インド人消費者のリサーチ動向、およびAmazonの購入者の属性と関心

2021年12月1日

国内全域でインターネットの利用が普及するにつれて、インド人消費者のリサーチ行動は過去数年で進化しました。デジタルリサーチの導入は、インド国内でさまざまな町、年齢グループ、社会経済的グループに浸透しています。

Amazon AdsとKantarは、5,000人以上のインド人消費者を対象に、リサーチ動向を調査して、インドのインターネットユーザーとAmazonのお客様の関心と属性を理解しようと試みました。その回答により、オンライン上の情報が購入決定において重要な役割を果たしていることがわかりました。ショッピングジャーニーにおいてAmazonを利用した人々については、いくつかの異なる属性があります。

この記事では、主な調査結果に注目します。

1.オンラインでのリサーチは消費者のリサーチ過程で不可欠

Amazonの調査では、購入前のインド人消費者グループにとって、オンラインのタッチポイントがオフラインのタッチポイントと同様に重要であることがわかりました。回答者の53%は、オンラインのタッチポイントが購入において積極的な役割を果たすと述べています。これらの消費者は、過去6か月間にリサーチの目的で、平均して2.5件のウェブサイトにアクセスしています。さらに、このようなオンラインのリサーチ動向は、特定の年齢グループ、町の階級、社会経済的グループに固有のものではありません。

2.さまざまなオーディエンスやカテゴリーで、Amazonは商品の調査やリサーチの際に人気のウェブサイト

Amazonは、インドの購入者にとって、商品を見つける際に人気のウェブサイトとして浮上しています。今回の調査では、調査対象のオンラインでリサーチする人の約73%が、商品について学ぶ目的でAmazonにアクセスしていることがわかりました。Amazonが商品について学ぶ場として利用される傾向は、さまざまなオーディエンス(年齢グループ、性別、市、社会経済的グループ)とカテゴリー(電子機器、家電、携帯電話、アパレル、パーソナルケア、食料品)で見られます。

3.Amazonの購入者の属性や関心は多様化

すべての調査回答者において、Amazonでのショッピングの傾向が見られますが、Amazonを利用して商品について学ぶ消費者には、インドの平均的なインターネットユーザーと比較して異なる属性があります。Amazonの購入者は、平均的なインターネットオーディエンスと比較して、若年層の成人で、教育を受けた、高収入のビジネスパーソンです。また、さまざまなライフスタイルの嗜好を示す傾向があり、健康とウェルネス(ダイエット志向、運動好き)、旅行とレジャー(海外旅行者、国内旅行者、週末旅行者)、トレンドの発信(積極的に新商品を取り入れる人、最新ファッションに敏感な人)への嗜好が高いと報告されています。

4.Amazonの購入者に人気のプレミアムカテゴリーとブランド

今回の調査では、Amazonの購入者は、インドの平均的なインターネットユーザーよりも多くのカテゴリーで買い物をする傾向があることがわかりました。また、スマートテレビ、ダブルドア冷蔵庫、食洗機、スマートウェアラブル端末、クレジットカード、四輪車など、自分の判断で使える高級品を所有する傾向があります。回答者のうち、Amazonの購入者は、さまざまなカテゴリー(プレミアムスマートフォン、スポーツウェア、アパレル、サングラス、腕時計など)のプレミアム/ラグジュアリーブランドをより多く所有していました。

調査の詳細については、以下のインフォグラフィックをご覧ください。

 インフォグラフィックの複数のグラフで表示された調査結果

参照元

AmazonおよびKantarによる調査、5,186人の参加者を対象とした自主調査、2021年4月