unBoxed 2023: Amazon Adsは、パブリッシャー様向けの新しいクリーンルームサービスであるAmazon Publisher Cloudを発表

2023年10月25日

本日、unBoxed 2023カンファレンスにおいて、Amazon Adsは新しいコラボレーションサービス、Amazon Publisher Cloudを発表しました。このサービスにより、パブリッシャー様はファーストパーティのシグナルをAmazon Adsのインサイトとともに分析し、プログラマティック取引を計画し、Amazon DSPで有効化することができます。アドレサビリティの状況が急速に進化する中で、パブリッシャー様と広告主様にとって、相互運用可能なオーディエンス依存型およびコンテキスト依存型の計画と長期間持続可能な効果測定ソリューションは、ますます必要になっています。Amazon Adsは、これを実現するクリーンルーム機能を構築しています。AWS Clean Roomsを活用して、Amazon Adsとパブリッシャー様および広告主様との安全で合理化されたコラボレーションを促進しています。

Amazon Adsのサードパーティ在庫担当副社長、Steve Rabuchin氏は次のように述べています。「Amazon Publisher Cloudは、パブリッシャー様に持続可能な在庫のアドレサビリティを提供することに特化して構築されました」「当社がAmazon Publisher Cloudを構築したのは、パブリッシャー様がファーストパーティのシグナルをAmazon Adsのインサイトとともに分析し、カスタマイズされたより効果的な取引を作成し、Amazon DSPで簡単に利用できるようにすることで、ファーストパーティのシグナルを安全に管理できるようにするためです。パブリッシャー様と広告主様をつなぎ、それらのお客様がより関連性の高いカスタマーエクスペリエンスを提供するのをサポートできることを大変うれしく思います」

新しいクリーンルームソリューション

Amazon Publisher Cloudは、パブリッシャー様がファーストパーティのシグナルをAmazon Adsのインサイトとともに分析し、リーチに合わせて最適化された取引の作成を実現する、最初で唯一のクリーンルームソリューションです。パブリッシャー様との取引は、合理化された単一のワークフローを通じて、Amazon DSPでアクティベーションできるようになっています。たとえば、パブリッシャー様は、ペットフードや調理器具などの商品のインマーケットであるAmazon Adsのオーディエンスに対して自社のコンテキストシグナルがどのようにインデックスされているかを把握し、それらのインマーケットのお客様にリーチしたいブランド向けに取引をパッケージ化することができます。Amazon Publisher Cloudベースのプログラマティック取引は、ベータ版のリリースパートナーであるNBCUniversal、DirecTV、Dotdash Meredith、TelevisaUnivision、Fandomおよびその他のプレミアムパブリッシャー様にご利用いただけます。

Dotdash Meredithのイノベーション最高責任者、Dr. Jon Roberts氏は次のように述べています。「Amazon Publisher Cloudを通じて、ファーストパーティのシグナルをAmazon Adsのオーディエンスインサイトとともに分析することで、Dotdash Meredithの150万件を超える記事に購入意向のシグナルをマッピングできるようになりました。これにより、お客様が読まれたコンテンツは、どんなクッキーシグナルよりも、お客様が購入する可能性が高いものをより強力かつ持続的に予測する要因となります」「Amazon Publisher Servicesとのコラボレーションを深め、これまで特定できなかったオーディエンスにリーチし、広告主様のパフォーマンスを高め、消費者エクスペリエンスを向上させる強固な未来を築けることを大変うれしく思います」

クローズドベータ期間中に、AmazonはAmazon DSP経由によりNBCUniversalでAmazon Primeキャンペーンを有効化しました。これにより、最適化されていないキャンペーンと比較して3.5倍を超える、目的のオーディエンスにリーチすることができました。

NBCUniversalの広告プラットフォームおよび運営担当EVP、Ryan McConville氏は次のように述べています。「Amazon Publisher Servicesとのパートナーシップの拡大は、NBCUniversalがデータを使用してオーディエンスの共感を呼ぶものを把握し、より関連性の高い広告体験を提供することにどのように取り組んでいるかを示しています」「Amazon Publisher Servicesとのコラボレーションにより、プライバシーを重視した大規模な方法で、特にインマーケットの視聴者にリーチすることで、はるかに効果的な広告を配信できるようになりました。この初期作業のパフォーマンスは、視聴者に関する豊富なインサイトを入手し、それに応じてメディアをパッケージ化することで、どんなことを達成できるかを示しています」

Amazon Publisher Cloudは、パブリッシャーに柔軟な相互運用性を提供するためにAWS Clean Roomsに構築されています。AWS Clean Roomsは、企業とそのパートナーが、互いの基礎となるデータセットを共有したりコピーしたりすることなく、共同のシグナルをより簡単かつ安全に分析してコラボレーションできるようサポートするサービスです。AWS Clean Roomsを使用すると、お客様は安全なクリーンルームを数分で作成し、AWS Cloud内の他の企業と協力して、広告キャンペーン、投資決定、研究開発に関する独自のインサイトを得ることができます。

「DIRECTV Advertisingでは、10年以上にわたってアドレサビリティをビジネスの中核としてきました。そして革新し続ける方法を常に模索しています。Amazon Publisher Cloudの直感的なインターフェイスと差別化されたインサイトと、AWS Clean Roomsによる安全なコラボレーションを組み合わせることで、当社の充実したファーストパーティデータセットの新しいユースケースが解放されます」と、DIRECTV Advertisingの広告営業最高責任者、Amy Leifer氏は述べています。「この新しい機能を活用して、広告主様がリーチ目標とパフォーマンス目標を最大の効率性で達成できるよう支援できることを嬉しく思います」

Amazon Publisher CloudはAmazon Publisher Services(APS)の一部です。これは、パブリッシャーが活発なデジタルメディアビジネスを構築するのを支援する一連のクラウドベースソリューションです。APSのパブリッシャーへの直接提供の関係とサーバー側のヘッダー入札ソリューションは、パブリッシャーが成果を最大化し、オーディエンスにとってより関連性の高い広告を配信する点で役立ちます。APSは、ウェブ、モバイルアプリ、オーディオ、コネクテッドTVのパブリッシャーにサービス、インフラストラクチャ、高度な広告テクノロジーを提供することで、広告対応コンテンツの収益化、独自の需要の創出、オーディエンスレベルの購入の実現、および自社のオーディエンスに関するより深いインサイトの獲得を支援します。

Amazon Publisher Cloudについてより詳しい情報をご希望のパブリッシャー様は、aps.amazon.comをご覧ください。