兵士からソフトウェア開発者へ: Greg Greenの転職に役立ったAmazonの退役軍人向け実習制度

Greg Green

Greg Greenは8年間の兵役を経て、パンデミックの混乱のさなか米陸軍を去りました。次にどうすべきか迷いながら、彼は自分のキャリアの進路を変え、ソフトウェア開発での新しい仕事への扉を開く機会をつかむことにしました。 Amazon技術実習プログラム(ATAP)は、Amazon実習プログラムの一部です。

変化への備え

コロラド州に拠点を置くAmazonソフトウェア開発者のGreg Greenは、「陸軍にいたときはミサイルを扱っていました」と語っています。「それができる民間の仕事はあまり多くありません」

Gregはわずか17歳で、陸軍でのキャリアをスタートさせました。「私はバージニア州のとても小さな町の出身です。そこには何もありません。ウォルマート、食料品店、牛、鶏だけです。陸軍に入隊し、日本の配属になりました。とてもわくわくしました」

Greg夫妻

Greg夫妻

8年間ひたすら国に奉仕したGregは、変化への備えができていました。

新しいスキルを身につけようと決意した彼は、退役軍人向けの学習プログラムに参加し、兵役後の雇用を確保するため、ITスキルの構築に力を注ぎました。

ですが、タイミングは良くありませんでした。

「私は新しいスキルを学び、多くの技術資格を取得しましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、私や同じクラスの多くの退役軍人にとって仕事探しが困難になりました」と、Gregは明かします。

新しいキャリアの道

幸いにも、Gregのプログラムの同級生がATAPを発見しました。ATAPとは、技術系のキャリアに移行できるよう、退役軍人とその配偶者を含む軍人コミュニティを支援するために設けられた実習プログラムです。「それまで聞いたことがありませんでしたが、チャンスをつかんで応募することにしました」と、Gregは語ります。

当時、募集していた実習制度は技術系の営業だけでした。Gregは、もともと営業に興味がなかったと認めていますが、Amazonへの入社を決意しました。「家族を養うためなら何でもするつもりでした」

2020年10月、Gregは技術系営業の実習制度に参加し、Amazonの一員になりました。彼のジャーニーは始まったばかりであることをほとんど知りませんでした。

ダウンタイム中にコードを勉強する

「このプログラムを始める前から、空き時間にコードを独学で勉強していました。それから、Amazonで使われている主要なプログラミング言語の1つがJavaであることを知ったので、それを集中的に学びました」と、Gregは語ります。

ソフトウェア開発実習制度に移行する機会が訪れたとき、Gregはそのチャンスをつかみ、2022年にプログラムに参加しました。公式の学習フェーズで、Java、HTML、CSS、JavaScript、Pythonの指導を受けた後、実地研修を開始し、そこでさらにサポートを得ました。「私のチームの上司と同僚がメンターになってくれて、私にコードを教え、問題に対する革新的な解決策を提案してくれました」

ミッションを達成するためクリエイティブになる

当初の懸念とは裏腹に、陸軍で得たスキルの多くが、新しい仕事でもそのまま役に立つことがわかりました。「ソフトウェア開発は複雑になることがあり、忍耐と問題解決が必要です。クリエイティブになり、ミッションを完了する方法を見つけなければなりません。1つのアプローチがうまくいかない場合は、構想段階に戻って他に何が足りないかを調べます」

Gregは、レジリエンス、つまり立ち直る能力は陸軍で培われたと信じています。「フラストレーションが溜まったら、休憩して水を飲み、犬の散歩をして、頭が少しスッキリしてから仕事に戻ることもあります」と補足しました。

Amazon Marketing Cloud(AMC)チームで仕事しながら、アマチュア写真家としての趣味を含め、自分の興味を探求することもできています。「私が子供の頃、父は技術志向で、母はクリエイティブな人でした」と、Gregは説明します。「私にはこの2つの面を受け継いで、今では両方を楽しめています」

Gregは、未来にわくわくしていると語ります。

「最初は、軽いインポスター症候群に悩まされていましたが、毎日自分を駆り立ててくれる課題に向き合い、自信は着実に高まっています」

次のステップ

2023年9月、12か月の実習期間を経て、Gregはソフトウェア開発実習生からソフトウェア開発者に昇進しました。彼はこの新しい仕事を気に入っています。

「私は現在、AMCフロントエンドエクスペリエンスチームで働いており、ユーザーのための高品質なエクスペリエンスの開発とメンテナンスを支援しています。家族を養いながら、大好きな業界でキャリアを積むことができるので、Amazon Adsでのこの機会にずっと感謝しています」