IntentwiseはAmazon Marketing Cloudを使用してLavazzaの購入率の10倍増に貢献

目標

1895年に設立されたLavazzaは、高級イタリアンコーヒー商品の有名な多国籍メーカーとしての地位を確立しています。2015年、同ブランドは新世代のコーヒー愛好家とつながりを持つために、Amazonでサービスを開始し、デジタルトランスフォーメーションに乗り出しました。デジタル展開を進めていく中で、Lavazzaはメディア投資の最適化、特にブランド新規顧客へのリーチという大きな課題に直面していました。

2025年1月から3月にかけてカナダで実施されたキャンペーンは、重大なビジネス上の課題を解決することを意図していました。クロスチャネルでのショッピングシグナルの可視性が限られており、認知からコンバージョンまでの過程を理解することが難しくなっていました。適切なインサイトがなかったため、Lavazzaはハイファネルキャンペーンの効果と特定のオーディエンスへの影響の測定に苦労していました。その結果、ファネルの途中での検討やブランド新規顧客の獲得において、関連性の高いお客様へのリーチや、逃した機会の発見が妨げられていました。

アプローチ

LavazzaはIntentwiseと連携して、Amazon Marketing Cloud（AMC）の威力を活用して検討とコンバージョンを強化する包括的なフルファネル戦略を策定しました。多面的かつ洗練されたアプローチでは、さまざまなタッチポイントを通じて購入意欲の高いオーディエンスにはたらきかけることに重点を置いていました。

この戦略は、購入しても定期おトク便を選択しなかった消費者、カートに商品を追加しても購入を完了しなかった消費者、広告が表示されてもコンバージョンに至らなかった人など、カスタマイズされたオーディエンスグループの作成を主軸としました。チームは効率性を維持するために、戦略的に最も関連性の高いオーディエンスに対する広告を重点的に実施しました。

このキャンペーンでは、スポンサーブランド広告、スポンサープロダクト広告、スポンサーディスプレイ広告、Amazon DSPなど、効果的なAmazon Adsの広告プロダクトを組み合わせて活用しました。AMCのコンバージョンパスから得られた重要なインサイトにより、多くの消費者がAmazon DSPの影響を受けているものの、スポンサープロダクト広告を通じてコンバージョンに至っていることが明らかになりました。この発見により、該当する消費者を購入ファネルに呼び戻すための特別なリマーケティングオーディエンスが作成されました。

第1四半期には、カスタマイズされたオーディエンス構造と戦略的な入札額調整により、ネスプレッソ互換カプセル（NCC）カテゴリーに特に重点が置かれました。チームは入札額を高めるために、AMCオーディエンスを検索キャンペーンに統合し、購入意欲の高い消費者の間での認知度を維持しました。

結果

キャンペーンの結果は、インサイトに基づいた意思決定と戦略的なオーディエンスエンゲージメントの効果を実証しました。2025年第1四半期に、AMCインサイトを活用したキャンペーンは、AMCオーディエンスを利用しないキャンペーンと比較して、商品詳細ページの閲覧率が7倍（0.49%）、購入率が10倍（0.10%）という目覚ましい成果を上げました。¹

その影響はスポンサー広告のパフォーマンスで特に顕著で、入札額ブーストを利用してAMCオーディエンスを活用したキャンペーンでは、コンバージョン率が14%向上し、ブランド新規顧客による注文の割合が6%増加しました。²これらの結果は、統合アプローチの有効性と、キャンペーンの最適化に高度なインサイトを活用することの価値を明らかにしています。

Intentwiseの創設者兼CTOであるRaghu Kashyap氏は次のように述べています。「Lavazzaでは、Amazon Marketing Cloudを使用して、真のフルファネル戦略を実現しました。アッパーファネルの認知度とロワーファネルのコンバージョンを関連付けることで、インサイトを行動に変え、ブランドが全体的に効率を高めて成長できるよう支援しました。」

このキャンペーンの成功は、戦略的インサイトと高度な広告プロダクトを組み合わせることの威力を示しています。AMCの機能を活用してアッパーファネルの活動とロワーファネルの活動のギャップを埋めることで、Lavazzaは優れたパフォーマンス指標を達成しただけでなく、今後のキャンペーンに活用できるショッピングシグナルに関する貴重なインサイトも得ました。この事例は、ブランドがAmazon Adsの一連の広告プロダクトを効果的に活用し、消費者にとって関連性の高い魅力的な利用体験を創出しながら、ビジネスの有意義な成果を上げる方法を実証しています。

出典

^1～2 Lavazza、米国、2025年。