CloviaとAdbrewがフルファネル戦略を作成し、インドにおけるブランド新規顧客による注文数を80%増加させた方法

身にまとうものは気持ちに影響します。だからこそ、インドを拠点とするランジェリー会社Cloviaは、多種多様な好みを持つお客様に50,000種類以上の商品を提供しています。しかし間もなく、競争の激しいカテゴリーでこれほど多くの商品を管理することは、調整が難しい取り組みであると判明しました。

Cloviaの月間売上成長が鈍化し始めたとき、同社はマーケティング戦略を刷新する必要があると実感したのです。具体的には、平均注文金額を増やし、コンバージョン率を高め、広告費売上高比率（ACOS）を削減したいと考えていました。そこでCloviaは、Amazon AdsパートナーのAdbrewと提携し、これらの目標を達成するとともに、インドのブランド新規顧客にもリーチするためのフルファネル戦略を開発しました。

インサイトと自動化によるCloviaのマーケティング戦略の最適化

ACOSを低く抑えながら効果的な戦略を開発するために、AdbrewはCloviaが最も売上に影響を与えたスポンサー広告キャンペーンを判断するのを支援しました。そしてその結果に応じて広告予算を分配しました。

Adbrewは、広告収益に基づくキャンペーンミックスでパフォーマンスが高かった広告タイプであるスポンサープロダクト広告にCloviaの広告予算の大部分を割り当てました。スポンサープロダクト広告キャンペーンでは、主に2つの目的で、自動リーチと手動リーチを組み合わせて使用しました。1つは、Amazonで関連するカテゴリー固有のキーワードを検索している新規顧客を引き付けること、もう1つは、すでにブランドを認知している買い物客を引き付けるためにCloviaのブランド検索と商品ページを保護することです。

次にチームは、カテゴリー内を閲覧しているお客様にリーチするため、スポンサーブランド広告を利用しました。Adbrewは、スポンサーブランド広告キャンペーンの効果を最大限に高めるために、最もパフォーマンスの高い商品を目立つように表示することでCloviaのブランドストアの最適化を支援しました。同社は、ヒーロー商品を紹介し、サブページを追加または改善することで、Cloviaの購入者の全体的な購入体験を向上させました。

最後に、ディスプレイ広告キャンペーンを使用して、認知から検討、購入に至るまで、購入プロセスのさまざまな段階で購入者にリーチしました。これらのキャンペーンは、インプレッション、ページ訪問数、またはコンバージョンの増加に重点を置いていました。商品を閲覧したブランド新規顧客にリマーケティングすることで、コンバージョンとブランドロイヤルティを高めることを目指したのです。

Adbrewは、Amazon Marketing Stream（AMS）のインサイトを使用して、Cloviaの広告の時間ごとのパフォーマンスを分析しました。これにより、Adbrewは広告セット全体で入札額と予算を最適化することができました。結果として、パートナーは広告費の影響を最大限に高め、買い物客にとってより関連性の高いキャンペーンを実現しました。

総売上の増加とブランド新規顧客の誘致

フルファネル戦略は6か月にわたり、主要業績評価指標において目標を上回る成果を上げました。2022年11月から2023年4月の間に、広告収益は49%増加し、総売上高は31%増加しました。¹Adbrewは、キャンペーン目標の27%を下回る24.96%のACOSを維持しながら、これらの結果を達成しました。²

Cloviaは、新規のお客様を引き付けるという目標も達成しました。ディスプレイ広告を使用することで、ブランド新規顧客による注文数が80%増加しました。³さらに、スポンサーブランド広告におけるCloviaのシェア・オブ・ボイスは4.87%から9.03%に増加しました。⁴

Adbrewにとってこのフルファネル戦略は、成果の最大化を図るために、明確なキャンペーン構造を優先順位付けし、1日の予算配分を最適化することがいかに重要であるかを体現するものでした。また、組み込みの自動化および測定システムのおかげで、より迅速で一貫性のあるキャンペーンを開始できました。今後も引き続き、AdbrewはAmazon Marketing Stream（AMS）のインサイトを活用して戦略を調整し、クライアントの目標達成を支援していきます。

出典

^1～4 Adbrew、インド、2023年