インクリメンタルリーチがストリーミングTV広告の重要なメリットである理由

2021年12月23日 | 投稿者:Matt Miller、シニアコピーライター

ストリーミングTVを取り巻く状況は進化と成長を続けています。そのため、オーディエンスがコンテンツをどこで楽しんでいるとしても、オーディエンスにリーチする方法をブランドが理解していることが重要になります。2021年2月にはインターネット対応のTV接続デバイスを備えた米国の世帯数は77%に達し、前年比で4%の伸びとなりました。eMarketerの9月のレポートによると、2022年に米国では広告対応ビデオオンデマンドの視聴者が1億3,870万人に達し、過去3年間で67%の増加と予測されています。

10月のunBoxedで、Amazon AdsプロダクトマーケティングマネージャーのAndrew Coleは、「これらの視聴者は、ブランドがそのメッセージでリーチできる、巨大でエンゲージメントの高いオーディエンスです」と述べ、さらに次のように言っています。「多くの人が動画をストリーミングしており、Amazonの広告対応ストリーミングTVのコンテンツは、その視聴体験で重要な役割を果たしています。」

Amazonの広告対応ストリーミングTVのコンテンツとTwitchを合わせると、全米で月間1億3,500万人の重複しないオーディエンスにリーチできます。1 ブランドはIMDb TVオリジナルのヒット番組や映画と一緒に広告を表示させたり、スポーツの生中継中に、Twitchのライブエンターテイメント内に、人気のテレビネットワークやブロードキャスター(Discovery、CW、CNNGoなど)に広告を表示させたりできます。あるいはニュースアプリなどFire TVのアプリに広告を表示させることもできます。

「ひとくくりに言えば、Amazonにはコンテンツソースとデバイスエンドポイントの両方があり、広告主様はAmazonオーディエンスがストリーミングコンテンツとつながるどのポイントでも、オーディエンスにリーチできます」とColeは語っています。

Coleによると、理解しておくべき重要なポイントは、ブランドが従来のリニアTVを超えてリーチを拡大するのに役立てるため、これらのストリーミングTV広告をどのように活用できるかという点です。ストリーミングTV広告のメリットの1つは、そのインクリメンタルリーチです。Coleによるとインクリメンタルリーチとは、「ストリーミングTV広告キャンペーンが訴求する独特のオーディエンスで、そのオーディエンスはブランドの従来のTVキャンペーンでリーチしたオーディエンスを増補する」と定義されます。

Amazon AdsとNielsenによる最近の調査によると、ストリーミングTV広告キャンペーンでは、ブランドによるリニアTVキャンペーンのリーチの増分として平均6.5%のインクリメンタルリーチがあったことが分かりました。つまり、テレビ放送で1億人の視聴者を惹きつけたキャンペーンであれば、AmazonのストリーミングTV広告をメディアミックスに追加すると、増分として650万人の視聴者にリーチできたことになります。

「テレビ放送が今でもオーディエンスに大規模にリーチするための非常に効果的な方法であることは間違いありません。しかし、ストリーミングTV広告は、オーディエンスへの大規模なリーチを可能にし、リニアTV視聴者に加えてさらに多くのオーディエンスにリーチできます」とColeは語り、次のように続けました。「これはテレビ放送キャンペーンを補完してリーチを拡大するスマートな方法です」。

インクリメンタルリーチに加えて、ストリーミングTV広告はブランドがより関連性の高いオーディエンスにリーチするのにも役立ちます。

「Amazon Adsは、ライフスタイル、インマーケット、ルックアライクオーディエンスなどの行動オーディエンスセグメントを通じて、興味・関心に基づく、豊かで強固なシグナルを提供します」とColeは話し、続けて「Amazonでのショッピングイベント、Prime VideoやTwitchでストリーミングしているコンテンツに基づいて、オーディエンスとのエンゲージメントを高めることができます」と述べています。

ストリーミングTV広告の別のメリットは、キャンペーン結果を測定できることです。Coleが説明したように、ストリーミングTV広告を使用すると、広告主様は配信されたインプレッション、ユニークリーチ、動画完了率をよりよく理解できるようになります。ストリーミングTV広告を採用する広告主様は、Kantar、Nielsen、Oracleなど20を超える取引会社によるサポートされたサードパーティの効果測定ソリューションを活用して、キャンペーンを測定することもできます。これらの効果測定ソリューションについてColeは「ストリーミングTV広告キャンペーンの影響を受ける他の要素、例えばブランドリーチ、ブランドの向上率、オフライン販売などについても測定できます」と語りました。

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1 The Nielsen Total Audience Report、2021年3月