スポンサーブランド広告を使ってAmazon内で広告を掲載するための7つのヒント
2017年5月15日
L’Oréalは、メキシコの新しいオーディエンスにリーチしたいと考えて、Amazon Advertisingを活用してブランドの認知度と検討を促進するのに役立てることにしました。このシフトの一環として、スポンサーブランド広告、スポンサープロダクト広告、およびAmazon DSPによるディスプレイと動画を使用した、フルファネルマーケティング戦略を採用しました。その結果、Amazon内での売上が前年比400%増加し、このブランドのブランド新規顧客を14万人獲得しました。
Amazon Advertisingのスポンサーブランド広告は、より多くの人々があなたのビジネスを発見して、そこで買い物し、エンゲージメントするのに役立つ強力なツールです。スポンサーブランド広告は、オーディエンスを増やすだけでなく、ブランドについて説得力のあるストーリーを伝える機会を提供します。
スポンサーブランド広告は、ブランドロゴ、カスタム見出し、および複数の商品を掲載できるカスタマイズ可能な広告です。これらの広告は、キーワードターゲティングを使用して、商品検索結果や商品詳細ページ内の目立つ場所に表示されます。広告主様は、見出しをカスタマイズし、広告をカスタムランディングページまたはストアにリンクできます。
スポンサープロダクト広告に続いてスポンサーブランド広告を開始した広告主様は、広告費用対効果が平均12.2%増加しました。スポンサーブランド広告から最適な結果を得るのに役立つ重要なことは、目標の設定から、平均売上コスト(ACOS)や商品詳細ページの閲覧数(DPV)を理解するためにレポートツールで学習することに至る、必要な手順を踏むことです。
Amazon内で広告を掲載する際に独自のスポンサーブランド広告を最大限に活用するのに役立つ7つのヒントを以下に示します。
1.目標を定める
計画を立ててこれに着手することは重要です。キャンペーンを作成する前に、広告を通じて達成したいビジネス目標を決めておくことが大切です。目標はブランドの認知度を高めることですか? 新規顧客の獲得ですか? 売上拡大でしょうか?
2.適切なキーワードを設定する
戦略的なさまざまなキーワードを設定することにより、広告が表示される機会が増えます。
キャンペーンに25個以上のキーワードを含め、目標に応じてマッチタイプ(部分一致、フレーズ一致、完全一致)を組み合わせていることを確認してください。部分一致は最も広い範囲でトラフィックの幅広い露出を提供することができ、フレーズ一致や完全一致は、広告へのトラフィックを絞り込むのに役立ちます。除外キーワードや除外商品/ブランドを追加すると、パフォーマンス目標を下回る商品検索結果ページに広告が表示されないようにするのに役立ちます。
3.トラフィック量を調査する
スポンサーブランド広告キャンペーンのキーワードを入力すると、推奨キーワードのリストがポップアップ表示されます。それぞれの横には、予想されるインプレッション量とキャンペーンのASINの関連性に基づいたトラフィック量(高、中、低)が表示されます。
スポンサー広告はオークションベースの価格設定モデルを使用しているため、トラフィックの多いキーワードを獲得するには、競争力のある入札額を設定する必要があります。入札額が低すぎる場合は、代わりに他の広告主様の広告が表示されます。入札額を増やして、さらに多くのインプレッション数の獲得に役立てましょう。
4.予算に合ったキーワードを選択する
予算が入札額を制限している場合、非常に人気のあるトラフィックの多いキーワードではインプレッションを獲得できない可能性があります。トラフィックの少ないキーワードは入札額の競合が少ないため、オークションに勝ちやすくなります。
売上を伸ばすのに必ずしも最大のトラフィックが必要なわけではありません。広告主様の商品と類似する検索をしている購入者こそが重要です。
5.常時稼働
キャンペーンを継続的に実施しましょう。バレンタインデー、ブラックフライデー、サイバーマンデーなどのイベントやホリデーシーズンだけが重要なわけではありません。一年を通してブランドを宣伝し、認知度を高めることにより、継続的に顧客を増やします。お客様が何かを購入するタイミングで、思い出してもらえるブランドになりましょう。
Pringlesは、ドイツのお客様への商品の認知度を高めることに決めたとき、常時掲載のアプローチに切り替えました。結果として、Pringlesのスポンサーブランド広告の動画キャンペーンは、Pringlesのスポンサーブランド広告キャンペーンの過去の平均よりも200%高いクリックスルー率(CTR)を生み出しました。
6.レポートツールの活用
広告コンソールは、広告のクリック数、広告にかかった費用、売上高を含む、キャンペーンの指標を自動的に追跡します。
特に注意すべきいくつかの指標は以下のとおりです。
- 平均売上コスト(ACOS): 広告にかかった総費用を売上高で割ったもの
- 商品詳細ページの閲覧数(DPV): カスタムランディングページからそれぞれの商品詳細ページへのリンクをクリックした購入客の数
これらの指標は、貴重なインサイトを提供します。たとえば、広告のクリック率が高くてもDPVが低い場合、購入者はランディングページを通過していないということを意味します。
それが、7個目のヒントです。
7.テストを重ねる
スポンサーブランド広告の利点の1つは、広告クリエイティブをカスタマイズできることです。これを活用すると、さまざまなコンポーネントのテストに時間をかけることができます。
- カスタム広告の見出しと画像
- 広告内のASINの順序、数、および組み合わせ
- カスタムランディングページでのエクスペリエンス
テストを実施する際には、以下のベストプラクティスに従うことを忘れないでください。
- 複数のキャンペーンを同時に実施するよう設定する
- 1回につき1つの値を変更する
- 2週間以上テストを実施する
- 事業目標とテストの設定に基づいて、効果の基準を特定する
スポンサーブランド広告クリエイティブは検索よりも目立つ位置の掲載枠に表示されます。広告の成功のために、テストに時間をかけましょう。
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