事例

OSN+とAmazon Adsが『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』をサウジアラビアのお客様の玄関先に届けた方法

Amazon

主な知見

257%

カスタム宅配ボックスによるエンゲージメントが257%増加

16倍

トップページのテイクオーバーによるクリックスルー率が16倍向上

12%

OSN+のブランド認知度が7%から12%に向上

中東および北アフリカ地域にさまざまなコンテンツを提供しているストリーミングサービス、OSN+は、HBOの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(HOTD)のシーズン2を公開する際、通常のメディアプランを超えるものを求めていました。OSN+はAmazon Adsと連携して、カスタマイズされたAmazon Adsの広告プロダクトで好奇心をかき立て、さまざまなチャネルの視聴者にはたらきかけることを目指しました。このダイナミックなアプローチは番組内の激しいライバル関係を題材にしており、新シーズンに向けて大きな話題を呼び、ストリーミングサービスへのエンゲージメントを高めました。

自宅への配送: OSN+がオンボックス広告を開始

シリーズが初公開される前、OSN+とAmazon Adsは、期待を高めるようにデザインされた一連のティーザーを企画しました。いつも通りの配送が玄関先での楽しい瞬間に変わるように、特別にデザインされたAmazon宅配ボックスがサウジアラビアで35万個以上製造されました。各ボックスにはHOTDの印象的な画像があり、Amazon.saのOSN+ブランドストアにお客様を誘導するQRコードが載せられていました。

OSN+のQRコード付きカスタムAmazon宅配ボックス

Amazon.saのブランドストアは、訪問者が「黒装派」と「翠装派」のどちらかを選んでHOTDシーズン2の世界に飛び込めるバーチャルの戦場となりました。ランディングページでは、ファンが選んだ家の秘密やライバル関係が分かるカスタマイズされた体験を通じて、限定の予告編やキャラクターの歴史を閲覧することもできます。このデュアルパスコンテンツジャーニーは、訪問者がそれぞれの家のストーリーをより深く掘り下げるうえで役立ち、ページでのエンゲージメントがさらに高まりました。それに加え、視聴者が登録してHOTDの新シーズンを視聴できるOSN+ウェブサイトへの自然な流れができました。

「黒装派」と「翠装派」に焦点を当てたAmazon.saのOSN+ブランドストア

「黒装派」と「翠装派」に焦点を当てたAmazon.saのOSN+ブランドストア

HOTDシーズン2の公開当日、OSN+はトップページのテイクオーバーを利用して、ウェブサイトを黒色や緑色で覆い、番組の熱狂的なファンではないAmazonのお客様の好奇心をかき立てました。このデジタルトランスフォーメーションはさまざまなデバイスに適用され、Amazon.saを閲覧しているユーザーは誰でもカスタムランディングページに直接アクセスできました。キャンペーンではTwitchも活用され、サービスのトップページにヒーローヘッドラインが掲載されました。さらに、ファーストインプレッションのテイクオーバーでは、視聴者が当日最初のTwitch放送中にOSN+のポップアップを見ることができました。

Amazon.saでのOSN+のトップページのテイクオーバー

Amazon.saでのOSN+のトップページのテイクオーバー

OSN+が収めた成功

8週間にわたるカスタムボックス配送は通常の公開期間を超え、お客様がキャンペーンに何度も遭遇してどちらのサイドを支持すればよいか悩ませる結果となりました。オンボックス広告のエンゲージメントは257%増加し、スキャン率は2.5%となりました。1 さらに、キャンペーン終了後に実施されたブランドの向上率調査では、カスタム宅配ボックスを受け取ったお客様の広告認知度が12%向上したことが分かりました。2

OSN+に対する肯定的な認識は10%増加し、ブランドに対する好意的な意見を表す視聴者も増えました。3 サブスクリプションへの関心も7%上昇しました。これは、番組の魅力とキャンペーンのクリエイティブな取り組みがカジュアルな視聴者を潜在的なサブスクリプション登録者にどのように変えたかが反映されています。4 HOTDとOSN+の関連性は8%向上し、一方でOSN+のブランド認知度は7%から12%へと2倍近く向上しました。5

最終的に、Amazonトップページのヒーローテイクオーバーにより、クリックスルー率がOSN+のベンチマークと比較して16倍高くなり、Twitchの動画再生完了率(VCR)は平均を30%近く上回って90%に達しました。6

OSN+は、Amazonでのカスタム宅配ボックスからプレミアム広告掲載枠まで、Amazon Ads独自の物理的なタッチポイントとデジタルタッチポイントの組み合わせを活用することにより、HOTDの待望の新シーズンを通じて有意義なエンゲージメントを促進することに成功しました。これは、コンテンツが注目を集めるうえで、広告のイノベーションが本当に役立つことを証明しています。

出典

  1. 1Amazon Internalデータ、サウジアラビア、2024年。
  2. 2~5ブランドの向上率調査、サウジアラビア、2024年。
  3. 6Amazon Internalデータ、サウジアラビア、2024年。