することで、2022年上半期と比較して、2023年上半期の実績は広告を経由したインプレッション、売上、NTBによる注文数の指標において2倍前後の成長率を記録しました。1 VASTLANDは、米国への将来的な事業拡大を視野に入れて成長を続けています。「Amazonは多くのお客様と出会う場所として重要な存在ですし、スポンサー広告はニーズにあった商品を購入いただくために役立ち、頼りになるソリューションだと思っています」と野津氏は語ります。

出典

1 広告主様提供データ、日本、2022年1月~6月と2023年1月~6月の比較