スポンサープロダクト広告を活用して、ブランドがASINのサポートを増やすためのADFERENCEのヒント

2022年10月5日 | Gabriella Kursman、マーケティングマネージャー

「スポンサープロダクト広告のすべてまたはほとんどのASINに広告を掲載することで、販売パートナーに大きな利益がもたらされます」と、ADFERENCEの共同創設者兼共同CEOであるFlorian Nottorf博士は述べています。

Nottorf博士は、2014年にADFERENCEを共同で創設する前、消費者ジャーニーやクロスチャネルアトリビューションに関連した統計モデリングを研究していました。Amazon Adsは、スポンサープロダクト広告を利用してより多くのASINを宣伝することのメリットと、キャンペーン設定のベストプラクティスについて、Nottorf博士と話し合いました。

Florian Nottorf博士、ADFERENCEの共同創設者兼共同CEO

ADFERENCEは、スポンサープロダクト広告を利用して成功を収めることができるよう、大量のASINの商品を取り扱うベンダーをどのようにサポートしていますか？

さまざまな規模のベンダーや出品者の収益性を最大化するには、上位のキーワードと商品をプッシュすることに加えて、スポンサープロダクト広告上のベンダーカタログにある他のロングテール商品を宣伝することが重要です。これにはいくつもの利点があります。まず、インプレッションを最適化し、Amazonストアにおける認知度を高めることができます。また、広告主は、作成した商品詳細ページが適切なものであるかどうかや、お客様に代替商品や補完商品を提示できているかどうかを確認することもできます。ADFERENCEでは、クライアントのすべての商品に最適なキーワード、入札額、掲載枠を見つけるためのソフトウェアで、広告主様をサポートします。

ASINレベルの戦略を取引会社に推奨するにはどうしたらいいですか？ ASINレベルのスポンサープロダクト広告戦略を実施する際にチームが念頭に置いている、検討すべき事項をいくつか挙げてください。

当社では、商品のライフサイクルのさまざまな段階で個別に最適化戦略を実施しています。立ち上げの段階では、ベンダーは固定予算でトラフィックや売上を最大化するようにする必要があります。その後、自動的に収益性フェーズに移行しますが、このフェースでは固定予算を設定するかどうかに関わりなく、最適化して広告費売上高比率（ACOS）を下げる必要があります。そのためには、単一ASINのキャンペーンを細かく設定する必要があります。各広告グループやキャンペーンにASINを1つだけ追加することで、個々のASINを別々にターゲティングし、それによって個々の商品のパフォーマンスを正確に制御し、最適化することができます。当社のツールでは、そのような単一ASINのキャンペーンを再度ポートフォリオに集約できるため、ベンダーによる処理が簡単になります。

ASINの大半をスポンサープロダクト広告で宣伝しているAmazonの取引会社全体で見た傾向を教えてください。

当社のお客様のアカウントでは、ほぼすべてのASINにおいて広告の重要性と影響力を目の当たりにしています。もちろん、広告の活用は時間のかかる高度な戦略です。しかし、最終的に報われる場合が少なくありません。ロングテールキーワードやニッチなASINによってACOSが下がり、大きな収益をもたらしている場合は、特にそうです。とはいえ、ベンダーは、低い入札額のロングテールキャンペーンを実施すれば必ず大量のトラフィックが得られる、と期待するべきではありません。こうしたキャンペーンの目的は、トラフィックを増やすことにあり、そのようなトラフィックが合わさって追加のコンバージョンが生み出されるのです。

ASINの品揃え全体にわたってスポンサープロダクト広告を扱いたいと考えているAmazonの取引会社に、どんなことを勧めますか？

Amazonストアでは、商品によって表示のされ方が違います。ベンダーは広告の助けを借りて、すべての商品の可視性を高めることができます。ほかにも、次の点を覚えておいてください。広告のためにすべての商品に同じほどの投資が必要になるわけではありません。すべての商品にスマートな広告を掲載することで、ベンダーは各商品の全体的な利益を増やすことができます。

ADFERENCEという入札管理ツールを使えば、広告主はキャンペーンを自動的に作成し、新規および既存のキャンペーンのための最適な入札額を設定し、キーワードとターゲットにする商品を知ることができます。このツールは、クリック課金制（CPC）のキャンペーンの管理のための科学に基づくアルゴリズムにより、さまざまな規模の出品者やベンダーを支援します。

ADFERENCEがビジネス目標の達成にどのように役立つかについては、パートナー検索ディレクトリをご覧ください。