事例

JAPANNEXT、J-wireの分析を活用した効率的な広告配信でROAS 35以上を維持

JAPANNEXTがJ-wireと協業し、Amazon Ads 戦略を洗練することで、売上を300%増、新規顧客を275%増に拡大し、広告費用対効果(ROAS)35を維持した方法をご紹介します。

注目すべきインサイト

255%

ROASが向上し、8か月連続でROAS35以上を維持

300%

広告予算を増やすことなく売上を拡大

275%

ブランド新規顧客の増加

目標

JAPANNEXTは、日本発の高品質モニターを展開するメーカー兼販売会社であり、ゲーミング用・ビジネス用・家庭用など多様なシーンで利用されています。技術革新と適正価格を両立した製品で知られ、Amazonのストアでは2年間にわたり販売を行い、自社で広告運用も行ってきました。製品の検索性の高さと価格競争力により安定した売上を維持していましたが、新規オーディエンスへのブランド認知拡大が課題となっていました。

ブランド認知と売上向上を図るため、JAPANNEXTは2023年にJ-wireとパートナーシップを締結しました。J-wireは、AmazonやFacebookなど複数サービスでの広告戦略を得意とするオンラインマーケティング代理店です。パートナーシップ以前は、JAPANNEXTがスポンサープロダクト広告スポンサーブランド広告スポンサーディスプレイ広告をすべて自社でで運用していましたが、J-wireとの協業を機に、ROAS(広告費用対効果)の向上と安定化を目的にスポンサーディスプレイ広告に注力する方針へと転換しました。

J-wireとの協業当初、JAPANNEXTはROAS 20を目標として設定していましたが、数か月にわたりこの数値を上回る成果を達成したことを受け、目標値をROAS 30に引き上げました。

アプローチ

J-wireは、幅広いオーディエンスに対して最大限のリーチとエンゲージメントを実現することに注力しました。関連性の高いオーディエンスをすべて特定し、それぞれに対してスポンサーディスプレイ広告およびスポンサープロダクト広告を設定。2種類の広告を組み合わせることで、検索経由でJAPANNEXTの商品ページを訪れた潜在顧客を的確にリマーケティングすることが可能になりました。

各キャンペーンおよび広告グループは、商品特性に応じて設計され、パフォーマンスの可視化を重視した構成となっています。広告グループ内で関連商品への配信最適化を行うことで、J-wireはカテゴリーごとのパフォーマンスを継続的にレビューできる体制を構築しました。広告配信には1,000インプレッションあたりのビューアブルコスト(vCPM)を採用し、より広範囲にリーチ。さらに、自社製品への関心層にアプローチしてクロスセルおよび併売戦略も展開しました。

J-wireは、潜在顧客の獲得を目的に広告のインプレッション数を綿密にモニタリングし、有望な広告に対して入札調整や予算の定期的な見直しを行うことで、インプレッション数の最大化を図りました。また、JAPANNEXTのストアページに掲載されている画像やキャプションを見直し、オーディエンスにより最適に訴求できるよう、製品の使用シーンを想起させるクリエイティブに刷新しました。さらに、過去の販売インサイトに基づき、広告配信のタイミングも最適化。売上のピークとなる曜日や時間帯に投資を集中させるようJAPANNEXTと連携しました。

「J-wireに広告運用をお任せしたことで、これまで以上に細やかな広告運用が可能になりました。弊社のお客様にはAmazonビジネスの利用者が多いため、従来のAmazon Adsの設定では難しかった、土日祝日の配信抑制や平日の配信強化などの細かな対応もJ-wireの手動運用で実現でき、キャンペーンの効果が大きく高まりました。今後も、効果的にお客様へリーチするために、広告設定の最適化を継続していくことが重要だと考えています。」 — 株式会社JAPANNEXT 剣持 開

quoteUp「成功の鍵は、JAPANNEXTの製品を深く理解し、各製品に適したオーディエンス属性を丁寧にマッチさせることでした。」
—J-wire株式会社 代表取締役 内山剛臣

結果

精緻なオーディエンス分析と継続的な広告最適化により、JAPANNEXTはブランド認知の向上と新規顧客の獲得を実現しました。広告予算を維持したまま売上が増加し、ROASは255%1以上改善しました。ブランド名およびブランド名+関連キーワードの両方を活用したキャンペーン戦略により、主要顧客層へのリーチとエンゲージメントを最大化。さらに、ROASは8か月連続で35以上を維持しています。2これらの成果は、インサイトに基づいたアプローチとより精度の高いオーディエンス設定が広告効果の最大化において重要であることを示しています。

出典

1~2 J-wire、日本、2024年。