新しい TV ディナー: クイックサービスレストランブランドに自宅での食事とストリーミング TV について知らせるのに役立つインサイト

テレビを観る男性と女性

2022 年 8 月 16 日 | 投稿者: Theresa Yerger、シニアコンテンツマーケティングマネージャー、ホスピタリティ

レストランの消費者支出が歴史的なレベルに達しているのと同時に、クイックサービスレストラン(QSR)業界はデジタル進化のただ中にあります。1 米国農務省経済調査局によると、外食(レストランでの食事)指数は昨年比で 6.8% 上昇していて、これは 1981 年 12 月以来、12 か月間で最大の増加でした。2 QSR ブランドは、セルフオーダーシステム、ロイヤルティアプリ、非接触型決済など新しいデジタル技術を採用してこの支出を確保しながら、新しい世代の利用客を獲得し、競争の激しい市場でブランドロイヤルティを生み出すよう努めています。3

2020 年に QSR 業界は革新に素早く踏み出し、その結果、誰も予想できなかったほど急速に進歩しました。4 この 2 年でメディアの状況がより細分化するなか、QSR ブランドは、ストリーミング TV 広告を、業界にとって極めて重要な時期にブランドの差別化要因を伝えるチャネルとして検討してもよいと考えています。

オーディエンスのテレビ視聴習慣をよりよく理解するため、Amazon Ads は Kantar と共同で、Amazon の購入者であり、QSR またはカジュアルダイニングレストラン(CDR)を月 1 回以上利用すると回答した 1,244 人の成人消費者を調査しました。このオーディエンスの構成は少し女性に偏っています(女性 56% に対して男性 44%)。調査結果によると、このオーディエンスの 71% はミレニアル世代または X 世代であり、29% はベビーブーマー世代または成人の Z 世代(18 歳以上)です。5

Amazon Ads のカジュアルダイニングのオーディエンス調査から得られた 3 つのポイント

1.QSR/CDR のお客様はコンテンツを積極的にストリーミングしており、他のユーザーと一緒に視聴する可能性が高い

Amazon Ads と Kantar の調査によると、月 1 回以上 QSR レストランを利用する Amazon の購入者の 10 人に 9 人近く(87%)がストリーミング TV を視聴しており、その多くが広告対応コンテンツを視聴しています。これらの消費者のうち 86% が、FreeveeTwitch などの広告対応のストリーミングサービスにアクセスしています。大半はテレビでコンテンツを視聴したいと思っていますが(65%)、35% はモバイル画面で視聴しています。このオーディエンスの間では共視聴も一般的で、10 人に 7 人がテレビやビデオのコンテンツを主に他の人と一緒に視聴すると回答しています。6

2.テイクアウトの注文は帰宅途中やテレビ視聴中

調査の回答者は、テイクアウトの注文を帰宅途中に直接(38%)、またはデジタル方式(35%)でする可能性が高いと回答しています。回答者は食事をしながらコンテンツを視聴したいと答え、34% はテレビの視聴を開始する前に注文し、28% はテレビを視聴しながら注文しています。特に注目すべき点は、このオーディエンスの 79% が週 1 回以上 QSR/CDR 店舗で注文するか、ASR/CDR 店舗を利用していることです。よく注文するのは、ピザ、ハンバーガー、フライドチキンまたは手羽先フライです。7

アンケート

調査回答者の 79% が、週 1 回以上 QSR/CDR で注文するか、QSR/CDR を利用すると回答8

3.QSR/CDR のお客様は、Amazon のチャネル全体でエンゲージメントが高いことが多い

調査回答者の 10 人に 6 人以上が、Fire TV、Fire タブレット、Echo、Kindle などの Amazon デバイスを少なくとも 1 つ所有していると答えました。半数以上が、Prime Video、Freevee、Twitch などの Amazon ビデオサービスを少なくとも 1 つ視聴しています。調査回答者は、Amazon の広告対応環境が広告想起の主な要因であると答えました。Amazon の広告対応メディアで見聞きした広告の方が、ソーシャルメディアやテレビで見聞きしたものよりも覚えている傾向が高かったのです。Amazon の広告対応メディアで想起した広告は、ソーシャルメディアやテレビのみで想起した広告よりも、関連性が高く、説得力があり、役立つと感じていました。9

今、QSR/CDR ブランドが利用客を獲得するには

テレビ番組も TV ディナーも形態が変化しているとはいえ、オーディエンスは今でも一緒に番組を視聴しながら食事をするのが好きです。現代の TV ディナーはデジタルが基本になっていて、消費者はコンテンツをストリーミングし、食事をスマートフォンで注文することを好みます。今日の消費者はさまざまなタッチポイントでつながっている傾向が強いため、QSR/CDR ブランドはストリーミング TV に根ざしたマルチチャネル戦略を検討してもよいと考えています。

コネクテッド TV(CTV)OTT マーケティングの詳細をご覧ください。

1 全米レストラン協会、「2022 年レストラン業界の現状報告」、2022 年 1 月
2 米国労働統計局、「外食指数」、2022 年 3 月
3~4 EHL Insights、「2022 年に注目すべき 7 つのレストラン技術トレンド」、2022 年 1 月
5~9 出典: Kantar US Amazon Audience Streaming Survey(2021 年 12 月)