事例
Momentum Commerceは、IQBARがプライムデー期間中に新規購入者にリーチし獲得できるように、スポンサー広告を使ったシーケンス戦略を展開することを支援しました
2017年に設立されたIQBARは、独立した健康志向の食料品ブランドで、Amazon内での商品ポートフォリオが拡大しています。このブランドは、植物由来のプロテインバーやハイドレーションミックスなどの商品を製造および販売しています。2022年、新規顧客の獲得を促進することと収益成長を目標に、IQBARはMomentum Commerceと提携しました。Momentum Commerceはマーケットプレイスのコンサルタント会社で、インサイトの収集と分析を専門としています。この提携は、IQBARの経営陣にAmazonでの広告戦略とリテール戦略の両方に役立つ情報を提供することを目的として構築されました。
IQBARスポンサーブランド広告キャンペーンの広告
カテゴリーの逆風がIQBARに戦略的変革をもたらすきっかけとなった経緯
IQBARはMomentum Commerceとの提携より前にAmazonの利用を開始しました。堅調な成長を遂げたものの、2022年までに、同社はこのカテゴリーで大きな逆風に直面していました。他の独立系ブランドや大手ブランドとの競争に直面し、消費者の心をつかむことが持続的な成功を促進するために非常に重要となりました。
2022年のプライムデーは、IQBARにとってMomentum Commerceと連携する初めての大規模リテールイベントとなりました。IQBARのリーダーシップチームとともに掲げたMomentum Commerceの2022年のプライムデーの目標は、新規顧客の獲得を促進することと収益成長でした。それによりAmazonでの第3四半期と第4四半期を成功に導くためです。食料品とグルメ食品カテゴリーでは、Momentum CommerceとIQBARはどちらも、プライムデー前に潜在顧客の需要を刺激し、プライムデー中は割引と広告活動を組み合わせて需要を獲得する多面的な戦略の重要性を理解していました。
Momentum Commerceは、スポンサー広告を使ったシーケンス戦略の展開をどのように支援したか
Momentum CommerceとIQBARのアプローチは、スポンサープロダクト広告を中心に、その他のAmazon Ads商品やプロモーションをサポートするものでした。まず、Momentum Commerceは、商品を探している顧客の需要を取り込むために、プライムデーの1週間前に広告費を増やしました。これにより、より少ない効率的な広告費売上高比率の合計(TACOS)で広告を運用できるようになりました。その後、プライムデーの前日まで広告費を増やし続けました。その日は、IQBARにとってホリデー以外で史上最高の収益を獲得した日となりました。
プライムデーの期間中、Momentum Commerceは特定のキーワードの予算と検索結果上位の掲載枠をモニタリングしました。このピーク期間中のコンバージョンをさらに促進するために、プライムデー期間中はIQBARの全カタログを割引対象としました。プライムデー後の1週間は、スポンサーディスプレイ広告の支出レベルを安定させ、買い物をしている顧客以外にも関連性の高い顧客にリーチできるようにしました。
Amazon Ads API、セリングパートナーAPI、セラーセントラル、Amazonブランド分析によるレポートにより、Momentum Commerceはパフォーマンスに基づいて予算とターゲットを効果的に調整し、IQBARがプライムデーの目標を達成できるようサポートしました。プライムデー後、IQBARとMomentum Commerceは、これらの新規購入者をリピーターとして取り込むために絶好の機会を得ました。
今回のプライムデーキャンペーンにおけるIQBARとMomentum Commerceのフルファネルアプローチの詳細は次のとおりです。
- スポンサープロダクト広告: 最大の潜在顧客層を対象にブランド発見を促進するため、イベント前のフェーズでは、自社ブランドのキーワードに特化した通常の広告に加えて、関連性の高い非ブランドキーワードへの広告費を増やすことに重点を置きました。プライムデー当日、Momentum Commerceは特定のキーワードの予算と検索上位の掲載枠をモニタリングしました。
- スポンサーブランド広告およびスポンサーブランド動画広告: プライムデー期間中、IQBARブランドをマーケット内の顧客に魅力的にアピールするために、Momentum Commerceは、コンバージョン率の上位を占める非ブランドキーワードやブランドキーワードに対するスポンサーブランド広告とスポンサーブランド動画広告キャンペーンの広告費を大幅に増やしました。
- スポンサーディスプレイ広告: プライムデーのイベント中、Momentum Commerceは見込み客を引き付けるために、スポンサーディスプレイ広告のオーディエンスキャンペーンを実施しました。IQBARとMomentum Commerceは、商品ターゲティングキャンペーンを活用することで、プライムデー期間中にインマーケット内の顧客を効果的に取り込み、セールスイベント後もその顧客の維持を維持を図ることに成功しました。
「Momentum Commerceは、プライムデー期間中にIQBARが注目を集め、新規顧客に効果的に取り込むことができるようにサポートし、ブランドの上位ASINがわずか数か月後にハイプロテインバーカテゴリーでベストセラーの第1位を獲得するきっかけとなりました。プライムデーの前に、最も成長が期待できるキーワードで需要を喚起することに重点を置いた戦略を展開することで、セールイベント期間中に購入者が戻ってきたときに、効率的なコンバージョンを大規模に促進することができました。スポンサー広告と商品レポートのおかげで、キャンペーン全体を通して、そしてそれ以降も、これらのさまざまな購入段階にわたって成果を上げることができました」
— Momentum Commerce、サービス担当副社長、Todd Bowman氏
キーワード戦略がIQBARの目標達成にどのように役立ったか
2022年のプライムデーの期間中、IQBARのAmazonでの総売上高は、過去30日間の2日間の平均と比較して194%増加しました。1同じ期間に、Momentum Commerceの最適化により、IQBARの広告費売上高比率(ACOS)はわずか15%しか上昇しませんでした。一方、ブランド新規顧客の売上は、スポンサーブランド広告では104%、スポンサーディスプレイ広告では291%増加しました。2
結果を深く掘り下げてみると、一握りの価値あるキーワードに焦点を当てることが、IQBARのプライムデーの成功の大きな要因であることが明らかになりました。どのキーワードがランキングに効果的かを把握し、これらのキーワードの検索上位掲載枠を確保することに重点を置くことが、Momentum CommerceとIQBARの今後のディールイベントにおいて大切になります。
Momentum CommerceとIQBARの多面的戦略は、プライムデー後も相乗効果をもたらしました。イベント後の数か月間、IQBARの広告売上は効率性を維持しながら順調に伸びていきました。これにより、ブランドの上位ASINは、わずか数か月後にハイプロテインバーカテゴリーでベストセラーの第1位を獲得しました。これらの結果は、IQBARとMomentum Commerceにとって、プライムデーがCPGブランドにとって強力なショッピングイベントになり得ることを実証しました。
— IQBAR、創設者兼CEO、Will Nitze氏Amazon AdsはIQBARの成長を後押しする大きな原動力であり、プライムデー期間中のMomentum Commerceの取り組みは、私たちを次のレベルに引き上げる助けとなりました。Momentum CommerceはAmazonの広告予算を最大限に活用するための素晴らしいパートナーです、また、デジタルシェルフを通して常に、顧客がリテールサイトでどのように買い物をし、購入するのかを確実に把握することができるようになりました。
1~2出典: Momentum Commerce、米国、2022年。