事例

FINE Tissuesがプライムデーのスポンサーシップによりアラブ首長国連邦で新規オーディエンスにリーチした方法

Fine baby

Fine Hygienic Holdingは、衛生用品と健康用品を専門とするグローバル企業です。同ブランドは、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、赤ちゃん用おむつ、女性用ケア用品、大人用失禁用品を含む、パーソナルケア用品、家庭用品、工業用品を幅広く製造しています。アラブ首長国連邦(UAE)では、同社のティッシュブランドであるFINEが、ティッシュとベビーの両方のカテゴリーで、並外れた市場セグメントとブランドの認知度を誇る、有力な存在として頭角を現しています。

2022年に、UAEの家庭消費財産業は、人口増加、都市化、高水準の消費により、大幅な成長期を迎えました。1さらに、この地域のeリテールセクターは近年急速に成長を遂げているため、オンラインリテールは業界の重要な要素となっています2。UAEにおける電子商取引額は、2022年までに約270億米ドルに達し、2018年から2022年の間に年間平均23%増加すると予測されていました。3

この傾向は新型コロナウイルス感染症の流行によってさらに加速し、政府は小売業の免許取得プロセスを緩和することでオンラインリテールへの移行に対応してきました。その結果、多くの企業がこの需要に応えるためにオンライン販売チャネルの開発に多額の投資を行いました。4

Fine Hygienic Holdingは、UAEで急速に成長している家庭消費財のオンラインショッピング業界を活用するために5、一貫してAmazon Adsと協力してきました。同社は、ラマダン、新学期、プライムデー、11:11、ホワイトフライデーなど、さまざまな注目すべきホリデーイベントに参加しました。メリット評価を十分に検討したことは、プレミアイベントに関連するプライムデー2022のスポンサーシップパッケージへの投資に影響を与えました。

FINEは、プライムデーの期間中に大量のトラフィックが発生したことを認識し6、2022年のイベントを活用してブランドの認知度を高め、リーチを拡大することを目指しました。また、これまで同ブランドについてよく知らなかったと思われる新規オーディエンスにリーチすることで、顧客層を拡大したいと考えていました。

ブランドにとってのプライムデーの重要性

広告主様には、プライムデーの開催日だけではなく、プライムデーの前後にもチャンスがあります。当社の調査によると、プライムデーの全段階で広告を掲載したブランドは、プライムデーのどの段階でも広告を掲載しなかったブランドと比較して、認知度を216%、検討を214%向上させることができました。7

調査によると、買い物客の75%は、イベント前の段階に見つけた商品をプライムデー期間中に購入する傾向があることがわかりました8。そのため、ブランドの認知度を高め、ブランドを効果的に宣伝する方法を検討することが不可欠です。さらに、調査対象の買い物客の40%がセールを探すことに加え、自分の価値観に合った商品の購入を優先しているのに対し、63%がセール以外に購入決定に影響する最も重要な要素として、商品の品質を優先しています9。そのため、ブランドはこうした機会を活用して、セールを強調するだけでなく、ブランドがどのように消費者に価値を提供できるかをアピールできます。

Amazon Adsのインサイトによると、プライムデー前後には、Amazon内の家庭消費財カテゴリーへの新規顧客が増えていることもわかりました10。これにより、FINEはブランド新規顧客にリーチする機会を得ました。

FINEのプライムデー戦略

FINEでは、スポンサーシップに投資することで同業他社との差別化を図ることを目指しました。同ブランドのキャンペーンへのアプローチは、「Save on FINE」というテーマを軸に展開しました。 FINEでは、商品の割引やプロモーションを提供することで、価値を見いだしてお金を節約したいというお客様の要望に応えました。

キャンペーンの実施は、プライムデー期間中に3つの段階で展開されました。Amazon DSPの統計とレスポンシブなeコマースクリエイティブ(REC)の組み合わせを活用して、FINEの目標を達成し、マーケティングの効果を高めました。

リードイン段階では、家庭消費財のお客様だけでなく、ビューティー、洗濯、食料品などの隣接するカテゴリーのルックアライクオーディエンスを含む、Amazon内の幅広いお客様にリーチすることに重点を置いていました。リードイン段階の目標は、プライムデーのイベント期間に買い物をする際に、すべての潜在的なカテゴリーのお客様とプライムのお客様にリーチして、FINEの認知度を高めることでした。

キャンペーンのイベント段階は、2022年7月23日、24日のプライムデーに設定されました。この期間中、FINEは静的なディスプレイバナーと割引重視の見出しを使ったレスポンシブなクリエイティブユニットを活用しました。これにより、ショッピングのピーク期間に認知をコンバージョンにつなげて、売上を伸ばしました。

最後に、7月25日から8月13日にかけてキャンペーンのリードアウト段階を有効化しました。これには、Amazon Adsでパフォーマンスが上位のロワーファネル広告掲載枠であるRECを使用しました。この段階では、FINEの既存のお客様だけでなく、FINEの商品に関心を示したもののコンバージョンに至っていないお客様にもリマーケティングを行いました。

Save on FINE

成功したキャンペーンのハイライト

プライムデーのスポンサーシップキャンペーンは、2022年にFINEで屈指の成功を遂げたキャンペーンであることが証明されました。この重要なショッピングイベントでは、3つの段階すべてにおいて広告を掲載することで、売上を伸ばし、お客様にはたらきかけることができました。キャンペーンの注目すべき結果は次のとおりです。

  • FINEはキャンペーン期間中に4,848人のブランド新規顧客を獲得しました。
  • 閲覧率はカテゴリーベンチマークを504%上回りました。
  • 購入率はカテゴリーベンチマークを442%上回りました。
  • 広告費用対効果(ROAS)は、カテゴリーベンチマークを53%上回りました。

*この事例中の結果は、2022年7月から8月に単独の広告主様が、言及されたAmazon Adsプロダクトを使用したことに基づいており、将来のパフォーマンスを示すものではありません。