Amazonでのブランド構築に、MYTREXが新規顧客へのリーチを支援する広告プロダクト戦略を活用

数多くの健康商品・美容商品が存在する今、買い物客は膨大な商品の中から購入したい商品を探し出す必要があります。このような状況下において、MYTREXでは、商品の発見促進や、商品を必要とするお客様へのリーチを狙うため、ブランドの認知向上の重要性を認識しました。そこで、同ブランドは、Amazon内での出品を開始してからわずか数か月後に最初の広告キャンペーンを開始し、広告運用における目標に「ブランドの認知拡大」、「新規顧客の獲得」、「既存顧客へのエンゲージメント」の3つを設定しました。

MYTREXは、お客様とのタッチポイントを作るためにAmazon Adsの広告プロダクトに注目しました。当時まだ新しいブランドであったMYTREXにとって、広告費用対効果（ROAS）とインプレッション数のバランスを取ることは非常に重要でした。まずAmazon Adsの広告プロダクトについての理解を深め、Amazon Adsのスペシャリストと相談を重ねた後、2018年1月に最初の広告キャンペーンを開始しました。

Amazon Adsでは、ブランドのビジネス拡大をサポートする広告プロダクトを幅広く提供しています。その中でMYTREXは、複数の広告プロダクトを併用することで、自社の目標達成に役立てることを考えました。これについて、EC＆マーケティングマネージャーの福島大裕氏は「複数の広告プロダクトを活用することで、既存のお客様と新規のお客様の両方にアプローチできました。特に、新規のお客様へのリーチを検討している場合は、広告プロダクトを組み合わせて運用することをおすすめします。」と述べています。

MYTREXはまず、手軽に作成できるクリック課金制広告の「スポンサープロダクト広告」から運用を開始しました。現在は広告予算の約60%をスポンサー広告の運用に割り当てており、キャンペーンの最適化にはキーワードターゲティング機能を活用することを推奨しています。オートターゲティング機能を利用すると、広告表示対象となるキーワードをAmazonが自動的に最適化し設定します。マニュアルキーワードターゲティング機能は、ブランドのキーワードを使用して、広告とお客様の商品の検索語句を一致させます。MYTREXはこれらのターゲティング機能を活用し、同社の商品と関連性の高い購入者の商品発見・商品購入の促進を図りました。

さらに、同社はスポンサーブランド広告とスポンサーディスプレイ広告を、Amazon内でのブランド認知向上に役立てました。同社のアプローチの一環として、MYTREXは類似商品を「アイケア」、「ヘッドスパ」、「ダイエット」などのカテゴリー別に分類し、カテゴリー別ごとにそれぞれ複数の広告プロダクトキャンペーンを開始しました。広告コンソールではリアルタイムに成果を把握し、キャンペーンの最適化も簡単に行うことができます。これについて、福島氏は「運用しやすく、成果が見やすい」と述べています。

このように同社では、スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告のキャンペーンを複数組み合わせることで、ブランドの売上拡大に役立てました。これについて福島氏は「当社は、商品検索結果から商品詳細まで、購買プロセスのさまざまな段階にいるお客様へのリーチに役立てるため、広告プロダクトを組み合わせて展開しました。こうして、さまざまなカテゴリーでショッピングをしているお客様とのタッチポイントをうまく作り出すことができました。」と述べています。

また上記に加え、MYTREXは、プログラマティック広告ソリューションであるAmazon DSPを活用し、オーディエンスが時間を費やすあらゆる場所で認知をさらに向上させるのに役立てました。

同社は、Amazon Adsでの成功を受け、新商品発売時には広告予算を10%増加させました。その後、2022年1月から6月までの売上が前年比で26%増加し、同期間中、月別でも前年比プラスの成長が見られました。¹

今後、MYTREXは、商品検索結果内で短い自動再生動画を直接表示するスポンサーブランド動画広告フォーマットの広告を使用して、ブランドプレゼンスを高めることに引き続き注力する予定です。またMYTREXは、自社商品をお客様に紹介するために、広告戦略に動画広告を起用することの利点について、次のように述べています。

「スポンサーブランド動画広告フォーマットは、お客様に動画で商品の特性や優位性を表現することができるので、より確実にメッセージを伝えられる良い機能です。今後も、動画広告は積極的に活用していく予定です。」

— MYTREX、EC＆マーケティングマネージャー、福島大裕氏