Amazon Adsがもたらす書籍の新たな広告機会と、著者様への影響

1.Kindle Direct Publishingを通じてのみ本を出版している場合

すべての書籍をKindle Direct Publishing（KDP）で自費出版している場合は、広告の展開方法について今回の変更による大きな影響はありません。Amazon Adsの広告コンソールから通常どおり広告を作成できます。ただし、Amazon著者セントラルで書籍を申請する必要があります。これにより、Amazon Adsがブランドを識別し、対象であればスポンサーブランド広告キャンペーンを作成できるようになります。著者向けスポンサーブランド広告の詳細については、Amazon Adsのヘルプページをご覧ください。

著者セントラルで書籍を申請するには、既存のKDPの認証情報を使用してサインインし、「書籍」タブをクリックしてください（更新内容が広告アカウントに反映されるまでに最長で48時間かかる場合があります）。広告にどの本を選べばいいかわからない場合 Amazon Adsの最新オンラインセミナーで、Amazon Adsを最大限に活用する方法を詳しく学ぶことができます。

2.KDPを通じて本を出版し、共著本やアンソロジーの著者である場合

ここからが、大きな変更点となります。KDPで出版した書籍の広告を実施する場合は、いつもと同じプロセスを行います。ただし、共著本やアンソロジーの著者で、発行者でなかった場合にも、Amazonストアで本の広告を展開できるようになりました。

著者セントラルで書籍を申請していない場合は、申請が必要となります。書籍のキャンペーンは、その書籍の申請が完了してから作成可能となります。

共著本の多い私自身も、この新機能により、こうした本を宣伝する際の作業がはるかに容易になっています。ある広告キャンペーンが成功し、何千人もの潜在読者を獲得できたのは、複数著者のアンソロジーによるものでした。詳しくは、Amazon Adsのウェブサイトで取り上げられた最近の事例をご覧ください。

3.本を書いたことがあるが、出版しなかった場合

一番大きな変更点は、KDPで出版されていない本をお持ちの著者様の場合です。執筆した書籍をAmazon著者セントラルで申請することで、Amazon Adsで書籍を宣伝できるようになりました。

つまり、10年前に本を出版した場合でも、今後の発売に向けて予約注文を受けている場合でも、Amazon Adsで広告を掲載できます。

Amazon著者セントラルのアカウントにアクセスし、「レポート+マーケティング」から「Amazon Ads」ボタンをクリックすると、最初のキャンペーンを設定できます。

Amazon Adsサイトには、こちらの入門ガイドをはじめ、多数のトレーニング資料があります。

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ご精読ありがとうございました。本記事がお役に立てれば幸いです。多くの新しいオーディエンスが皆様の作品を発見し、皆様とつながる機会になりますよう願っています。