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Amazon Adsのユーザー生成コンテンツへのアプローチ 広告主様の保護とリーチの維持

2026年7月21日 | Vanessa Nguyen、Amazon Adsプロダクトマーケティングシニアマネージャー、およびSourabh Chowdhury、Amazon Adsブランドセーフティ担当シニアPMT

インターネットにおける最もエンゲージメントの高いオーディエンスの一部は、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を中心に形成されています。こうした環境では、大規模でありながらリアルな会話や真のつながりが育まれます。広告主様にとって、これは真の交流が生まれる場面で、ブランドと積極的につながる消費者にリーチできる大きな機会です。

ただし、UGCはフィルタリングされていないため、ブランドのメッセージと合わない会話やコンテンツの隣に広告が表示される可能性があります。UGCに関する適切なポリシーと管理体制がなければ、広告主様へのリスクは現実のものとなります。

UGCとは何か、なぜ特別な注意が必要なのか?

UGCとは、プロのパブリッシャーや編集チームではなく、個人が作成したコンテンツのことです。フォーラム、個人ブログ、ソーシャルメディア、動画プラットフォーム、クリエイティブコミュニティなど、さまざまな環境で見られます。

これらのカテゴリーはすべて同じリスクを伴うわけではありません。すべてのUGCプラットフォームには、許可されるものと許可されないものを定めた独自のコンテンツポリシーがあります。そうした基準の設定と運用を行う責任は、パブリッシャーにあります。適切にモデレーションされたレビューサイトは、モデレーションが緩いコミュニティフォーラムとは根本的に異なります。広告主様にとって、この違いは重要です。

Amazon AdsのUGCへのアプローチ

当社は、UGCサプライを審査し、モデレーション基準が当社の要件を満たしている場合は広告主様にご利用いただけるようにします。要件を満たしていない場合は、露出を制限または削除します。これは、サイト全体やアプリ全体で一律に判断されるものではありません。当社は、高度な自動検出とパブリッシャーのモデレーション運用に対する継続的な目視審査を組み合わせ、単一のプロパティ内のコンテンツレベルおよびセクションレベルで評価を行っています。

オープンインターネット全体でUGCが大規模に存在することを踏まえ、当社では高度なAIベースの検知技術を活用し、毎日4,000万以上のページにわたるテキストおよびビジュアルコンテンツを評価しています。UGCは固有のリスクレベルがそれぞれ異なる20種類の個別サブタイプに分類されます。1 このシステムは、モデレーションの強度と一貫性を継続的に評価し、すべてのサプライにわたる新たなリスクにフラグを立てる設計となっています。その後、当社のチームが目視評価を実施し、個々のパブリッシャーを審査するとともに、モデレーションポリシーとその実施状況をモニタリングします。同じプロパティでも、セクションや時期によって見え方が大きく異なるため、この評価が停止することはありません。

実際には、UGCプラットフォームには、質の高いコンテンツとブランドセーフティ上問題のあるコンテンツが混在していることがあります。画一的なアプローチをとってしまうと、どちらの場合であっても広告主様にとって不利益な結果となります。すべてのUGCをブロックすると、価値の高いオーディエンスへのリーチが損なわれます。無批判に受け入れると、ブランドセーフティが損なわれます。当社では、広告主様が選択を迫られる必要はないと考えています。たとえば、ゲーム関連のプロパティでは、ユーザーフォーラムと並んで、ゲームコンテンツ、ゲームプレイのチュートリアル、ストリーム配信などが掲載されている場合があります。当社のシステムでは、サイトの各セクションを個別に評価し、ゲームコンテンツには広告を配信しつつ、モデレーションが不十分なユーザーフォーラムでの露出を制限します。これにより、広告主様はブランドセーフティを損なうことなく、エンゲージメントの高いオーディエンスにリーチできます。

UGCのブランドセーフティは、業界全体の課題です。当社では、Jounce Mediaなどの独立したサプライ品質パートナーとも緊密に連携し、当社のアプローチの評価、共同でのサプライサイドのリスク低減、業界標準の継続的な向上に取り組んでいます。Jounceはサプライ品質の強化においてAmazon Adsと提携しており、両チームはUGC検出に関する知見を共有しています。

Jounce Mediaの創設者であるChris Kane氏は、「Amazonのブランドセーフティチームとともに同社のアプローチを確認しました。大規模なUGCの真のリスクプロファイルをこれほど真剣に理解しようと投資しているパートナーは少ないと言えます。詳細な分類と積極的な目視評価を組み合わせることで、業界全体における責任あるUGCの収益化の在り方に関する基準が確立されます。」と述べています。

パブリッシャー向けモデレーション基準

UGC環境の質は、パブリッシャーがコンテンツポリシーとモデレーション運用の双方にどれだけ真剣に取り組んでいるかによって決まります。この点を適切に実践するパブリッシャーは、広告主様からの継続的な信頼を獲得し、長期的な需要につながるインベントリを構築できます。

つまり、以下を行うことです。

  • 不適切なコンテンツを明示的に禁止する明確なコミュニティガイドラインを整備し、その基準が目に見える形で執行されるよう徹底すること
  • 有害なコンテンツに反応するのではなく、先回りして対処する積極的なモデレーションに投資すること
  • モデレーションの運用方法、削除率、対応時間の透明性を確保すること
  • 高リスクセクションを広告対象のインベントリから分離すること

これらは特定時点での確認ではありません。当社の評価では、ページレベルの分類と継続的に追跡されるパブリッシャー分析を組み合わせ、パブリッシャーが数週間から数か月にわたってポリシーをどれだけ一貫して適用しているかを測定します。現時点でモデレーション審査を通過したサイトでも、将来的に品質が低下した場合は、それに応じて資格が調整されます。

デフォルトで組み込まれた保護機能

広告主様による対応や追加費用は一切必要ありません。Amazon AdsのUGC評価は、デフォルトですべてのサプライを対象として実行されるよう設計されており、リスクの評価と露出の調整をリアルタイムで行います。問題が検出された場合、自社システムによる検出かパートナーのシグナルによる検出かを問わず、影響を受けるサプライは広告対象から除外されます。また、再発防止のため、根本原因が検知システムに組み込まれます。

UGC環境は、適切にモデレートされている場合、インターネットにおける特にエンゲージメントの高いオーディエンスが集まる場となります。広告主様が安全にその価値を活用できるよう支援することは、当社のコミットメントです。これは、この評価の有効性を維持するための人材、テクノロジー、プロセスへの継続的な投資を意味します。

出典

1 Amazon Internal、2026年。