スポンサー広告でキーワードを設定する3つの手順
背景
Bestspeaker1は中国の中小企業の出品者様で、2019年にAmazonでの販売を開始した直後にAmazon Adsを活用しました。同社は、スポンサー広告を最適化する上で最も不可欠な要素がキーワードの選択であると考えていました。適切なキーワードはコンバージョンの高いトラフィックをもたらし、商品売上を伸ばす可能性があるためです。
Bestspeakerのキーワード戦略
I.キーワードを見つける
- まず、キーワードのオートターゲティングを使用して、キャンペーンから関連性の高いキーワードを見つけます。オートキャンペーンを2週間実行した後、パフォーマンスの良好な検索用語をキーワードとして選択します。パフォーマンスの基準は出品者様によって異なる場合があります。Bestspeakerの場合は、商品のキーワードとして、注文のコンバージョン率が8%を超える検索用語を選択しました。
- 次に、類似の商品から主なキーワードを2〜4個集めます。さらにキーワードリサーチを行い、関連性が高く検索ボリュームのあるキーワードを60個ほど見つけます。
- 詳細については、Bestspeakerが伝えることをご確認ください。
II.キーワードを絞り込む
- まず、集めた60個のキーワードの関連性を確認し、商品との関連性が低いキーワードや商品の特徴と一致しないキーワードを削除します。
- 次に、絞り込まれたキーワードとAmazonでターゲットに設定した商品との関連性を分析し、キーワードがおおよそ20〜30個になるまで関連性の低いキーワードを削除します。
III.キーワードの選択後に行うこと
- 上記の2つの手順で集めたキーワードを、部分一致、フレーズ一致、完全一致に基づいて3つの広告グループに分類し、マニュアルターゲティングを使用してキャンペーンを実施します。
- マニュアル広告キャンペーンを実施して10日後に、クリック数が多くても売上が発生していないキーワードを削除し、広告費売上高比率(ACOS)に基づいて入札額を最適化します。
結果
Bestspeakerでは、スポンサープロダクト広告キャンペーン開始前の期間と比較して、スポンサープロダクト広告を実施した2019年の月間売上高が30%から40%増加し、売上の25%が広告によって発生していることが分かりました。
1 出品者様のご希望により、この事例では実際のブランド名とは別のブランド名を使用しています。