スポンサーディスプレイ広告の新機能
2020年4月24日
Marc Tian
シニアプロダクトマネージャー
Amazonでは、お客様からのフィードバックに耳を傾け、商品をより便利にするよう努めています。たとえば、最近、米国の出品者様向けに新しいスポンサーディスプレイ広告の商品ターゲティング機能をリリースしました(詳細はこちらをご覧ください)。また、スポンサーディスプレイ広告キャンペーンをより効果的に最適化するためにコントロールを強化するようにとのご要望を頂いていました。ここ数か月間にわたり、その実現に役立つ新機能がいくつか導入されました。スポンサーディスプレイ広告は、現在ベータ版でご利用いただけます。
閲覧数のオーディエンス
すべてのおすすめ商品をワンクリックで追加
スポンサーディスプレイ広告では、Amazonブランド登録に登録されている米国の出品者様が、閲覧者ターゲティングのすべてのおすすめ商品をワンクリックで広告掲載できるようになりました。
オーディエンスリーチを最大化するために、商品は商品詳細ページ閲覧数に基づいて提案されます。すべてのおすすめ商品を含むキャンペーンをワンクリックで作成することも、CSVファイルをダウンロードして商品推奨情報をさらに評価することもできます。
オーディエンスセレクターで「閲覧数」を選択すると、すべてのおすすめ商品を追加するオプションが表示されます。キャンペーンに追加される商品を事前に確認することができるように、おすすめ商品のリストをダウンロードするためのリンクも表示されます。おすすめ商品が表示されない場合は、この機能をトリガーするために必要な商品詳細ページ閲覧数がある商品が存在しない可能性があります。

キャンペーンを一括で作成、管理、最適化する
米国でAmazonブランド登録に登録しているすべての大口出品者様およびお取引会社様は、スポンサーディスプレイ広告の閲覧者戦略のオーディエンスの一括操作が利用できるようになりました。
この機能は、スポンサーディスプレイ広告キャンペーンをより簡単かつ効率的に管理するのに役立ちます。キャンペーン、広告グループ、広告対象商品をキャンペーンマネージャー内で1つずつ変更するのではなく、1つのスプレッドシートを使用して複数のスポンサーディスプレイ広告キャンペーンを編集できるようになりました。
「一括操作」タブでテンプレートをダウンロードすると、「スポンサーブランド広告」タブと「スポンサープロダクト広告」タブの横に「スポンサーディスプレイ広告」タブが表示されます。一括操作の詳細については、サポートセンターをご覧ください。
商品閲覧と類似商品閲覧のオーディエンスオプションを個別に管理する
スポンサーディスプレイ広告では、米国のAmazonブランド登録に登録されているすべてのお取引会社様と大口出品者様が、閲覧者ターゲティングを使用したキャンペーンの2つのデフォルトのオーディエンスセグメントを個別に管理できるようになりました。それらは、広告対象商品を閲覧したオーディエンス(「商品閲覧者」)と、類似商品を閲覧したオーディエンス(「類似商品閲覧者」)です。
この機能を使うと、以下が可能になります。
- 閲覧者キャンペーンの2つのオーディエンスセグメントのパフォーマンスを確認する
- パフォーマンスを評価した後に、各オーディエンスに個別の入札額を設定する
- 2つのオーディエンスセグメントのいずれかへの配信を個別に一時停止または再開する
2019年10月30日以降に作成されたスポンサーディスプレイ広告の閲覧者戦略を使用したキャンペーンでは、商品閲覧者と類似商品閲覧者のオーディエンスをご利用いただけます。出品者様の場合、広告グループページの「ターゲティング」タブをクリックして、2つのオーディエンスセグメントのパフォーマンスを確認します。お取引会社様の場合、キャンペーンページの「ターゲティング」タブをクリックして、2つのターゲティングオプションの成果を確認します。
この機能は、Amazon Ads APIからも利用できます。詳細については、スポンサーディスプレイ広告の商品ターゲティングリソースを参照してください。

Amazon Ads APIの商品準備状況
Amazonブランド登録に登録されている米国の出品者様は、Amazon Ads APIを介して閲覧者ターゲティングに関する商品準備状況スコアを利用できるようになりました。
商品準備状況は、推定リーチと推定パフォーマンスに基づいて、各商品のスコアを提供します。このスコアは、過去28日間に商品詳細ページの訪問数が多い、中程度、または低いことを示すものです。これらの新しいオプションを使用すると、推奨される商品詳細ページ閲覧数の商品のキャンペーンをすばやく開始して、効果的なスケールをすばやく達成できます。
詳細については、Amazon Ads APIのスポンサーディスプレイ広告おすすめ商品リファレンスを参照してください。
商品および興味・関心に基づくオーディエンス
動的バッジ

スポンサーディスプレイ広告では、商品および興味・関心に基づくオーディエンスでセールと割引のバッジがサポートされるようになりました。
セールと割引のバッジを使用すると、広告対象商品の割引(本日の特選商品、数量限定タイムセール、お買い得情報)が有効である場合や、クーポン割引がある場合、またはAmazon定期おトク便のオプションとして利用可能な場合に、そのことを購入者に知らせることができます。Amazonが実施したテストでは、これらのバッジによって、クリックスルー率が最大41.9%向上しました。1
割引のリーチを拡大するために、スポンサーディスプレイ広告キャンペーンにプロモーションの対象となる商品を含めることをお勧めします。バッジは、新規または既存の商品キャンペーンや興味・関心に基づくキャンペーンで自動的に表示されます。追加料金はかかりません。
1Amazon Internalデータ、2019年。