ガイド
ブランドパーソナリティ
それが重要な理由と、自社のブランドパーソナリティを設定する方法
ブランドパーソナリティとは、ブランドに付与する一式の人格的な特徴と感情的な特徴のことで、消費者がブランドとどのように感情的に関わり、つながるかを形作るものです。ブランドの独特な性格やアイデンティティは、商品の機能的なメリットを超えて、お客様との有意義な関係を築く上で役立ちます。
登録して、商品を掲載してキャンペーンを作成しましょう。
マネージドサービスをリクエストするには、お問い合わせください。最低予算が適用されます。
簡単な評価を行って、効果的な広告の運用方法を見つけましょう。
ブランドストアは、Amazon内におけるブランド専用の場所です。
しっかりとしたブランドパーソナリティを確立することは、ビジネスを他社と差別化することだけに留まらず、ブランドへの人間性付与、オーディエンスとのつながりの育成、ブランドロイヤルティの向上につながります。人にそれぞれ独自の性格があるように、ブランドも消費者の心に響く明確なパーソナリティを表すことができます。
ブランドパーソナリティとは?
ブランドパーソナリティとは、ブランドに付与される一式の人格的な特性のことです。この概念は、ブランドの核となる価値観を反映した親しみやすいトーンを確立することにより、ブランドがオーディエンスとのコミュニケーションの効果性を高める上で役立ちます。
ブランドパーソナリティが重要な理由
ブランドパーソナリティは、オーディエンスが貴社ブランドをどのように認識し、どのようにつながるかを一変させるため、重要です。ブランドのパーソナリティを理解し、育成することが重要である理由は以下のとおりです。
しっかりしたブランドパーソナリティにより、競争の激しい業界における他のブランドとの差別化を実現します。
感情的なつながり
ブランドは、オーディエンスとの感情的なつながりを築くことで、ロイヤルティの高いフォロワーを生み出します。こうしたつながりは、ブランドがお客様の核となる信念や価値観に合わせることでさらに深まり、商取引を共通の目的に基づく有意義な関係へと変えます。
一貫性
あらゆるタッチポイントで一貫したブランドボイスを提供すると、メッセージとブランドのアイデンティティが一致したものになります。
効果的なコミュニケーション
設定されたパーソナリティは、ソーシャルメディアであれダイレクトマーケティングであれ、チャネル全体での明確で親しみやすいコミュニケーション戦略に貢献します。
指針
明確に定義されたパーソナリティは、マーケティングの意思決定の指針となり、ブランドの核となる価値観との一貫性と整合性を確保できます。
ブランドパーソナリティはどのようにして具現化されるのか?
ブランドパーソナリティは、さまざまなタッチポイントを通じて具体的な存在に変わります。タッチポイントには次のものが含まれます。
コミュニケーションで使われるボイストーンは、ブランドがどのように認識されるかに影響します。ブランドボイスは、言葉の選択(カジュアルな語彙かフォーマルな語彙か)、文の構造(短くて力強いものか、洗練された流れるようなものか)、メッセージ全体に織り込まれる感情的なトーンなど、特定の言語的選択を通じてパーソナリティの特性を表現します。このような意図的な選択によって、抽象的なパーソナリティの特性が、パッケージのコピーからカスタマーサービスのメールに至るまで、あらゆるコミュニケーションチャネルでお客様が聞き、感じることのできる言葉に変換されます。
ビジュアルアイデンティティ
ロゴデザイン、タイポグラフィ、カラーパレットなどの販促物は、ブランドのユニークなパーソナリティを表現する上で重要な役割を果たす可能性があります。ビジュアルアイデンティティは、パーソナリティを即座に認識できる感覚的な体験に変え、お客様はその体験を認識して感情的につながります。ブランドは、デザインを慎重に選択することにより、言葉を読まずともブランドが何であるかを伝える、まとまりのあるビジュアル言語を作り出します。これらの視覚要素をすべてのタッチポイントに一貫して適用することで、パーソナリティが強化され、ブランド認知度が高まります。
ソーシャルメディアエンゲージメント
ソーシャルメディアでブランドがやり取りする仕方によって、ブランドのパーソナリティを高めることもあれば、損なうこともあります。ソーシャルメディアでは、個性が実際の行動としてリアルタイムに示され、パーソナリティが明らかになっていきます。応答時間や会話スタイル、厳選されたコンテンツの選定、ブランドがコミュニティの貢献をたたえる方法、文化的なイベントへの参加の仕方などすべてによって、設定されたパーソナリティの特性が観察可能な行動に変わります。1つ1つのやり取りが、信頼性を実証し、お客様との真のつながりを築く機会になるのです。
ブランドパーソナリティのディメンション
ブランドパーソナリティを理解するための枠組みとして最も広く知られているものの1つは、社会心理学者のJennifer Aaker氏によるものです。彼女は、ブランドパーソナリティの5つの主要なディメンションを特定し1、それらは現在もブランドポジショニングの指針として用いられています。
- 誠実: 正直さや誠実さといった特性。
- 刺激: 熱意やエネルギーを体現するブランド。
- 能力: 信頼性、知性、成功に関連する特性。
- 洗練: 優雅さや上品さを反映するもの。
- 頑丈: 力強さやアウトドアライフスタイルを表すもの。
このモデルにより、ブランドは自社をどのように位置付け、消費者の共感を呼ぶアイデンティティを構築するかを体系的に把握できます。
ブランドパーソナリティに関する一般的な通説
その重要性にもかかわらず、ブランドパーソナリティについてはいくらか誤解があります。
通説その1: ブランドパーソナリティは、ロゴとキャッチフレーズだけに現れる
ロゴやキャッチフレーズでブランドのパーソナリティの要素を伝えることができますが、それがすべてではありません。ブランドパーソナリティには、カスタマーサービス、コミュニケーションのスタイル、全体的なブランドによる行動など、はるかに幅広い側面が含まれます。
通説その2: 消費者ブランドだけにパーソナリティがある
この誤解は、B2Bブランドであっても、オーディエンスの価値観やニーズに共鳴する素晴らしいパーソナリティを発揮できるという事実を見落としています。
通説その3: パーソナリティは時間が経っても変わらない
消費者の好みが変化するにつれて、ブランドも進化する可能性があります。ブランドのパーソナリティを調整してマーケットプレイスでの存在感を維持すると、成長に役立つ可能性があります。
ブランドパーソナリティの実例
事例
Holy Stoneは、Amazon Adsの動画制作サービスとストリーミングTV広告を活用して、「Moments(モーメント)」というコンセプトでブランドのパーソナリティを伝える30秒間の広告を制作しました。ロッククライミングの画像を使って、ドローンの特徴を紹介しながら、人生の課題を表現しています。Amazonの動画制作プロセスを通じて、ブランドはインスピレーションを与えるアイデンティティを魅力的なコンテンツに変換することに成功しました。その結果、ブランド検索が279%増加し、100万人以上のユニークな、Amazonでお買い物中のお客様にリーチできるようになりました。
事例
Cocolabは、「歯科用ドーパミン」に焦点を当てた姉妹経営のオーラルケアのイノベーターとして、独自のブランドパーソナリティを表現しました。これは、スポンサーブランド動画広告キャンペーンと相まって、ライフスタイル画像や教育コンテンツを特集した魅力的なブランドストアを立ち上げることで実現しました。ブランド構築ソリューションに拡大する前にコンバージョン重視のスポンサープロダクト広告から始めるという同社の戦略的アプローチは、新興ブランドが既存のプレーヤーと競争しながら独自の個性を維持する方法を示すものになりました。その結果、ディスプレイ広告キャンペーンを通じて前年比で50%成長し、ブランド新規顧客による売上も80%増加しました。

事例
MaryRuth'sは、Amazon Ads Brand Innovation Labと協力して、液体ビタミンをクリエイティブなモクテルレシピに変えることで、革新的なウェルネス企業としてのブランドパーソナリティに沿ったユニークな「Toast to Good Health(健康を祝して乾杯)」キャンペーンを策定しました。Amazon DSP、ストリーミングTV、Amazon Liveを使ったまとまりのあるマルチチャネルアプローチを通じて、同社はカスタムランディングページ、レシピ、インフルエンサーイベントにおけるモクテルバーなど、魅力的なブランド体験を構築しました。その結果、ブランド新規顧客による支出は174%増加し、ブランドがお客様のライフスタイルルーチンに自社商品を創造的に組み込む方法を実証しました。

事例
Bird Buddyは、Creative StudioのAmazonのエージェント広告作成ツールを活用して、リソースの制約を克服し、革新的で自然を愛するというブランドパーソナリティを維持しました。父の日に間に合わせるため、何か月にもわたる動画制作プロセスを、3日間のスプリントへと大幅に効率化しました。このAI搭載ツールは、確立されたブランドガイドラインと美的感覚を維持しながら迅速な反復を可能にしたクリエイティブパートナーとして機能しました。その結果、スポンサーブランド動画広告のクリックスルー率が3倍高くなり、ブランド新規顧客の獲得率が89%に達しました。

事例
Nespressoはブランドストアを効果的に活用して、プレミアムブランドのパーソナリティとサステナビリティの価値観を、統一感のあるデジタルショッピング体験として表現しました。商品情報に留まらず、厳選されたライフスタイル画像やリサイクルイニシアチブに関する教育コンテンツを通じて、ブランドストーリーを伝える場を構築しました。ブランドストアを中心的なランディングページとして位置付け、すべてのAmazon Adsの広告プロダクト(スポンサーブランド広告やディスプレイ広告を含む)でブランドの一貫性を保ちながら、季節に応じた定期的な更新を実施した結果、ブランドストアの視聴回数は21%増加しました。これは、ラグジュアリーブランドでも、Amazonで魅力的なショッピング体験を創出しながら、独自のアイデンティティを維持できることを実証するものとなりました。

ブランドパーソナリティの作り方
次の実践ステップは、ブランドパーソナリティを設定する上で役立ちます。
1.オーディエンスを把握する
市場調査を実施して、オーディエンスの価値観や好みを把握します。
2.ブランドをユニークなものにする要素を決める
ブランドの核となる価値観と、他のブランドとの差別化要因を分析します。
3.核となる特性を選択する
ターゲットオーディエンスの共感を呼ぶパーソナリティの特性を選択します。
4.ブランドボイスを作成する
ソーシャルメディア、ウェブサイトのコンテンツなど、すべてのチャネルでブランドのパーソナリティを反映する一貫したトーンを作成します。
5.ブランドガイドラインを作成する
すべてのタッチポイントで一貫性を保つために、ブランドパーソナリティを詳細に文書化します。
6.パーソナリティを進化させる
核となる価値観に忠実でありつつ、必要に応じてブランドパーソナリティを継続的に評価し、適応させます。
ブランドパーソナリティに関するインサイト
Amazon Ads「Beyond the Generational Divide(世代の壁を超えて)」調査2および2025年「Higher Impact(さらに大きな影響力)」調査3により、ブランドがデモグラフィックの枠を超え、共通の価値観、興味・関心、行動、コミュニティを通じて、どのように関連性の高いオーディエンスとつながることができるかが明らかになっています。ブランドパーソナリティ育成の重要なポイントは、価値観や行動の共有による本物のつながりに焦点を当てることです。ブランドは、世代間の仮定ではなく、行動に関するインサイトやコミュニティの価値観に基づいてパーソナリティを発展させるべきだということです。
注目すべきインサイトをいくつかご紹介します。
価値観に基づくつながり
コミュニティ主導のアイデンティティ
- エンターテイメントとメディア体験は、文化的な瞬間を共有する機会を創出します
- 消費者が選ぶエンターテイメントの85%はコミュニティの影響を受けています
- ブランドパーソナリティは、共通の興味・関心を中心にした自然なコミュニティ形成プロセスと調和している必要があります
行動の信頼性
- 消費者において、世代によるアイデンティティよりも行動による統一感が2.1倍高くなります
- 消費者の69%が信頼できる本物のブランド、商品、サービスにより多くのお金を支払うつもりです
- ショッピングの選択肢、ストリーミングの好み、クリエイターとのつながりから、本物の消費者アイデンティティが明らかになります
- ブランドパーソナリティは、デモグラフィックな仮定ではなく、本物の行動パターンに基づいて構築されるべきです
Amazon Adsでブランドパーソナリティをアピールする
ブランドストアは、ブランドが差別化を図るためのAmazon内での専用の場所として機能します。ブランドストアでは、ライフスタイル画像や動画などのエンゲージメントを高めるコンテンツを使用して、貴社の商品紹介、商品情報の提供、独自のストーリー発信ができます。
スポンサーブランド広告は、ショッピングジャーニー全体にわたる、視認性の高い掲載枠に表示される動画、コレクション、ブランドクリエイティブでブランドに注目させ、ブランドが基本的な商品出品よりも目立つようにする上で役立ちます。
Prime Video広告は、ブランドがプレミアムストリーミングのコンテンツにシームレスに溶け込み、世界中のストリーミングオーディエンスと感情的に共鳴するつながりを築く上で役立ちます。
Amazon Liveを利用することにより、ブランドは没入感のあるストーリーテリング、ソーシャルインタラクティビティ、シームレスな購入機能を組み合わせた、リアルタイムの動画ショッピング体験をAmazon内で提供できます。
ブランドパーソナリティに関する重要なポイント
お客様との有意義なつながりを築くには、しっかりしたブランドパーソナリティが不可欠です。核となる価値観の力の理解、オーディエンスインサイトに基づく特性の定義、ブランドボイスを通じたコミュニケーションの一貫性の育成によって、消費者の心に深く響く魅力的なアイデンティティを確立できます。
ご利用経験が限られている場合は、お問い合わせいただき、Amazon Adsが管理するサービスをリクエストしてください。最低予算が適用されます。
その他のリソース
出典
1 Journal of Marketing Research Vol. XXXIV、1997年8月、347~356。
2 Strat7 Crowd.DNAによるAmazon Adsのカスタムリサーチ。世代の壁を超えて: 今求められる顧客アプローチの新常識。2024年12月から2025年1月に実施。データは、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、日本、メキシコ、英国、米国の集計を反映しています。ベース: 全回答者(26,400人)、Z世代(6,680人)、ミレニアル世代(6,680人)、X世代(6,668人)、ベビーブーム世代(6,372人)。
3 Environics Researchと共同のAmazon Adsカスタム調査。2025年「さらに大きな影響力」。2024年12月実施。データは、カナダ、英国、米国の集計を反映しています。調査対象国別の回答者数: カナダ: 1,042、英国: 1,036、米国: 1,033。合計 3,111。前年比の比較は、2023年に調査対象となったカナダ、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本、英国、米国での地域の回答者サンプルの変化を反映しています。2024年には、カナダ、英国、米国の消費者を調査しました。