事例

Amazonでのフルファネルマーケティングでブランドストーリーを届けるレイコップ

Amazonでのフルファネルマーケティングでブランドストーリーを届けるレイコップ

レイコップの使命は、寝具の除菌によりアレルギーや呼吸器疾患を予防することです。東京に本社を置く同社は、世界初のふとんクリーナーを開発した元医師によって2012年に設立されました。

Amazonにおけるレイコップの成功の舞台裏を、同社プロダクトマネージャーの及川大氏と、セールスマネージャーの盧蓮京(ノ ヨンギョン)氏に伺います。スポンサー広告とストアを活用したフルファネルマーケティング戦略で同社がどのようにブランドメッセージをお客様に届けているかをご紹介します。

quoteUp当社はほぼすべての商品ASINで、ストア、スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、ディスプレイ広告を利用しています。これにより、マーケティングファネルのすべての段階に到達できます。
— レイコップセールスマネージャー、盧蓮京(ノ ヨンギョン)氏

フルファネルマーケティングが、国内でのブランド認知向上に貢献

先駆けて出品を開始した北米のAmazonで広告経由の売上成果が見られた後、レイコップは2021年末にAmazon.co.jpでも出品およびスポンサープロダクト広告の展開を開始しました。日本で出品をつづける中、お客様がブランド名と「ふとんクリーナー」を即座に結びつけられるよう、Amazon内でブランドイメージを構築する必要性があると感じました。そのため同ブランドは、Amazonが提供する個別の広告サポートやオンラインセミナーへの参加から得た知見を活かして、広告ポートフォリオをスポンサープロダクト広告からスポンサーブランド広告ディスプレイ広告に拡大し、幅広いお客様へリーチできるよう改善しました。

レイコップは、ブランドのメッセージをより明確に伝えるにあたり、カスタム画像や動画を活用したストアが、重要な役割を担うことにも気づきました。スポンサーブランド広告とストアを連動することで、ストアへのより多くの訪問数、複数商品の同時購入、さらなる販売促進に役立ちました。

さまざまな運用戦略による成功の促進

レイコップでは、2022年度の商品詳細ページへの訪問数が前年比3倍となり、広告運用による効果が見受けられました。この結果について同社は、広告運用による露出拡大の成果であると考えています。1 レイコップはAmazon内での複数広告ソリューションの運用をどのように管理しているのでしょうか。 及川氏と盧氏に、主なマーケティング戦略の一部を共有していただきました。

  • 予算を毎日調整: 現在、レイコップは全体の売上の約7%を広告に費やしています。毎日こまめにチェックして支出額を把握し、予算を徐々に増やすことで広告が常に表示されるよう調整しています。
  • 各キャンペーンに適切な目標指標を設定: スポンサーブランド広告では、過去12か月間に獲得したブランド新規顧客数を測定しています。一方、ディスプレイ広告では、インプレッション数とコンバージョン数を確認することで、広告がどの程度アッパーファネルに影響を与えているかを短期から長期にわたって確認することができます。
  • スマートキーワードを選択: レイコップでは、特に主要なショッピングイベント前およびセール開催中に、類似ブランドによって入札される可能性が低い、具体的な情報を追加したロングテールキーワードを選定しています。推奨キーワードやお客様が商品検索によく使用するキーワードを定期的に調査することが重要です。
  • オートターゲティングとマニュアルターゲティングを併用: レイコップは露出機会の最大化を狙って、すべての広告対象商品に対してオートターゲティングとマニュアルターゲティングの両方を実施しています。

成長と顧客満足度が認められる

会社設立から10年以上経った今も、レイコップは成功を収め続けています。2022年に同ブランドはFBA賞を受賞しました。これは、フルフィルメント by Amazonを活用し、お客様満足度を大きく高めつつ成長を遂げた出品者様に授与される賞です。

引き続きレイコップは強いブランドミッションのもと、お客様の睡眠と健康の改善を支援し続けています。広告が成功の鍵だと考えて、盧氏は他の販売事業者にこう語ります。 「Amazon Adsなら小さなことから始めて、学習ながら徐々に微調整できます。広告運用の経験がない方でも、安心して開始できます」

出典

1広告主様提供データ、日本、2021年〜2022年