事例
ブラックフライデー/サイバーマンデー中に、ニッセンが季節に合わせた広告戦略を活用して(広告計上)売上を120%成長させた方法

1970年に設立されたニッセンは、日本を代表する卸売販売業者です。ファッション、下着、家庭用品から美容製品まで幅広い商品を取り扱う同社は、あらゆる体型や好みを持つお客様のニーズを満たすことを目指しています。
ニッセンがAmazon Adsを活用して今シーズンの売上を拡大した方法についての動画をご覧ください。
ニッセンは2016年にAmazon内で広告を開始しました。同社はこれまで、Amazon内やその他サードパーティのリンク先など複数のチャネルで商品を販売していましたが、既存のチャネルを超えてリーチを拡大するため、ロワーファネルのマーケティング戦略という明確な目的を持って、スポンサー広告の運用を開始しました。
ニッセンでは試行錯誤しながらマーケティング戦略を策定し、Amazonのショッピングイベント期間中に増加する季節限定の需要を把握して攻略することが売上拡大に役立つことを理解しました。また、パフォーマンスを最適化するため、商品/キーワードのオートターゲティングを使用した常時掲載型のスポンサープロダクト広告キャンペーンを実施することで得られた、6年間相当の機械学習によるインサイトも活用しました。
– 福田尚光氏、ニッセン新規事業担当部長2022年のプライムデーでは、広告を掲載した夏物の商品が予想以上に好評でしたが、在庫不足のため、好調であったプロモーション機会を最大限に活用できませんでした。この学びを基に、ブラックフライデーとサイバーマンデーでは準備を十分に整え、過去最高[の売上]を達成することができました。
ニッセンでは、イベントの1か月前から季節に合った商品を揃えて売れ筋商品を見極め、ブラックフライデーやサイバーマンデーに向けた準備を進めています。これは、同社が十分な予算を確保し、それに応じた在庫を準備する上で役立ちました。さらに、同社はブラックフライデーとサイバーマンデーのリードアップ期間に、スポンサープロダクト広告を活用して主要商品への関心を集めました。イベント期間中は、スポンサーブランド動画広告キャンペーンを活用した商品アピールも行いました(動画ビルダーを利用して社内で動画を制作)。またイベントのリードアウト期間には、逃した機会をリマーケティングに変換することを狙って、ディスプレイ広告を活用しました。「イベント当日は入札額が急上昇する可能性があるため、毎日入札額を確認して微調整することで、想定外の広告の中断を防ぐことに役立てました」と、新規事業担当部長の福田尚光氏は話しています。
2022年11月、同社ではブラックフライデーとサイバーマンデーセール期間中の広告経由の売上が前年比で120%増加しました。1 ニッセンは、年末年始に日本で多くの企業が連休に入り出荷能力が落ちることを考慮して広告を控え、在庫のフルフィルメント機能を管理しています。同社では、このようにリマーケティング広告を柔軟に活用することで、効果的に広告を運用しています。
今後について:「現在の最大の目標は、スポンサーブランド広告とディスプレイ広告を活用して上位ファネルのマーケティングをより強化することです。それこそが、今後のビジネス規模やリーチのさらなる拡大につながる方法だと考えています。」とニッセンの株式会社ニッセン セールス&コミュニケーション本部 外部集客部 部長である藤谷健氏は語りました。
出典
1 広告主様提供データ、日本、2021年〜2022年