スポンサーディスプレイ広告でプライムデーとホリデーシーズンの戦略を強化する
2020年10月2日
Raja Ghanta
シニアプロダクトマネージャー
プライムデーとホリデーシーズンは、毎年恒例のショッピングシーズンであり、2020年は第4四半期がその繁忙期に当たります。2019年には、米国において史上最多数のAmazonプライム会員がプライムデーにショッピングを行い、全世界ではイベント期間中にプライム会員より1億7,500万点以上の商品の注文がありました1。2019年のホリデーシーズンには、世界中で何十億もの商品が注文され、独立サードパーティの出品者(主に中小企業)にとって記録的なホリデーシーズンとなりました。全世界のユニット売上は、前年比で2桁増加しています。2
スポンサーディスプレイ広告なら、トラフィックおよび売上が増加するこの時期に向けて、準備を整えるのに役立つ可能性があります。新規のお客様にリーチして、Amazon Adsでの既存の取り組みを強化し、お客様が最初に思い浮かべるのが広告主様の商品となる可能性のある戦略を活用してください。
スポンサーディスプレイ広告とは?
スポンサーディスプレイ広告は、セルフサービスのディスプレイマーケティングソリューションです。お客様が時間を過ごすあらゆる場所で広告掲載枠を使用して、購入過程で購入者にはたらきかけることで、Amazonでのブランド拡大をサポートします。最低支出額はなく、わずか数回のクリックでキャンペーンを作成できます。キャンペーンは「リテール対応」で、プロモーションやセールによって商品がすぐに売り切れた場合はキャンペーンを一時停止します。
また今年は、プライムデー、ブラックフライデー、サイバーマンデーなど、大きな影響を及ぼす期間中でも最適化した入札額の維持に役立つよう、リマーケティング戦略の入札を改善しました。
第4四半期のキャンペーンで活用すべき2つのスポンサーディスプレイ広告ターゲティング戦略
次の戦略は、繁忙期となる第4四半期に、新規のお客様にリーチして、ブランドの認知度を向上させ、オーディエンスに再度はたらきかけるうえで役立つ可能性があります。
- 商品ターゲティング: 類似または補完関係にある商品やカテゴリーを検討しているオーディエンスへの検討を構築します。
- 閲覧数(米国のみ): お客様が時間を過ごすあらゆる場所で表示されて商品詳細ページに戻るリマーケティング掲載枠で、コンバージョンと検討を促進します。この戦略により、自社の商品詳細ページや類似商品の詳細ページを閲覧した、購入意欲の高いオーディエンスにリーチできます。
たとえば、野球用品を販売しているとしましょう。商品ターゲティングを使用すると、露出度の高いアバブザフォールドの掲載枠に表示される可能性のある広告で、他のスポーツ用品の商品詳細ページを閲覧しているオーディエンスや運動用アパレルなどの補完商品をチェックしているオーディエンスに検討を促すことができる場合があります。また、閲覧リマーケティングを使用して、お客様が時間を過ごすあらゆる場所に表示される掲載枠で、以前に自社の商品詳細ページを閲覧したオーディエンスに再度はたらきかけることができるかもしれません。
スポンサーディスプレイ広告を使用して、第4四半期にAmazonでのビジネスを成長させるのに役立つ4つの方法
キャンペーンに広告対象ASINを追加する
第4四半期は、企業がお客さまにセールや割引を提供する重要な時期です。スポンサーディスプレイ広告なら、これらのプロモーションをオーディエンスに効果的にアピールできます。スポンサーディスプレイ広告では、出品商品がおすすめ商品でない場合や、在庫切れになった場合、キャンペーンを一時停止して、広告費が無駄にならないようにします。プロモーションを実施するたびに、スポンサーディスプレイ広告の自動セールと割引のバッジによって、広告のCTRが最大42%増加する可能性があります3。さらに、今年はプライムデーの取り組みを最大限に活用できるように、プライムデーのセールのバッジにも対応します。

スポンサーディスプレイ広告とスポンサープロダクト広告およびスポンサーブランド広告を併用する
成果を向上させるには、スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告など、他のスポンサー広告キャンペーンとスポンサーディスプレイ広告を併用しましょう。Amazonでは4か月間にわたり、150件以上の広告キャンペーンを見直しました。これらのキャンペーンでは、スポンサーディスプレイ広告の戦略と組み合わせて、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告を利用した認知度、検討、コンバージョンを含む複数の目標に対する戦略が採用されていました。1)複数のターゲティング戦略を追加して、カスタマージャーニーのさまざまな段階で購入者にリーチしている広告主様と、2)スポンサーディスプレイ広告キャンペーンをスポンサープロダクト広告またはスポンサーブランド広告と組み合わせている広告主様は、キャンペーンにスポンサーディスプレイ広告のターゲティング戦略を1つしか追加していない広告主様と比べて、売上が3.2%増加し、広告費用対効果(ROAS)が3.8倍になったことがわかりました。4
商品ターゲティングで検討を促進する
スポンサーディスプレイ広告は、商品詳細ページの露出度の高いアバブザフォールドの掲載枠に表示されます。カテゴリー内の他の商品をターゲットに設定することで、新規のお客様にリーチするのに役立ちます。また、独自の商品詳細ページをターゲットに設定して、販売している他の出品商品を購入者に紹介することもできます。スポーツ用品を例に挙げてみましょう。新規のお客さまに働きかけ、販売している野球バットを最初に思い浮かべてもらうため、野球用品カテゴリー内の類似商品のページをターゲットに設定したり、自社の商品ページをターゲットに設定して補完商品(野球ボールやグローブなど)を宣伝したりできます。

第4四半期中に、閲覧者ターゲティングでオーディエンスに再度はたらきかける(米国のみ)
さらなる販売機会を活用するために、イベント後もキャンペーンを掲載し続けましょう。プライムデーは第4四半期の初めに開催されるため、10月と11月の間は閲覧リマーケティングを使用して、ホリデーシーズンの早期購入者にキャンペーンを表示しましょう。同様に、ブラックフライデーとサイバーマンデーの後も掲載することで、ホリデーシーズン直前にギフトを探している購入者にリーチできます。
スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告をすでにお使いの場合、スポンサーディスプレイ広告を併用して、今年の商戦期のマーケティング活動をシンプルな方法で拡大するのに役立ちます。このソリューションを活用することで、セールを拡大して新規のお客様にリーチするのに役立て、Amazon Adsでの既存の取り組みを強化できます。また、お客様が自社商品をいつでも最初に思い浮かべるようにすることができます。
1Amazonプレスリリース、2019年7月
2Amazonプレスリリース、2019年12月
3Amazon Internal、2019年
4Amazon社内データ、米国、2019年