Amazon Marketing Stream（ベータ版）の紹介

Amazon Marketing Stream（ベータ版）を発表いたします。これは、Amazon Adsのキャンペーン指標や情報を、広告主様やインテグレーターのAWSアカウントにプッシュベースのモデルを介してほぼリアルタイムで配信するプロダクトです。既存のAmazon Ads APIトークンを使用し、AWSアカウントの詳細を提供することで、Amazon Marketing Streamで利用可能なキャンペーンデータセットを登録できます。登録すると、Amazon Marketing Streamは1時間単位でパフォーマンス指標を配信します。これには、ターゲティングエクスプレッションの掲載枠別パフォーマンスや予算消費メッセージなどの詳細がほぼリアルタイムで表示されます。他のキャンペーンデータセットは、今後数か月以内に登録できるようになります。

以前は、スケーリングされたキャンペーンレポートへのアクセスは、日々のパフォーマンスを提供するプルベースのAmazon Ads APIコールと、他のキャンペーン情報へのオンデマンドアクセスに限定されていました。よりリアルタイムに日中のキャンペーンインサイトを必要とするAPIユーザーは、Amazon Ads APIを1日に複数回呼び出すことでこの情報を手動で引き出していますが、これにより他のAPI利用の課題が生じています。APIユーザーには、APIの呼び出し回数を制限するAPIスロットリングを管理する必要があるほか、新しい情報を既存の情報と比較し、変化を把握するという負担がかかっています。このようなAPIの使用パターンから、お客様の進化するユースケースに、より適切に対応できる製品を開発する必要性が明らかになりました。

Amazon Marketing Streamは、次の点で役立ちます。

• キャンペーンをより効果的に最適化する： 1時間単位のパフォーマンス指標は、高度なキャンペーン最適化に役立つ日中のインサイトを提供します。たとえば、コンバージョン率が高い特定の時間帯には、入札額を上げたり、キャンペーンが予算内に収まるようにしたりすることができます。Amazon Marketing Streamのスポンサープロダクト広告パフォーマンス指標により、ターゲティングエクスプレッションと広告掲載枠の組み合わせなど新たなディメンションが可能になり、キーワードだけでなく、掲載枠ごとにキーワードを最適化できるようになりました。
• キャンペーンの変更に迅速に対応する： 予算消費などのほぼリアルタイムの情報は、上級APIユーザーがさらなる最適化のためにレスポンシブアプリケーションを作成するのに役立ちます。たとえば、キャンペーン予算がなくなる前に予算を引き上げることができます。
• 運用効率性を向上させる： プッシュベースの情報配信により、APIスロットリングが排除されます。さらに、Amazon Marketing Streamでは、パフォーマンス指標とキャンペーン情報の変化を、一定期間の集計としてではなく、ほぼリアルタイムで送信します。複雑な技術的運用を簡素化できます。現在では、インテグレーターまたは広告主が以前に取得し、独自のシステムに保存している指標と、新たに集約されたAPIメトリクスを比較し、2つの間の差分を理解することが必要になる場合があります。代わりに、Amazon Marketing Streamがその差分を提供します。

ベータ版参加者の何人かがAmazon Marketing Streamについて次のように語っています。