マウスウォッシュカテゴリーと選択した類似カテゴリーとの比較
投稿者： Andrew Bose（アナリティクス&メディアマネージャー）およびAshton Brown（テクニカルライター）
Amazon Adsの調査員は毎年、カテゴリーレベルでショッピング傾向を分析し、広告主様がマーケティング戦略に役立てるのに使用できる実用的なインサイトを提供しています。
ストーリーのハイライト：
この記事では、Amazon.comのパーソナルケア業界内の2019年11月から2021年10月までの購買行動に関する類似のものとの比較分析をご紹介します。比較にあたっては、マウスウォッシュカテゴリーを中心に、総売上の前年比伸び率、ショッピング傾向（商品検索、エントリーセグメントなど）を分析します。
1つのカテゴリーを中心にすることで、広告主様はマウスウォッシュカテゴリーと類似カテゴリーとの比較結果が分かりやすくなります。
マウスウォッシュはパーソナルケア業界で10番目に大きいカテゴリー
分析時点では、マウスウォッシュのカテゴリーは、以下を含む類似カテゴリーの中で、売上で10位、売上成長率ランキングで9位となっています。
- 歯磨き粉（売上第1位、売上成長率第3位）
- カミソリ/カートリッジ/使い捨て（売上第2位、売上成長率ランキング第3位）
- 制汗剤/デオドラント（売上第3位、売上成長率第4位）
- オーラルケア用品（売上第4位、売上成長率第2位）
2020年11月から2021年10月までのAmazon.comでのマウスウォッシュカテゴリーのパフォーマンス
パーソナルケアカテゴリー内の売上ランキング
パーソナルケアカテゴリー内の売上成長率ランキング
マウスウォッシュのカテゴリー新規購入者のうち82%がAmazonストアで他の商品も購入
マウスウォッシュのカテゴリー新規顧客（このカテゴリーで初めて買い物をするお客様）は、Amazonの他のカテゴリーと高い重複傾向を示しています。たとえば、当社の調査によると、カテゴリー新規顧客のうち82%は、パーソナルケア商品を購入する前に、他のカテゴリーの商品を購入しています。購入傾向の高い順に、上位の重複カテゴリーをご紹介します。
- カット野菜（サラダパック/キット）
- デリ（スナックキット/肉類パック）
- ベーカリー（パン/ベーグル）
- 家庭用消耗品（赤ちゃんのおしりふき/掃除用品）
- 肉（七面鳥/鶏肉）
マウスウォッシュのカテゴリー新規購入者が主に閲覧している時期は11月から1月の間
2020年12月から2021年11月の間に、何百万という新しい購入者がマウスウォッシュのカテゴリーを訪れました。その人たちは全員見込み客なので、カテゴリー新規購入者が、いつ、どのように訪問してきたかを理解することが重要です。当社のデータによると、カテゴリー新規購入者は、主に11月から1月の間にAmazonで買い物をしており、8月も高いエントリーポイントであることがわかります。
年間カテゴリー新規購入者数の月間シェア（2020年11月～2021年10月）
2020年11月～2021年10月
マウスウォッシュのカテゴリー新規顧客のうち67%はサブカテゴリー「口臭清涼剤」から訪問
マウスウォッシュを購入するお客様は、大抵の場合、口臭清涼剤を求めてマウスウォッシュカテゴリーにやって来ます。2021年には、カテゴリー新規顧客のうち67%がサブカテゴリー「口臭清涼剤」から訪問しています。
上位エントリーサブカテゴリー
口臭清涼剤： 67%
虫歯予防： 18%
アルコールフリー： 11%
ホワイトニング： 4%
最終的に調査した12か月間のマウスウォッシュの上位のショッピング傾向
商品検索の量に関しては、主要なクエリ「マウスウォッシュ」と「過酸化水素」は依然として高いままですが、「トラベルサイズの洗面用具」や「フロス」など、他のカテゴリーも大幅な増加が見られます。
マウスウォッシュの広告主様は、広告リーチを拡大するために、「マウスウォッシュ」「過酸化水素」などの一般的な上位用語や「トラベルサイズの洗面用具」「フロス」など一番増加が見られる用語をスポンサー広告キャンペーンに含めることを検討する必要があります。
結論
この調査でわかるように、マウスウォッシュはAmazonストアにおける売上で10番目に大きなカテゴリーです。年間を通じてコンスタントにお客様はこのカテゴリーを訪問（初めて買い物）していますが、11月から1月がエントリーポイントのピークになっています。サブカテゴリー「口臭清涼剤」からカテゴリーに訪問するお客様が67%います。
Amazon内のパフォーマンスを向上させるために、マウスウォッシュの広告主様は、スポンサー広告キャンペーンに上位キーワード（サイズ別、トレンド別）を含めることを検討する必要があります。また、広告主様は、カテゴリー新規購入者に、いつ、どのようにアプローチするかを決定する際、上位の重複カテゴリーとエントリーカテゴリーを考慮する必要もあります。