Prime VideoとNBA、2025年から11年間にわたる画期的なグローバルメディア権利契約を発表

2024年7月25日 | 投稿者:Matt Miller、シニアコピーライター

NBA

Amazon Prime VideoとNBAは、2025-26 シーズンから11年間のメディア権利契約を発表しました。画期的な契約により、Prime VideoはNBAのレギュラーシーズン66試合を全世界で独占放映することとなりました。これには、開幕週のダブルヘッダー、新たなブラックフライデーNBAゲーム、Emirates NBAカップのノックアウトラウンドからの全試合(インシーズントーナメントの準決勝と決勝を含む)が含まれます。

また、Prime Videoは、契約期間11年間のうち6年間にわたり、ポストシーズンのSoFi NBAプレイイントーナメント、ファーストラウンドとセカンドラウンドのプレーオフゲーム、カンファレンスファイナルの全試合の独占放映権も獲得しました。Prime Videoは試合パッケージを米国内および米国外で配信します。メキシコ、ブラジル、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、英国、アイルランドなどの一部の地域では試合パッケージが拡大されます。この拡大パッケージには、毎年年間20以上のゴールデンタイムのレギュラーシーズンの試合、毎年のカンファレンスファイナルシリーズ、そして11年間のうち6年間のNBAファイナルが含まれます。

この契約の一環として、Prime VideoチャンネルはNBA League Passの戦略的パートナー兼サードパーティグローバルチャンネルストアとなります。NBA League Pass は、米国内外で試合を中継およびオンデマンドでストリーミング配信するNBAのサブスクリプションサービスです。

NBAコミッショナーのAdam Silver氏は、「Amazonとの契約によって実現するデジタルでの拡大のチャンスは、NBA への世界的な関心に完全に対応しています」と語りました。「Prime Videoの膨大な登録視聴者ベースによって、NBAが新しく革新的な手法でファンにリーチできる能力が大きく向上するでしょう」

Prime Videoは、全米女子バスケットボール協会(WNBA)との間で締結された2026年から11年間の権利契約も発表しました。この契約により、WNBAレギュラーシーズンの試合のうちシーズンあたり30試合をPrime Videoが世界中で独占ストリーミング配信します。これには、Coinbaseが主催するWNBA Commissioner’s Cupのチャンピオンシップゲームが含まれます。

この契約により、Prime VideoはWNBAポストシーズンの試合の初の独占放映を行うことになります。これには、毎年1回のファーストラウンドシリーズと、11年間の契約期間にわたって7回のセミファイナルシリーズと3回のWNBAファイナルが含まれます。

Prime VideoとAmazon MGMスタジオの責任者であるMike Hopkinsは「NBAとWNBAの試合の放映権獲得は、Prime Videoチームが過去6年間に築き上げてきた堅調なスポーツビジネスの新たな礎となるでしょう」と述べています。「スポーツサービスは、Prime Videoのオリジナルの映画や番組、パートナーのストリーミングサービス、ライセンスコンテンツ、レンタル・購入との組み合わせによって、Prime Videoが、お客様が動画に求めるあらゆるサービスを提供する真のワンストップショップへと進化するための大きな原動力となります」

Prime Videoのスポーツ担当グローバル責任者であるJay Marineは「NBAの初の独占ストリーミングパートナーとなり、世界中のAmazonプライム会員に、世界で最もエキサイティングで人気のあるスポーツを配信できることを嬉しく思います。レギュラーシーズンの66試合、NBAカップ、プレイイントーナメント、毎年20以上のプレーオフ試合、NBA League Passなど、世界中のバスケットボールファンが試合を観戦できる方法を広げます」と説明します。「当社は過去数年間にわたって、最高のスポーツをPrime Videoで配信し、視聴体験を革新し続けていくために尽力してきました。NFL、UEFAチャンピオンズリーグ、NASCAR、NHL、WNBA、NWSL、ウィンブルドンなどを有するスポーツラインナップにNBAが加わることを嬉しく思います。NBAと提携できたことに感謝しています。2025年のシーズンスタートが楽しみです」

Prime Videoは過去3年間で世界中のスポーツ中継配信におけるリーダーへと急速に成長しました。2024年と2025年には、NFL、WNBA、NASCAR、NWSL(米国)、NHL(カナダ)、UEFAチャンピオンズリーグサッカー(英国、ドイツ、イタリア)、プレミアリーグサッカー(英国、スウェーデン)、全仏オープンテニス(フランス)、ウィンブルドン(ドイツ、オーストリア)など、人気の高いラインナップをお届けします。

スポーツ中継ではまた、ストリーミングTV広告を通じてPrime Videoの数百万人もの視聴者とつながる機会をブランドに提供してきました。5月に始めて開催されたアップフロントのプレゼンテーションでAmazonは、Prime Videoを中心としたプレミアムコンテンツの配信規模を強調しました。Prime Videoでは、映画、番組、スポーツなどで広告掲載による月間平均リーチ数が世界中で2億人に達しました。

Amazon Adsのグローバル広告営業担当副社長であるAlan Mossは「Prime Videoで増え続けるスポーツ中継コンテンツのポートフォリオにNBAが加わり、またWNBAとのパートナーシップを拡大できることを嬉しく思います」と述べています。「過去2シーズンにわたって(Prime Videoが)TNFを独占配信してきた結果、当社のお客様はPrime Videoで何百万人ものファンにリーチすることができ、大きな成功を収めてきました。何十億ものファーストパーティインサイト、イノベーション、強力なアドテックソリューションによって、ブランドが熱烈な視聴者とつながることができるように、スポーツ生中継サービスを引き続き拡大できることを嬉しく思います」

ブランドはPrime Videoでのスポーツ中継を通じて、若く裕福で熱心なストリーミングオーディエンスとつながることができます。たとえば、Prime Videoでの2023年のTNFのオーディエンスは、NFLのリニアオーディエンスよりも平均7歳若く、世帯年収の中央値が高い層でした。Prime VideoでのTNF視聴者の1試合あたり平均視聴時間は82分で、これはNFLのリニア視聴者よりも6%長い時間です。Nielsenの調査によると、TNFの2023年シーズンは、前シーズンと比較して総視聴者数で24%の増加を記録し(958万人から1,186万人に増加)、総視聴者数は13週間連続で前年比(YoY)で2桁増加しました。また、2シーズン連続で、リーチの難しい18〜34歳の層(デモグラフィック)で2桁増加しました。

Amazon Adsは、強力なアドテックツールを提供しています。これにより、Prime Video広告キャンペーンの計画段階からアクティベーション段階に至るまでとその後において広告効果を高めることが容易になります。Amazon Adsテクノロジーすべては、Fire TVでのディスプレイ広告オンライン動画広告、Twitchなどのソリューションにより、ブランドがPrime Videoだけにとどまらないフルファネル戦略を活性化できるよう支援します。

TNFのNBAレギュラーシーズンの配信は、2025-26シーズンの開始時に開幕週のダブルヘッダーから始まり、金曜夜の試合、一部の土曜午後の試合、および木曜夜のダブルヘッダーが配信されます。木曜夜のダブルヘッダーは、Prime VideoのThursday Night Footballのスケジュール終了後、2026年1月から始まります。Prime VideoはNBAの試合前、試合後、ハーフタイムのショーも生中継でお届けします。出演者と演目に関する詳細は後日発表の予定です。Prime Videoはまた、NBAサマーリーグの全試合の半数と、WNBAおよびNBA Gリーグのレギュラーシーズンとポストシーズンの試合のパッケージもストリーミング配信します。

米国外での試合中継パッケージの放映権は、中国地域、ポーランド、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダを除く世界全域に及んでおり、カナダでの放映権はNBAの2026-27シーズンから始まります。