事例
広告のベストプラクティス、スポンサーブランド広告を含めたブランド認知度を高めるエヌエフ貿易
大震災でリテール戦略が転換
2011年の東北の大震災と津波は、エヌエフ貿易を含む日本の市民生活と企業運営に影響を及ぼしました。以前、エヌエフ貿易は自社運営オンラインリテールサイトで取引を行っていましたが、2014年に出品者様として日本のAmazonのマーケットプレイスに参入しました。「震災後、卸売業者と量販店の間の在庫管理の難しさを痛感しました。オンライン販売を強化する必要性を感じ、Amazonでの出品を決めました。」と、エヌエフ貿易の営業本部長である山本大輔氏は語ります。
ブランド構築への取り組みに軸足を移す
デジタル広告の運用経験があるエヌエフ貿易は、2015年1月にスポンサープロダクト広告を初めて開始しました。スポンサープロダクト広告は、自社商品の露出向上に役立ちましたが、同社は、潜在的なお客様の間でブランドの認知を高めることが、自社の長期的な成長の鍵になると感じていました。その結果、エヌエフ貿易はAmazon Adsの活用ソリューションをスポンサーブランド広告とディスプレイ広告に拡大しました。
エヌエフ貿易が活用している広告ソリューションの中で、スポンサーブランド広告は特にバリューを感じられるものとのことです。同ブランドは、複数の出品者様とともに、ホームアプライアンスカテゴリーで事業を展開しています。2018年にスポンサーブランド広告に拡大したことは、お客様に再度働きかける機会を増やすのに役立ちました。
「[当社のブランドがAmazonブランド登録に登録されたことで]ブランディングを目的とした広告を掲載できるようになり、期待が高まりました。」と、マーケティング・EC事業部マネージャーである服部明子氏は振り返りました。
スポンサーブランド広告による動画広告フォーマットの活用
直近では、2022年10月にスポンサーブランド動画広告フォーマットを同社のAmazon Adsのキャンペーンポートフォリオに追加しました。エヌエフ貿易は、YOGASLEEPホワイトノイズマシンの動画広告の掲載を開始しました。動画広告の作成には、Amazon Adsの新しい動画ビルダーをリリース直後から活用しました。1
— ECマーケティング事業部マネージャー、服部明子氏動画広告を作成するために必要なのは、1枚の静止画像とパフォーマンスの高いキーワードのリストをアップロードするだけで、とても簡単でした。
スポンサーブランド動画広告フォーマットに関して、エヌエフ貿易は自動再生動画がブランド全体のインプレッション増加を促進するのに役立つと感じています。
広告のベストプラクティスの推進
現在、エヌエフ貿易は年間を通じて複数のAmazon Adsソリューションを運用し、定期的にキーワードターゲティングを微調整しています。継続的に広告を掲載することで、時折、ブランドは予期しなかった短期から長期のトレンドを観察することがあります。たとえば、エアサーキュレーターのような商品は年間を通じて需要があると同社は予想していました。ところが、この製品には日本のお客様からの季節的な需要があり、その需要は天候などの要因に左右されることが分かりました。
服部氏は、日頃の広告運用で役立つように、Amazon Adsの学習機会を活用しています。「Amazon Adsが主催するオンラインセミナーに長年参加してきました。」と服部氏は述べています。「見逃した場合はオンデマンドで視聴するようにしています。また、時間の経過とともにAmazon Ads広告運用の経験を積んでいくと、常に新しい学びや発見があるので、参加したセッションを確認し直すこともあります。運用になれた段階で初めて理解できるポイントもありますので、ためになっています。」
総計売上の80%がブランド新規顧客によるもの2
エヌエフ貿易は、Amazon Adsを活用して潜在顧客へのリーチとブランド構築を成功させることができました。同社では2018年3月から2022年12月までの間に新規顧客からの売上が80%を占め、2019年12月から2022年11月までの間に30%の順調な売上拡大が見られたと報告しています。3
出典
1 2023年2月、日本でリリースされた機能。カナダ、米国、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、英国、インドで利用可能
2 広告主様提供データ、日本、2018年3月~2022年12月
3 広告主様提供データ、日本、2019年12月~2022年11月