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カンヌライオンズ3日目に、スターのアンダーソン・パーク氏とKai Cenat氏がクリエーターコラボレーションについて紹介

2025年6月18日
カンヌライオンズ3日目、Amazon Adsは「Beyond the Generational Divide(世代の壁を越えて)」というリサーチについて公表し、消費者の72%が年齢層よりも興味・関心、情熱の方が自分を特徴づけていると認識していることを明らかにしました。グラミー賞受賞者のアンダーソン・パーク氏とTwitchのスターKai Cenat氏がAmazon Portで講演を行い、ブランドが、デモグラフィックではなく共通の興味・関心に基づいてオーディエンスにはたらきかけるために、クリエイターとのパートナーシップを通じて、このインサイトをどのように活用できるかを示しました。クロワゼットでクリエイターエコノミーに関する議論が活発に交わされる中、Amazonのプログラムは、クリエイティブの信頼性と測定可能なビジネス成果を組み合わせた、費用対効果(ROI)重視のコラボレーションの具体例を紹介し、注目を集めました。
Amazon、Unilever、Team One、およびアンダーソン・パーク氏が時代とともに遂げるブランドの進化について語る
Amazon Adsの米国代理店開発責任者であるSarah Ioossは、「ここカンヌでは、仕事に取り組み、結果や指標について考えるだけでなく、この業界の人間性を深く理解する機会を得ています」と述べ、Amazonの新しいリサーチについて詳しく説明しました。調査結果によると、あらゆる年齢層の消費者の72%が、年齢層よりも興味・関心、趣味、情熱が自分を特徴づけていると考えていることを示しています。これは、基本的なマーケティング手法や従来のメディアプランニング戦略に疑問を投げかけるものです。Ioossは続けて、「ブランドを成功させるために私たちがしなければならないことはたくさんありますが、調査対象となった消費者の50%以上が、ブランドは年齢層に注目しすぎていると答えています」と述べました。

2025年6月、Unilever North Americaのビューティーおよびウェルビーイング最高マーケティング責任者Kathleen Dunlop氏、グラミー賞受賞アーティスト、ディレクター、慈善家アンダーソン・パーク氏、Amazon Adsの米国代理店開発部門責任者Sarah Iooss、Team Oneのクリエイティブ最高責任者Chris Graves氏がAmazon Portステージ上に登場。
(写真提供:Christian Roy & Blaise Tassou、Amazon Ads)
Amazon Portで開催された「時代を超えてブランドを進化させる」セッションでは、グラミー賞受賞者のアンダーソン・パーク氏、UnileverおよびTeam Oneの幹部がIoossに加わり、ブランドが世代を超えてどのように真のつながりを構築できるかについて議論しました。「文化を鏡のように映し出し、それを追及するブランドを見ることが大好きです。私が気に入っているのは、大胆さだけでなく、現在の文化、時にはノスタルジーといった文化との関連性を維持していることです。その良い例が、フォールアウトシリーズ(Prime Video配信)だと思います」とIoossは述べ、1997年に発売されたこのビデオゲームが、年齢を超えたコミュニティの情熱に焦点を当てることによって、2024年のストリーミングヒット作へと変貌を遂げたことを強調しました。「フォールアウトが壮大なシリーズへと成長し、シーズン3へとリニューアルされることが見れたのは楽しかったです。ゲームを愛する人々が本当に引き込まれているからです。Twitchのコミュニティがその番組を取り上げ、視聴パーティーを開催し、視聴者が好きなものを自由に楽しむ様子を見ることができました。それこそが、ブランドにとって最高なときです」。
Unilever North Americaのビューティーおよびウェルビーイング最高マーケティング責任者であるKathleen Dunlop氏は、今日のマーケティングにはコミュニティファーストのアプローチが必要であることを繰り返し強調しました。 「私たちはこうした小さなコミュニティをまたいでブランドを構築する必要がありますが、さまざまな情熱を網羅する一貫したブランドを構築しなければなりません。だからこそ、コメント欄を見ています。人々の意見に耳を傾けています。そこからアイデアを得て、コミュニティでアイデアを試して、それをより大きなキャンペーンに発展させています」。 Dunlop氏はこの点をさらに深め、ブランド向けのガイダンスをいくつか共有しました。 「基本的なこととして、自分たちが何者であるかを理解し、自分のトーンを明確にする必要があります。そうすれば、さまざまなコミュニティすべてに存在感を示しながら、一貫性のある1つのブランドを構築できます」。
アンダーソン・パーク氏は、自身のブランドパートナーシップの経験から得たインサイトを共有し、真にクリエイティブなコラボレーションと過去の再検証の重要性を強調しました。「ブランドと仕事をする場合でも、それは同じです。先日、Lexusと素晴らしい仕事をしました。彼らは新しい曲を探していたので、私は10年前に制作した自分の楽曲カタログから1曲を選び、要望に合わせてその曲を再構築しました。このようなことは、私のブランドレガシーに素晴らしい効果をもたらし、新しい人々にその存在をアピールするきっかけになります」。 Team Oneのクリエイティブ最高責任者であるChris Graves氏は、この点について次のように語っています。「2つの組織のコラボレーションは、ブランドが常に行っていることですが、現在アイデアの所有権を共有するという形に至っています。それは特定のブランドの進化とモダナイズに貢献し、新しいオーディエンスに新しい考え方をもたらすことに役立っています」。
その後、Graves氏は、LexusがTwitchとのコラボレーションにどう取り組んだかを話しました。「お金を払ってロゴを付けるだけでは、誰の役にも立ちません。だから、私たちはその空間に溶け込み、パートナーになることを目指しています。『あなたが本当に得意とするものを一緒に作るお手伝いをします』という考え方です それがTwitchとのパートナーシップにおける私たちの役割でした」。
コラボレーションに焦点を当てたこのセッションでは、複数の世代にわたる関連性を維持しているブランドが、デモグラフィックよりも情熱に焦点を当てる方法が示されました。これは、週の初めに発表されたAmazonの「Beyond the Generational Divide(世代の壁を越えて)」というリサーチ結果と一致しています。
ブランドのリーダーとクリエイターは次の点で一致しています。 クリエイターは文化の触媒
興味・関心に基づくマーケティングに関するこれらのインサイトを踏まえて、当日の議論は、クリエイターとの戦略的パートナーシップにより、ブランドが情熱に溢れるコミュニティとつながるために必要な「信頼性」をどのように提供するかということに移りました。

2025年6月、Amazonのグローバルクリエイティブ最高責任者Jo Shoesmithが、TwitchストリーマーKai Cenat氏、およびFulwell Entertainmentの共同最高経営責任者Maverick Carter氏と共にAmazon Portステージ上に登場。
(写真提供:Christian Roy & Blaise Tassou、Amazon Ads)
「私は、オーガニックなもの、人としての自分にとって本物であるものだけを追求することで生き、ビジネスを営んでいます。すべてに『はい』と言う必要はありません。提示される金額や条件などは関係ありません。あなたが取り組んでいることと調和し、あなたのオーディエンスにとって本物であり、オーディエンスが楽しむことができるものなら、それが最も重要です」とTwitchストリーミング界の大物Kai Cenat氏は Amazon Portで開催された「テーブルに着く:共創の力」セッションで述べ、ブランドに従来のマーケティング手法を再考するよう促しました。
Cenat氏は、Amazonのグローバルクリエイティブ最高責任者Jo Shoesmithと、Fulwell Entertainmentの共同最高経営責任者Maverick Carter氏によるパネルディスカッションに参加し、クリエイターとのパートナーシップが広告効果をどのよう変革しているかを示しました。
Shoesmithは、取引だけでなく変革にもつながるパートナーシップを促進するためのAmazonのアプローチについて説明しました。「私たちはあらゆる業務において、著名人やクリエイターと提携する機会を数多く得ています。長年にわたり、間違い、失敗、学び、実験、そして再挑戦を通して、私たちは共創の方法をかなり習得してきました。そして共創とは、パートナーとして協力するクリエイターに発言権を与えること、雇用し、仕事に対する意見を反映させることであり、単に著名人を起用し、押し付けることではありません」。
NBAのレジェンド、LeBron James氏とSteve Nash氏が出演する人気のポッドキャスト「Mind the Game」も制作しているCarter氏は、クリエイターや署名人に適切なサポートを提供することの重要性も強調し、次のように述べました。 「適切なチームを編成し、適切なパートナーを選ぶことが重要です。今、最も高い報酬を支払ってくれる人ではなく、将来、自分が望む最高の目標を達成するために支援してくれる人を選ぶことが重要です」。
これはアスリートにとって特に重要です。Carter氏は次のように説明しています。「アスリートは私たちとはまったく異なる人生を送っています。今ではなく22歳の時に、人生最大の仕事に就き、最も高い報酬を得ていたらどうでしょう?想像もつかないことです。つまり、彼らの人生はまさに一変するのです。そして、まだ若いうちに、突然キャリアが終わってしまうのです。ですから、アスリートにとって重要なのは、常にその点を考慮し、そのチャンスを最大限に活用することだと思います。そうしなければならないのです。その機会は一度きりだからです」。
Twitchストリームでエンターテイメントとブランドストーリーテリングをシームレスに融合させているCenat氏は、ライブストリーミングが、他の画面で見るスターたちに視聴者をより近づける点でどのように役立つかを次のように説明しました。「私の世界に入ってくる人たちに、ぜひ楽しんでほしいと思っています。それが私の主な目標です。彼らが私の家に来たときは、集まって楽しみ、ただ友達のように立ち寄って楽しい時間を過ごします」そしてこう続けます。「たとえば、アスリートたち。コート上では彼らを見かけますが、コート外やフィールド外などではあまり見かけません。しかし、実際に彼らを見る機会を得られると、視聴者は最も純粋な形で見ることができ、まったく新しい世界が開かれます。そして、それがとても重要だと思います」。
Amazon CEOのAndy Jassyがカンヌライオンズのパレスステージに登場
これが、カンヌライオンズ2025の水曜日のプログラムハイライトです。明日のまとめでは、パレスでAmazon CEO、Andy Jassyのパネルディスカッションを特集し、Amazonの「なぜ?」という文化について語ります。
カンヌライオンズ2025最終日が近づく中、Amazonは広告主様がブランドの可能性を最大限に引き出す点で役立つ、大胆なアイデアと実用的なインサイトを引き続き提供していきます。InstagramとLinkedInでリアルタイムの更新情報をフォローしてください。
ワンランク上のキャンペーンを実施しませんか? Amazonの「Beyond the Generational Divide(世代の壁を越えて)」というリサーチをダウンロードし、Amazon LiveとTwitchを利用した、Amazon Adsの興味・関心に基づくオーディエンスおよびクリエーターとのパートナーシップのソリューションが、デモグラフィックではなく情熱に基づいてオーディエンスとつながる点でどのように役立つかをご確認ください。