新機能のお知らせ

Amazon Marketing Cloudがカスタムオーディエンスの作成およびアクティベーション機能を発表

2023年5月1日

新着情報

広告主様は、SQLクエリを使用してAmazon Marketing Cloud(AMC)でカスタムオーディエンスを作成し、このオーディエンスをAmazon DSPキャンペーンで使用するためにアクティベーションできるようになりました。広告主様は、カスタムクエリを設定するか、クエリテンプレートを活用してオーディエンスを構築できます。その際、スポンサー広告、Amazon DSP広告、Amazon Shopping Insights(ベータ版)サブスクリプションなど、AMCインスタンス内の対象となるすべてのシグナルに加えて、広告主様がAMCで収集することを選択した独自のシグナルを利用できます。広告主様にとっては、お客様が時間を費やすあらゆる場所での豊富な情報に基づいて、より関連性の高いオーディエンスを構築するのに役立つ選択肢が増えることになります。広告主様がオーディエンスを更新する頻度を設定することもできます。結果として作成されるオーディエンスは常にタイムリーで関連性の高いものになります。

重要である理由

広告主様はこれまでAMCを使用してカスタム分析を行い、キャンペーンパフォーマンス、メディアへの影響、オーディエンスの関連性などのマーケティングトピックに関するインサイトを得てきました。AMC Audiences(ベータ版)の開始により、広告主様は、オーディエンスインサイトを導き出すところから一歩進んで、Amazon DSPキャンペーンで使用するカスタムオーディエンスを直接作成できるようになりました。広告主様は、Amazon DSPで利用可能なオーディエンスオプションを活用することに加えて、クエリを実行してまとめられた匿名AMCレポートを作成する方法と同様に、独自のクエリを定義し、広告やビジネス目標をサポートするのに最適なカスタムオーディエンスをAMCで柔軟に作成できます。

AMCで作成されたオーディエンスは、他のAmazonオーディエンスと同じポリシーとサイズ制限に厳密に従っており、自動的にAmazon DSPで利用できるようになります。広告主様は、現在通常のAmazon DSPオーディエンスを選択するのと同様に、関連性の高いラインアイテムに対応するAMCカスタムオーディエンスを選択できます。その後、広告主様は標準のレポートダッシュボードでキャンペーンとオーディエンスパフォーマンスを監視できるほか、AMCでカスタム分析を行い、インサイトを導き出し、継続して最適化を実施できます。

AMC Audiencesを使用して有効にできるカスタムオーディエンスの例の一部を広告目標別にまとめました。

  • 認知: ストリーミングTV広告には反応したものの、ディスプレイ広告にまだ接触していないオーディエンス、またはメディアチャネルをまたいで広告に過剰に接触したオーディエンス(オーディエンスの除外に使用)
  • 検討: 広告を見た後に商品詳細ページを複数回閲覧したオーディエンス、または広告対象商品をほしい物リストに追加したオーディエンス
  • コンバージョン: 広告を見た後に特定のキーワードを検索したオーディエンス、またはカートに商品を追加したものの、購入を完了しなかったオーディエンス
  • ロイヤルティ: 昨年該当ブランドから購入したが、最近かかわりがなかったオーディエンス、または過去の購入履歴に基づいてお客様の長期的価値(CLV)が高いオーディエンス

利用対象者

  • Amazon Marketing Cloudユーザー

対象地域

  • 北米: 米国、カナダ、メキシコ
  • 南米: ブラジル
  • ヨーロッパ: ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、英国、スウェーデン、トルコ
  • 中東: サウジアラビア、アラブ首長国連邦
  • アジア太平洋: オーストラリア、インド、日本

アクセス方法

  • AMCウェブベースUI、AMC Audiences API

成功事例

Beekeeper's Naturalsは、AMC Audiencesを活用し、コスト効率の高い方法で新しい購入者にリーチした

はちみつを詰めた容器とボトル

Perpetua Labsは、栄養食品会社のBeekeeper's Naturalsが有力な見込み客にリーチできるよう支援する取り組みとして、AMC Audiencesを使用し、(1)スポンサー広告を見た後に関連性の高いキーワードや用語を積極的に検索したお客様、(2)ブランドの既存のお客様のエンゲージメントジャーニー過程に類似したエンゲージメントジャーニーを持つお客様を中心にセグメントを作成しました。最初のセグメントを使用したキャンペーンでは、ブランドの代替アプローチよりも33%高いROASを達成し、2番目のセグメントを使用したキャンペーンでは、100%のブランド新規顧客(NTB)購入率を実現しました。1

AMC Audiencesが健康ブランドのメディア費効率の向上に貢献

走っている女性

Reviveは、AMC Audiencesを活用して、米国を拠点とする健康ブランドのオーディエンス戦略をアップグレードしました。まず代理店はこの機能を利用して、広告を閲覧してカートに商品を追加したものの購入に至らなかったオーディエンスを厳選し、次にこの意欲の高いグループに再びアプローチするためのリマーケティングキャンペーンを設定しました。さらに代理店は、広告をクリックしたものの、チャネル全体で広告に触れる合計回数がわずかであるカスタムオーディエンスを構築し、ブランド検討を促すキャンペーンを開始しました。AMC Audiencesが貢献し、リマーケティングキャンペーンはブランドのベンチマークよりも60%高い広告費用対効果(ROAS)を達成し、商品詳細ページの訪問あたりのコストは、過去の同じブランドの同等キャンペーンのわずか50%になりました。2

AMC AudiencesとAmazon Shopping Insights(ベータ版)がSimpliSafeのROASを109%向上させるのに貢献

セキュリティシステムを使用している男性

Buy Box Experts(BBE)は、ホームセキュリティ先進企業であるSimpliSafeが、AMC AudiencesとAmazon Shopping Insightsサブスクリプションを活用して、エンゲージメント戦略を策定するのを支援しました。この代理店は、過去にSimpliSafeに反応したものの、お客様が時間を費やすあらゆる場所でのリテールチャネル全体で広告を見たり購入したりしたことのないオーディエンスを作成しました。SimpliSafeでは、この新しいオーディエンスを使用したキャンペーンの実施期間全体で、ROASが109%向上し、販売商品あたりのコストが65%減少しました。さらに、このキャンペーンでは、ブランドは新規購入者にリーチするという目標に向かってさらに前進し、総購入額に占めるブランド新規顧客による購入の割合が29%増加しました。3

1 Perpetua Labs提供データ、米国、2023年

2 Revive提供データ、米国、2023年

3 Buy Box Experts提供データ、米国、2023年