事例
MarsのDINEがAIを活用したCat Decoderキャンペーンにより売上を73%増加させた方法
あなたの猫はどんな気持ち? MarsのDINEとAmazon Ads Brand Innovation Labは共同して猫が何を考えているかを「翻訳」し、注目すべき成果を上げました。
注目すべきインサイト
73%
6週間のキャンペーン期間中にAmazon内で注文された商品点数の増加率
2,930万回
Amazonキャンバス全体で発生したインプレッションの合計数
99%
カスタマイズされたCat Decoderビデオの動画再生完了率(VCR)
目標
猫を飼っている人なら大抵、飼い猫のためなら何だってすると言うでしょう。研究によると、大多数の人は自分の飼い猫を甘やかして可愛がっていますが、必ずしも猫がして欲しいことをしているとは限らず、自分の猫は本当は何をして欲しいのがよく分からないと感じている、ということです¹。Mars Australiaの高級キャットフードブランドであるDINE®はこのインサイトを、挑戦すべき課題であると同時にビジネスチャンスでもあると考えました。
DINEはキャットフード業界で高級ブランドとして認知されていますが、このポジションを強化すると同時に、もっと大勢の飼い主にアピールすることを目指しました。DINEが必要としていたのは、自分の猫はこういうことをして欲しいだろうと飼い主が考えることと、実際に猫がして欲しいと思っていることとのギャップを埋めることにより、ブランドの認知を高め、購入を検討してもらい、実際の購入行動につなげる、目に見える成果を出せるキャンペーンでした。DINEはAmazon Ads Brand Innovation Labおよびメディア代理店であるEssenceMediacomと共同して大胆なフルファネル戦略を計画し、「猫と飼い主の両方をハッピーにする」というブランドの核となる理念に忠実に、新規顧客の獲得を目指しました。
アプローチ
キャンペーンの目玉は「Cat Decoder」でした。これはAIを活用したインタラクティブなツールで、Amazon Ads Brand Innovation LabがAWSテクノロジーを使用してカスタムビルドしたものです。猫一匹一匹の行動を遊び心のあるビデオメッセージに「翻訳」し、自分の猫が何を考えているのか飼い主に教えてくれます。飼い主には自分の猫の写真をアップロードしてもらい、普段どのように猫と関わってるかを選択してもらいました。それに基づいてAWSのAIは猫が考えているかもしれないことを「翻訳」し、アニメーション動画を生成しました。これはテクノロジーを駆使したクリエイティブな体験で、プレミアムブランドとしてのDINEの価値を前面に押し出すものでした。

AIを活用したCat Decorderキャンペーン
このキャンペーンはAmazonのフルファネル広告機能を活用して計画され、Prime Video、Amazon.com.auのトップページ、オンライン動画、ディスプレイ広告などに展開されました。Prime Videoの広告によって認知度が幅広く高まり、インタラクティブなCat Decoderを体験することで体験者は購入を真剣に検討するようになり、Amazonストアの掲載枠に露出することでエンゲージメントの高いオーディエンスが購入者になりました。
猫を飼っている若い層にAmazonキャンバスを超えてアピールするために、このキャンペーンでは、TikTokの有名な猫インフルエンサーであるAimee Leigh、Jessie Pearce、 Maple Ginger Boy、Isabelle Petzl-Duncanと提携しました。こうしたクリエイターによるコンテンツにより、このキャンペーンでSNSに投稿される動画のリアリティが増し、大規模な拡散につながりました。
「Marsで目指しているのは、ペットにとってより良い世界を作ることです。猫とその飼い主をハッピーにすることがDINEの使命です。この画期的なCat Decoderキャンペーンにより、その約束を果たすことができました。Amazon AdsとEssenceMediacomの提携により、従来の広告の枠を超えた魅力ある体験を一人ひとりに合わせて創り出し、プレミアムブランドとしてのDINEのポジションを強化することができました」と、Mars ANZのデジタル・メディア・コンテンツ担当ディレクターであるMarni Crookesは述べています。「創造力とテクノロジーを組み合わせて新しいオーディエンスにアピールし、有意義な仕方でブランドを成長させていくという非常に良い例となっています。」
結果
Cat Decoderキャンペーンは、ファネルのあらゆる段階で大成功を収めました。2025年8月から9月までの6週間にわたるキャンペーン期間中、Amazon内で注文されたDINEの商品点数は前年の同時期と比較して73%増加し、そのうち36%の売上がブランドストアに初めて訪れた新規の購入者によるものでした。有意義なお客様を獲得する上でキャンペーンが効果的だったことが分かります² 。
その影響はAmazon以外にも広がり、オフラインでの売上はDINEブランド全体で2.2%の増加を記録し、特にクラシックコレクションやフィレットシリーズなど注目のDINE商品では2.9%増加しました。3
このキャンペーンでは、Amazonキャンバス全体で2,930万回のインプレッションが発生し、カスタマイズされた動画が9,500本作成され、動画再生完了率(VCR)が99%に達しました。Cat Decoderでの体験に人々が積極的に関与したことを裏付けています。TikTokのクリエイターを用いるという戦略により550万人の飼い主にアピールすることができ、3,300万回のインプレッション、510万件の参加行動、さらにクリエイターが自主的に作成したコンテンツから190万回の閲覧数が発生しました。4
このキャンペーンでは、Amazonのフルファネル広告機能と自社で取得したユーザーデータを活用したクリエイティブなイノベーションにより、ブランドの成長と測定可能なビジネス成果の双方を実現し、カスタマージャーニーのあらゆる段階で関心のある新しいオーディエンスとの接点を創出できることを示しました。
「Cat Decoderキャンペーンは、Brand Innovation Labが大胆なアイデアを一人ひとりに合わせた体験へと昇華してお客様を喜ばせ、ビジネス成果の創出を通じてブランドの成長を促進する方法を示しています。MarsとEssenceMediacomの革新的なチームと協力して、オーディエンスを第一に考えたキャンペーンを計画しました。これにより、Prime VideoやAmazonストアを含むAmazonのキャンバス全体で、猫愛好家一人ひとりに合わせた遊び心のあるつながりを生み出すことができました」と、オーストラリア、中東、北アフリカのAmazon Ads Brand Innovation Lab責任者であるChris Wilsonは述べています。「このキャンペーンで積極的な参加行動と目に見える売上の増加があったことは、クリエイティブな挑戦とAmazonのフルファネル機能が融合することで、カスタマージャーニーのあらゆる段階で差別化を実現できることを示しています。」
出典
1ミンテルグループ、2025年。
2-3Circana Offline Study、2026年。
4Amazon Internalデータ、2025年。