ガイド

Amazon Adsについて理解する

ブランド認知度の向上、商品やサービスの検討の促進、コンバージョンの促進、ロイヤルティの強化など、目的がどんなものであっても、測定可能な成果を推進するのに役立つ適切な広告ソリューションを見つけるためのツールをご提供します。はじめに、デジタル広告のメリット、Amazon Adsの広告プロダクトに関する情報、広告目標を設定するためのガイド、業界共通用語の用語集などをご紹介します。

Amazon Adsを利用して、商品を宣伝し、キャンペーンの作成を始めましょう。

クリック課金制広告を作成して、お客様がAmazon内で貴社商品を見つけるのをサポートしましょう。

検討段階にあるお買い物中の意欲的なお客様に購入を促しましょう。

デジタル広告を使用するメリットは何ですか?

常時掲載のデジタル環境により、お客様が商品やブランドを発見、閲覧、買い物するための新しい方法が生まれました。デジタル広告は、テキスト、画像、動画を自由に組み合わせて、ウェブサイトからソーシャルメディア、ストリーミングコンテンツまで、あらゆる場所に表示することができます。デジタル広告にはいくつかの利点があります。

1.お買い物中のお客様にリーチする新しい方法
近年、オンラインショッピングを利用するお客様がますます増えています。Statistiaの統計によると、2024年に米国ではオンラインで買い物をするお客様が2億7833万人に上ると予測されています。1 この傾向は、潜在的な購入者とオンラインでつながるチャンスを示しています。

2.柔軟なフォーマット
デジタルソリューションは、画一的な方法では通用しないことを考慮したうえで構築されています。デジタル広告には、クリエイティブ広告フォーマットや広告の掲載枠など、カスタマイズ可能な機能がいくつも用意されています。

3.カスタマイズ可能な予算
デジタル広告は多額の投資を必要とするラジオ、屋外広告のビルボード、一般的な広告とは異なり、予算に関係なく利用することができます。

4.迅速に実行
デジタル広告では、従来のタイプの広告よりも迅速にキャンペーンを実行し、最適化することができます。その結果、適切な場所とタイミングでオーディエンスにリーチする機会が得られます。

5.リアルタイムのインサイト
多くのデジタル広告商品は、リアルタイムの効果測定と最適化機能を提供しています。結果を追跡し、広告の成果を確認して、キャンペーンを状況に合わせて変更することもできます。

Amazon Adsはどのようなサービスを提供していますか?

世界中で何億ものアクティブなカスタマーアカウント*を有するAmazonは、購入者がオンラインで発見、閲覧、購入を行う際、商品やブランドとどのようにかかわっているかを深く理解しています。

Amazon Adsで広告を掲載することは、購入過程のあらゆる段階でお客様にリーチするのに役立ちます。Amazonのサービスは、お客様が探している商品を見つけられるようお手伝いすると同時に、広告主様の広告目標を達成するのに役立ちます。

デスクトップとモバイルのスポンサープロダクト広告の掲載枠

これらのセルフサービス型のクリック課金制広告は、出品されている個々の商品のための広告で、商品検索結果と商品詳細ページに表示されます。

デスクトップとモバイルでのスポンサーブランド広告の掲載枠

このセルフサービス型のブランド向けクリック課金制広告は、商品検索結果に表示され、カスタム見出し、ブランドロゴ、複数の商品を紹介できることが特徴です。

デスクトップとモバイルでのスポンサーディスプレイ広告の掲載枠

これらのセルフサービス型のディスプレイ広告は、自動生成された広告クリエイティブを使用し、Amazonでのショッピングにおける興味・関心の関連性の高さに基づいてオーディエンスにリーチします。

デスクトップとモバイルでのストアの広告掲載枠

Amazon内に複数ページのブランドのリンク先を無料で作成することは、商品ポートフォリオを紹介し、ブランドストーリーを伝えるうえで役立ちます。

広告目標をどのように特定できますか?

広告を始めるには、目指す成果に合わせた広告目標を設定します。一般的な目標、全体的な目標、成功に向けた主な指標の例を参考にしてください。

より多くのお客様にリーチする

大切なメッセージを適切なタイミングで伝えてお客様とつながりましょう。

トラフィックを拡大

Webサイトやストアでのカスタマーエンゲージメントを最大化しましょう。

売上を拡大する

Amazon内やサードパーティの遷移先での広告効果を高めるインサイトを活用しましょう。

顧客ロイヤルティを向上させる

お客様のリピートを促進し、お客様との持続的な関係を築きましょう。

どのような用語について知る必要がありますか?

デジタル広告を利用するのに役立つ用語をまとめました。デジタル広告業界全体に適用される用語もあれば、Amazon Adsに特有の用語もあります。

一般的な広告

  • アトリビューション誰かが商品やサービスを購入する場合、購入前にラジオコマーシャル、ビルボード、オンラインポップアップなど、いくつもの広告を見聞きすることがあります。アトリビューションとは、その購入に影響を及ぼした広告のことを指します。サービスによってアトリビューションモデルは異なり、お客様が広告にどのように反応したか、購入に関連していつ広告を確認したかなどの要因が考慮されます。
  • 消費者の購入過程/消費者の購入にいたる過程: お買い物中のお客様が会社やブランドとやり取りするときに通過するエクスペリエンス全体を指す用語。トランザクションやエクスペリエンスの一部だけを見るのではなく、カスタマージャーニーはエクスペリエンス全体を表します。広告目標はカスタマージャーニーのさまざまな段階にマッピングすることができます。一般的には、認知、検討、購入またはコンバージョン、ロイヤルティなどの段階があります。
  • デマンドサイドプラットフォーム(DSP): 複数のパブリッシャーからデジタル広告在庫をプログラマティックに購入し、管理するために使用するソフトウェア。Amazon AdsのためのソリューションはAmazon DSPです。Amazon DSPには、セルフサービスとマネージドオプションの両方があります。
  • キーワード: 関連性の高い商品検索を広告のターゲットに設定するのに使用される単語やフレーズです。マニュアルターゲティングでターゲットに設定するキーワードを自分で選択することも、オートターゲティングでAmazon Adsにキーワードを選択させることもできます。
  • 掲載枠: 広告が表示される場所。たとえば、Amazon内、Amazonデバイス(Fire TVやFireタブレットなど)、サードパーティのサイトでの商品検索画面などです。
  • プログラマティックデジタル広告業界で使用される用語で、デジタル広告在庫の自動売買を指します。
  • ターゲティング: デジタル広告サービスは、興味や関心に応じて広告を見込み客とマッチさせるためのさまざまな方法を使用します。たとえば、関連性の高い商品検索や関連商品の購入などです。

広告費用

  • 予算広告キャンペーンに費やす金額の上限です。
  • 入札額: 購入者に広告をクリックしてもらうために支払う金額。Amazon Adsでは、自動入札機能(目標の達成をサポートするため、入札額が自動的に最適化される)を使用することも、マニュアル入札を選択して独自の入札額を設定することもできます。
  • クリック単価(CPC) 広告がクリックされるたびに支払う平均費用。この数値は、広告に費やした金額を、獲得したクリック数で割って算出されます。スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告はクリック課金制の広告であるため、広告にクリックが発生した場合にのみ料金が発生します。
  • 1,000インプレッションの単価 [実際は「コストパーミル」](CPM): 広告の1,000インプレッションを配信するために支払う平均費用。

広告キャンペーンの結果

  • 広告費売上高比率(ACOS)スポンサープロダクト広告およびスポンサーブランド広告キャンペーンのパフォーマンスを測定するために使用される指標。ACOSは、広告掲載商品の売上(スポンサープロダクト広告)またはブランド全体の売上(スポンサーブランド広告)に対する広告費の比率を表します。広告費を広告に起因する売上で割って算出します。
  • ブランドの向上率: ブランドに対するお買い物中のお客様の認識や行動に広告が与える直接的な影響の効果測定。この指標は、ブランドの認知度や購入指標など、露出後の成功指標を使用してさまざまな方法で計算されます。
  • クリックスルー率(CTR): インプレッション数全体に対して、クリックされた広告インプレッションの割合。クリックスルー率の標準的な計算は、(クリック数/インプレッション数)x 100です。
  • コンバージョン お客様が完了するアクション。このフレーズは、「カートに入れる」のクリックや、購入の完了など、任意の数のアクションを指して使用されます。
  • ブランド新規顧客指標: ブランド新規顧客指標は、過去1年間にAmazon内で初めてブランドや商品を購入したお客様を示しています。これらの指標により、広告主様は、Amazon内で新規顧客とのつながりを深めるためのコストを推測し、キャンペーン目標を達成するための最も効率的なチャネルと施策を把握することができます。
  • インプレッション数: ページまたはデバイスで広告がレンダリングされた回数。
  • リーチ 同じ広告がWebページや画面に表示されたユーザーの合計数。
  • 広告費用対効果(ROAS): 広告費用1ドルに対して獲得する金額の指標。ROASの標準的な計算は、(合計広告売上額)/(合計広告費)です。
  • 費用対効果(ROI): 広告費用1ドルに対して獲得する純利益の指標。ROIの標準的な計算は、
    (収益 – コスト)/(コスト)です。

何から始めればよいですか?

Amazon内に商品を出品している登録出品者様またはお取引会社様で、Amazon Adsを初めてご利用になる場合、まずスポンサー広告から始めることをお勧めします。この広告ソリューションは簡単に設定でき、さまざまな予算に合うように設計されています。この広告タイプの最大のメリットはクリック課金制である点です。つまり、お買い物中のお客様が広告をクリックしたときのみ広告費が発生します。スポンサー広告キャンペーンを作成する際、独自の予算とクリックごとの入札額を選択します。

Amazonに出品していない商品やサービスの宣伝にもAmazon Adsを利用することを検討されている場合、ディスプレイ広告動画広告音声広告をご活用ください。

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1 Statista、米国、2020年
*Amazon四半期決算発表、2020年第1四半期。アクティブなカスタマーアカウントとは、過去12か月間に注文を行ったアカウントを指します。