事例
Mindgruveがインフルエンサー主導の戦略により、Fackelmannのブランド新規顧客率83.1%の達成をサポート
Mindgruveは、フィットネスインフルエンサーのPamela Reif氏とのパートナーシップと、Amazon Adsを活用したフルファネル戦略により、100年以上の歴史を持つブランドであるFackelmannの若年層オーディエンスへのリーチをサポートしました。これにより、インプレッション数が目標を15%上回ったほか、クリックスルー率がベンチマークの3倍以上となりました。

注目すべきインサイト
83.1%
ブランド新規顧客率。インフルエンサーのストーリーテリングにより新規顧客獲得率が向上
+15.1%
リーチ目標を上回り、3,680万件のインプレッションを獲得
3倍
カテゴリーベンチマークの0.2%に対し、0.635%のクリックスルー率を達成
目標
1919年に創業されたドイツの老舗キッチンブランドFackelmannは、100年以上にわたってロイヤルティの高いお客様の間で高い認知度を確立してきました。しかし、Amazon Marketing Cloud(AMC)から得られたインサイトにより、オーディエンスにおける大きなギャップが明らかになりました。 Amazonにおけるオーガニックリーチの65%が45歳以上のお客様に集中していました。このコアオーディエンスは依然として重要な存在である一方で、長期的な成長を維持するには、45歳未満の若年層のお客様に対してもブランドの関連性を高める必要がありました。
Fackelmannは、最新のメディア、コマース、データテクノロジー企業であるMindgruveとパートナーシップを結び、新世代のお客様に向けて、文化的に関連性の高いライフスタイルの選択肢として同ブランドを再ポジショニングしました。MindgruveはAmazon Adsのアドバンストパートナーとして、チャネルに関する深い専門知識と、Amazonストアでのブランドの拡大に役立つ広告テクノロジーを提供しています。目標は意欲的なものでした。3,200万件のインプレッションの獲得、カテゴリーベンチマークの0.2%を上回るクリックスルー率の達成、35%を超える動画再生完了率(VCR)の達成、0.45%を上回る商品詳細ページ閲覧率の獲得、そして最も重要な点として、若年層デモグラフィックにおけるブランド新規顧客(NTB)の大規模な獲得を目指しました。
アプローチ
Fackelmannの課題は商品の品質や価格ではなく、文化的な関連性にあると、Mindgruveは認識していました。若年層のお客様はブランドを拒否していたわけではなく、単に検討するきっかけがなかっただけでした。従来の商品中心の広告に依存するのではなく、Mindgruveは感情に訴えるストーリーテリング手法の開発をサポートし、若年層オーディエンスがすでに憧れていたライフスタイルとブランドを結びつけました。
その中心となったのは、ドイツのフィットネスインフルエンサーであるPamela Reif氏とのパートナーシップでした。同氏はFackelmannの新しい「Signature Series」調理器具コレクションの象徴となりました。この取り組みは従来のタレント起用ではなく、100年以上の歴史を持つブランドを現代のウェルネス文化や憧れの暮らしに関連付ける、戦略的な再ポジショニングでした。
Mindgruveは、Amazonのチャネル全体で認知獲得から購買に至る戦略の構築をサポートしました。上部ファネルでは、Prime Video広告を活用しました。インパクトの強い動画を通じて、Pamela Reif氏とのコラボレーションを幅広いオーディエンスに紹介し、感情的なつながりを育みながら認知度を高めました。Amazon DSPを活用して、他のチャネルにもリーチを拡大し、ターゲットである若年層デモグラフィックのプロフィールに合致するお客様に働きかけました。その後、シーケンシャルリマーケティングでメッセージを強化しました。カスタマイズされたクリエイティブにより、エンゲージメントの高い視聴者を検討フェーズへと引き込み、ブランドのストーリーをより深めました。ロワーファネルでは、スポンサー広告によって購買意欲が高くコンバージョンにつながりやすいお客様を獲得しました。
この戦略では、オーディエンス分析にAMCを活用し、Performance+のAI最適化により、リアルタイムのシグナルに基づいてタッチポイント全体に予算を動的に割り当てました。これにより、Mindgruveは反応を示しているオーディエンスを継続的に絞り込み、最もパフォーマンスの高いコンバージョン経路に投資をシフトすることができました。
全体を通じてクリエイティブの一貫性が不可欠でした。Prime Video広告からAmazon DSP、商品詳細ページに至るすべてのタッチポイントで、ライフスタイルを前面に打ち出した同一のビジュアルアイデンティティを一貫して維持することで、お客様がどこでFackelmannと接触しても、統一感のあるブランドストーリーを体験できるようにしました。
Simon Strauß氏、シニアEコマース&広告マネージャーMindgruveは、Pamela Reif氏を起用した革新的なフルファネルアプローチにより、Fackelmannの伝統をデジタル領域にシフトさせることに成功しました。
Jörg Adelmann氏、Eコマース責任者
結果
総インプレッション数は3,680万件に達し、3,200万件の目標を15.1%上回りました。1クリックスルー率は0.635%を達成し、カテゴリーベンチマークの0.2%の3倍以上となりました。2
動画のパフォーマンスも同様に好調でした。動画再生完了率(VCR)は43.6%に達し、35%のベンチマークを約25%上回りました。3商品詳細ページ閲覧率は0.67%に達し、0.45%のベンチマークを49%上回りました。4
フルファネルアプローチは、コンバージョンの促進に特に効果的であることが証明されました。Prime Video、Amazon DSP、スポンサー広告を組み合わせた広告に接触したお客様の購入率は7.75%に達し、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告のみを閲覧したお客様の購入率(1.07%)の7倍以上となりました。5
最も重要な点として、獲得したお客様の83.1%がブランド新規顧客(NTB)であり、この戦略によってFackelmannの初回購入者へのリーチが実現したことが確認されました。6
また、このキャンペーンを通じてデモグラフィック上の主要目標を達成し、18~34歳のお客様グループにおいて約300万件のインプレッションを獲得しました。7一時的な顧客獲得にとどまらず、持続的なブランドエクイティの確立を実証する結果となりました。新規顧客の平均リピート購入回数は1.2回となり、ライフスタイルの再ポジショニングが、1回限りのお試し買いではなく、ブランドへの真の愛着を生み出すものとなったことを示しています。8
この成功事例は、老舗ブランドが自社のアイデンティティを損なうことなく、ポジショニングを進化させられることを示しています。インフルエンサー主導のストーリーテリングとフルファネルの統合的なアプローチを活用すれば、何十年もかけて築いてきた信頼を守りつつ、新しいオーディエンスへとリーチすることができます。
出典
1~8 Fackelmann、ドイツ、2025~2026年。